コロナ明け
友人は2019年12月にプロポーズされた。3年付き合ったクリスマスに。前年にデートで行ったディズニーでお気に入りのダッフィぬいぐるみを彼は買ってくれていて、ディナーから部屋へ戻ったらぬいぐるみと彼の分は記入された婚姻届が置いてあって。もうそれはベタ中のベタなシチュエーションだけど、友人は感動して号泣と言っていた。感動しすぎて覚えてなくて、もう1度彼にプロポーズを言ってもらったのは素直で可愛すぎる友人らしいエピソードだと思う。今思い出しても泣ける(私が)。
そんな幸せ真っ只中の彼女たちはコロナによって会えない日々が続いた。そんな今日、ようやく3ヶ月振りにデートだと報告を受けてまたもや感動している。(私が)婚約指輪に刻印してもらうしか予定がない、と彼女は言っていたが、会えること自体が目的になるなんて誰が想像しただろうか。会えない期間を強いられることで会えることの喜びや対面の価値が上がったのではないかと思う。コロナ期間中は、会えることの貴重さを実感すると同時に、誰と会いたいかを厳選する時間にもなった。自粛明けの今、誰を思い浮かべて、誰に会いたいと感じるのだろう。自粛中に会えない恋人たちの話を聞いて考える機会になった。
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