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那須高原ロングライド2024エンジョイ60

自転車イベントに出た

7月に那須高原ロングライド2024という自転車のイベントに参加しました。とても楽しかった!!
初めてこういうイベントに参加したけど、またなにか出てみたいな。

自転車イベントってなに

自転車の催しって順位や速さを競うレースだけじゃなくて、みんなで目標のコースを楽しく走り切ろうというイベントみたいなものもたくさんある。
私が参加したのは楽しく走り切ろうのイベント!
10kmとか20kmとかごとに休憩場所(エイドステーションという。近隣の公園とか小学校とかで開かれる)があって、運営の人たちが飲み物とか食べ物をくれる。
走って休んでおいしいもの食べてまた走って、なんか楽しそうじゃん!
私が参加したのも「エンジョイ60」という名前で、まさに楽しく60km走ろうねというコース(ちなみにチャレンジ70とかヒルクライム100とかもあった。すごいね)。

イベント当日のエイドステーションの様子です。真ん中の黄色ショートパンツが私。

参加のきっかけ

そもそも参加したのは夫に誘われたから。
夫が「父(私にとっての義父)と参加しようと思っている、一緒にどう?」と。
私は60kmも自転車で走ったことないし体力的にも不安だしと最初は渋ったけど、まあ35kmくらいなら走ったことあるし、休憩しながらならなんとか大丈夫じゃない!?と参加を決意。
コース名もエンジョイとか言ってるし、コース説明にも「長い上りのない」「走りやすい」「初・中級者向き」と書いてあるし。
でも、ちょっと、ほんと、なめてましたね………………。

イベントに誘ってくれた。
とてもかわいい。タフ。
スラっとした見た目からはとても考えられないくらい体力があり、自転車で200km走ってみたり、一緒に北アルプスの山に登ったときはへばった私のザックを背負ってくれたりした(全道程じゃないよ!限界のときね!)。
自分のザックも持ってるから、ザック2人分です。泊まり装備込みのザックって何キロあるのかな。量れば良かった。
それを余裕綽々な顔でこなしているんです。すごいよね。
でもいつも上をめざしているので、他人の「自転車で2000km走った」みたいな人の記事を見ては「オレはまだまだだ」と言ったりする。恐怖。あんたは十分すごいですよ。

義父

よく喋る。面白い。優しい。何でも知っている。
義理の両親は素晴らしい人たちで、たまに会うといつもかわいがってくれる。感謝しかない。
(この「かわいがってくれる」って蝶よ花よと甘やかしてくれるということではないんですよ、自然体ですんなり仲間に入れてくれるというか、そういう感じがすごくありがたい)

スタート〜30kmくらいまでのこと

すごーーーーーーく暑い日だった。
持っているなかで一番効く日焼け止め(絶対焼かないALLIE)を塗り、サングラスもかけて、アームカバーもつけ、万全の態勢で臨みました。
前日あまり寝ていない割には体調も良い気がして、うきうきで出発。
田んぼや山々が美しい那須高原の道をひたすら走るのは気分が良かった。

いい天気!暑そう!

エイドステーションがあるから食料や水分も必要最低限で良く、荷物が少なくて済むのが嬉しかった!(どっちにしろお金とかハンカチとか細かい荷物は全部夫が持ってくれたんだけど)
登山だと日帰りでも飲み物だけで最低1.5~2リットルくらい持ちたいもんね。
荷物があるかないかって運動するうえでかなり大きいよね……。
(ちなみにこのとき普段より体重が重かった。減点。体も荷物だから軽いほうが有利だと思います!)
本当に走りやすい道だったし、ぐんぐん進んで幸先の良いスタートだった。
最初のエイドステーションに到着したときは嬉しさ半分、「あれ、もう?」という拍子抜け感半分。
暑いのが大変だけど順調に進んでいて、この調子で走り切れそうだなーと思った。

エイドステーションのこと

エイドステーションは本当に素晴らしかった。
私たちのコースのエイドは全部で4回(コースによってエイドの数や場所は変わる)。
そのどれもが最高で救われた。
炎天下の中、汗だくになりながら長距離を走ってきて、たどり着いたオアシスでいただく補給食。最高。ありがとう。
ご当地お菓子や地元の野菜などあり、那須のファンになりました。大好き。
毎回水やスポーツドリンクを配ってくれて、さらに参加者のボトルにも補給してくれる。ありがとうございます。
まだボトルに水残ってるから補給しなくていいやと思ったタイミングもあったんだけど、運営の人が「冷たい水と入れ替えますか?」と声をかけてくれて嬉しかった。優しさ。泣けてくるよ。

軽食や水分がメインだけど、お昼の時間に到達したところではカレーも配っていた!

どれも最高のおもてなしだったけど、特に印象に残ったものを紹介します。

・うなぎり
最初のエイドで食べた「うなぎり」。うなぎがごろっと乗ったおにぎりです。
もらう前はあんまり期待してなかったんだけど(こういうのって硬くて臭いうなぎが入っているんでしょ?と思っていた)、一口食べてみて感動。おいしすぎる。
やわらかいうなぎに甘いたれ、汗をかいた&疲れた体に染み渡るんですね……。

・御用邸の月
黄色くて甘いふわふわの生地の中にカスタードが包まれているお菓子。もちろんおいしい。

うなぎりと御用邸の月(とワッフル)

・きゅうり
2回あった。1回目はぬか漬け?浅漬け?なんか忘れたけどお漬物。
2回目は生のきゅうりに味噌が添えられていた!!!!! 味噌って大好き。これは最高すぎておかわりしに行った。

・いなりずし
2回目のきゅうりと一緒に紙コップに入ってた。
紙コップに入ったいなりずし見たことなくて、意外性が面白くて良かった!
じゅわっと甘いお寿司、これも染み渡りましたね……。
使ったカロリーを米と甘みで補い、疲れを酢で回復させ、汗で失った塩分まで補給できる!!
全部良かったけどこれが一番良かったかも(一番最後の疲れたタイミングで食べたのもある)。

いなり寿司・きゅうり・味噌の最高紙コップ

30kmくらい~終盤のこと

前半は元気いっぱい走っていたけれど、後半はアップダウンが激しい山道の繰り返しでなかなか苦しい時間が続いた。
それでも何とか頑張ってペダルを回していたけれど、
終盤は自転車を降りて歩いたり(!)道端に座り込んだり(!?)してもう無理かと思った。

後方からの応援ありがとうございます

道中何か所かカメラマンが待機しているスポットがあり、後日ゼッケン番号で検索して自分が写っている写真を購入できる。
カメラマンの皆さん猛暑の中お疲れさまでした。

自分の疲れ具合を振り返るとちょっと面白い。

・坂道を走る私の背中を夫に押してもらう(夫も同じ坂道を走っているはずなのだが……)
・坂道を走る私の背中を夫が押してくれるが、それでも登るのが嫌すぎて背中を丸めてすり抜ける
・激しい坂道に心が折れて自転車を降りて歩く
・その自転車を義父に持ってもらう(義父も自分の自転車があるので二台を押して歩いている)
・3人で休憩して「さあ出発するぞ」という雰囲気の時に出発したくなくて木陰に隠れる

疲れると性格出るよね。私はキッズになりますね。子どもっぽい性格なのよ。大人になりたいね。

ゴールまでのこと

アップダウンの激しい山道は結構長く続いたんだけど、エイドのいなり寿司セットや夫と義父のサポートもあり無事ゴール前数キロの市街地っぽい道に到着。
その後おやつ・飲み物休憩を挟みながら最後は自力で走りました。
ゴールが見えたときは嬉しすぎて涙目だった。
「3人で並んでゴールしたい!!」と言って2人に両脇に並んでもらってゴール。
へとへとだったけど完走(?)できてよかったね!

う゛れ゛し゛い゛
デジタル完走証だ!

感想

頑張った! 楽しかった!
想定より大変だったけど、全体としては満足度の高い楽しいイベントでした。

今回の反省点は、当日に向けてのトレーニングが足りなかったことと、下調べが不十分だったこと。
どっちも全くしてなかったわけじゃないんだけどね。
次回イベントに出るときはもっと鍛えて頑張ります!

優しい同行者がいなければ絶対に叶わないゴールだった。
本当にありがとうございました。スペシャルサンクス。

もう夕方の光だね

ついでに日焼け止めの話

顔や首は日焼け止め(絶対焼かないALLIE)のおかげでほぼ焼けなかった。
ほかのところは焼けないように服で覆っていたんだけど、足首まであるぴたぴたパンツと靴下の間に少しだけ隙間があったんですね。
スタート前に気づいたから車にあった安い日焼け止めを塗ったんだけど、その隙間だけ真っ黒に焼けた!
炎天下のなか何時間も運動してあんなに汗だくで日焼け止めも流れるだろうし、強い日差しの中で日焼けするのは仕方ないよね。
でも顔はほとんど焼けてないのすごいよね(少しは焼けたかな? でも許容範囲)!?
絶対焼かないALLIEのすごさ思い知った。ALLIEありがとう。これからも頼りにしてます。

おまけ

車に到着して夫と義父が自転車の積み込みをしてくれているとき、疲労が限界を迎えた私は地面に座り込んで屍になっていた……。

ぴたぴたパンツと靴下のわずかな隙間も見てほしい

読んでくれてありがとうございました。またね。

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