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ハーフマラソンに参加して再認識した「価値ある目標」

12月8日、小野ハーフマラソンに挑戦しました!

驚くことに、今回の発案者は夫。半年前までは「ハーフマラソンは一生走らない」と言っていた彼が、自分自身の枠を超えるためのチャレンジとして走りたいと言い出しました。

私は彼を応援したい気持ちから、自分が走りたいわけではなかったのですが、二つ返事で参加を決めました。

過去のセルフマラソンとの違い

実は私は4年前「セルフハーフマラソン」に挑戦したことがあります。
コロナ禍に仲間と毎週チャレンジを共有していました。しかし、コロナでマラソン大会は中止となり、「大会がないんだったらセルフで走ろう」という流れになったのです。

そのときは10キロまでしか走った経験がなく、最後は走る気力がなく、ゴール直前には夫に一緒に歩いてもらいながらなんとか完走したことを覚えています。

なにより、セルフマラソンって本当に寂しい!
孤独との戦いで寂しく、何とかやり切った、という印象が強いセルフマラソンでした。

でも、今回の大会は全く違いました。
小野マラソンのコースはアップダウンが多くややハードなコースでしたが、とても走りやすかったのです。

理由は明確です!

・一緒に走る仲間がいることで、孤独感がなく励ましあえた!
・給水やトイレが整備されていて、どこでも安心感があった
・食べ物や差し入れもあり、ありがたく、嬉しかった
・表彰やプレゼントといったご褒美も用意されていた
・観客が応援してくれることで、リアルタイムのエネルギーをもらえた

なにより、観客の応援にどれだけ支えられたか…!
もちろん走っている人も大変ですが、応援している人は私が入っているときにたまたま応援してくれたわけではありません。
長い人で3時間はひたすら声を出して応援していることを想像すると、支えてくれる人たちがいるありがたさを全身で感じ、感謝の気持ちが溢れました。

ゴールはタイムではなく共に完走すること

レース中盤、夫が膝を痛めてしまいました。何度も「先に行っていいよ」と言われましたが、私は先には行かず最後まで一緒に走ることを選びました。確かに少し余力はありましたが、自分にとって今回は、タイムや記録は価値ある目標ではないと感じたのです。

昔は速く走ることにこだわり、小学生の頃はマラソン大会で2番ばかりで悔し泣きしていた私。しかし今は、誰かと共にゴールすることの方がより価値があり、大切にするようになりました。

ここ数年、チームで事業を進めていく体験を通して、自分ひとりで何かを達成することに対しては興味がなくなったのです。
チームで一緒にゴールを目指す約束し、長い道のりの中で共に困難も乗り越え、ゴールにたどり着いたときに一緒に見る景色ほど、美しいものはありません。

最終的に、制限時間の5分前に二人で同時にゴール!!!

心からの達成感を味わいました。

自分にとっての価値ある目標を知る

今回のマラソンを通じて、私は「どこに基準を設定するか」で見える景色が変わることを実感しました。フルマラソンを走るつもりで臨んだからこそ、ハーフマラソンはまだ通過地点だと思い、苦しさは半減しました。

そして、自分にとって価値ある目標を明確にすることで、タイムではなく共にゴールするという喜びを選択できたのだと思います。

仕事も同じです。ひとりだったら辞めてしまうことも、仲間がいるから一緒にゴールに向かって走るのを辞めたくない、と強く思えます。

自分の価値観が大きく変わったことを実感できた、とても意義のある出来事でした。

今回の経験を通じて、私は自分にとって何が本当に価値ある目標なのかを再認識することができました。

みなさんにも何か気づきになれば嬉しいです!

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