コンチキツアー 1-6 ツアーソングと自己紹介
ずっと参加したかった、英語を使った国際ツアー「コンチキツアー」での思い出です。
旅にまつわる音楽を聞きながら、記事をお楽しみ下さい♪
毎朝出発時間が早い、コンチキツアー
アメリカ人のルームメイト・ジュリーに荷物運びを手伝ってもらい、朝食まで至れり尽くせり時間を計ってもらい、なんとかバスの出発時間に間に合った。
出発直前、息を切らしながらジュリーとバスの座席に座る。
「間に合った〜!Rinaの大きなスーツケースも、バスに入ったね!」
ジュリーは同い年なのにどこまでも面倒見がよく、本当に素晴らしいルームメイトが与えられたものだ。
毎朝バスでかかる「ツアーソング」
「これから毎朝バスが出発する時、いつも流れる、ツアーのテーマソングだよ!」
ガイドのルーカスが選んでくれた勢いのあるポップソングが、私達の目をますます覚ませてくれた。
「さっ!みんなで楽しく歌を歌った後は、ツアーの参加者全員に、自己紹介をしてもらうよ!」
母国語でも自己紹介はドキドキしがちだが、英語で改まって、何を言おう。
全員、英語で自己紹介
ジュリーがワッとツアーの皆を沸かせた後、私の番になった。
「なんでも話してみて、Rina!」
「頑張れ、Rina!」
今朝の朝食でも、昨夜からの復活で歓声を浴びたが、今回もびっくりする程、温かい空気が流れている。
大人のケーキを食べてしまったことで迷惑をかけただろうに、返ってそれが距離を縮めていたようで、助かった。
ツアーメイト達に励まされ、いざ自己紹介
「日本出身で、ウィーンに留学している、Rinaです。コンチキツアーは高校生の頃から行きたくて、こうして夢が叶ってすごく喜んでいます」
これを言っただけで、周りが歓声をあげてくれた。
心拍数は相変わらず上がっていたが、嬉しかった。
「英語は、みんなと話してると、まだまだ下手で理解していないことも多いけど、色々教えて下さい。そして……昨夜は助けてくれて、ありがとうございました」
素直な気持ちを伝えただけだったが、ツアーメイト達は最後の一言におおいに笑ってくれ、大歓声で拍手をしてくれた。
心の豊かな、温かい人達がなぜか集まるという、コンチキツアー。
それは、本当だった。
ジョークたっぷりに話すネイティブの自己紹介は、ジョークの内容がよくわからない時もあったが、表情を見ているだけでも楽しかった。
40人以上全員の、名前と顔を知れるチャンス
そしてここまであまり接点がなかった、コンチキツアーでは年齢が高めになる、アラサー(26~35歳)のツアーメイト達のことも、知ることが出来た。
オランダでいきなり、私にとっての大事件は起こったが、ツアー自体はまだまだ、始まったばかりだった。
「ちょっと上の世代の人達からも、色々学びたいなぁ。パパに言われた、合ハイにならない程度に……!」
「そんな言葉、日本ではあるの?反対に行こうよ、ハイキング!私も全員参加必須のパーティーとかで、彼らとも喋りたい」
ジュリーと小さい声で話していると、同じように英語が母国語ではない、ツアーメイトの自己紹介だ。
温かく盛り上げ上手な、ツアーメイト達
ブラジル人達もメキシコ人達も同じように緊張しているのが、とてもよく分かった。
でも、母国語ではない私達にこそ、ツアーメイトはたくさんの歓声や優しいかけ声で、エールを送ってくれた。
私も英語でエールを送る余裕はなかったものの、たくさんの歓声を送った。
楽しい自己紹介でバスが熱気に溢れている内に、私達は次の国、ドイツに入国していたようだった。
英語カラオケや英語プレゼンに活かそう
もしコンチキツアーに参加される場合は、毎朝ツアーソングが聞けて、どこかのタイミングで必ず、自己紹介もすることになる。
ツアーソングはこの際、カラオケで歌えるレベルにしておくと、海外でカラオケをする時も英語の歌はあるので、より旅での楽しみが増えるのでは、と思う。
そして自己紹介は、とりあえず伝えたいことを決めておき、単語だけでもそれだけは伝えるようにしたら、後はツアーメイトやツアーガイドのフォローや掛け声、歓声で力が抜けて来る。彼らの励ましを喜んで受け入れ、自己紹介も楽しんで頂きたい。
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