キャッチミーイフユーキャンを観劇した話
8月20日、30年以上生きてきて初めてミュージカルを観劇してきました。
観に行ったのは「キャッチミーイフユーキャン」。
かの有名な映画の日本版ミュージカルで、主演を務めるのはSnow Manの岩本照さんです。
おそらくこの2〜3年でデビューに伴いファンが爆増しているSnow Manですが、わたしもそのうちの1人です。
彼らに沼落ちしたのは2020年12月、コロナで1日おきの在宅勤務期間にあまりにもやることがなく、あまり使用したことのなかったyoutubeを見始めたときにたまたま出てきた彼らにあれよあれよという間にハマっていきました。
昨年制作開放ながら地元公演のチケットが当たり、初めて彼らを拝見できたときのドキドキは今でもハッキリと覚えています。
キャッチミーのチケットが当たった頃はコロナが終息に向かうのではないか、という空気すら漂っていた頃でした。
わたしはチケットが当たったという喜び、ようやく飛行機に乗ってどこかへ行けるドキドキ、東京の友達に声をかけてみようかなというワクワクで胸がいっぱいでした。
しかし蓋を開けてみたら倍増どころではない感染数。
どうしても舞台を観たいという気持ちが消えず、感染対策を万全にした上でひとりひっそりと東京へ向かうことにしました。
(こんな時期に旅行なんかして…と思う方も多いと思われます。気分を害する記事で申し訳ございません。)
初めて訪れた東京国際フォーラムC。席は2階の上手席でした。
想像よりも距離が近く感じ、全体がよく見渡せて良い席。まったく遠い感じがしなかったです。
※以下公演後の興奮と共にメモをした箇条書きを元にネタバレありの感想を書きます。
ネタバレ厳禁な方はここから先はお読みすることをお勧めしませんので、よろしくお願い致します。
1幕
●とにかく本当に表情が豊かすぎる、完全に少年のそれ、1秒ごとに変わるとは聞いていたけれどマジすぎて双眼鏡が手放せない、全体が見たい気持ちとコロコロ変わるお顔を見ていたいという気持ちに挟まれて死にそう
→全体通しての感想はまさにこれに尽きるかもしれません。様々な彼の表情を見れるという点ではコンサートに近い感覚がありました。
「詐欺師はアイドルに似ているものがある」といったような雰囲気のひかるのコメント、あながち間違っていませんでした。
●ニコニコのお顔はまじでエケチャン
→はい、エケチャンがいました。目がなくなるあの笑い方、姪っ子(2歳)とほぼ一緒です。
ということは、ひかるってもしかして、わたしの姪っ子…!?
●拗ねゅが好きだけど、舞台上の拗ねる顔はいつもと違う顔でびっくりした。完全にフランクすぎる
→フランクは10代の男の子なのできっと意識的に幼く見える表情をやっているんでしょうけど、役を纏うだけで普段の表情とこんなにと違って見えるのか、という純粋な驚きでした。
リアルタイムで楽しめる表情管理具合、すーごく楽しい。
●足の上げ方も曲によって少しずつ違うのすごい。あとパパとのシーンで階段数段飛ばしで駆け上がるところびびった、足長すぎるがゆえの跳躍力
→足が頭の上まであがるやつ、あれほんとすごいですね…マネして股関節痛めたことあるから尊敬です。
●歌、相当練習したんだろうなというのが感じられる、正直ゲネ見たときから不安だったけどいざ観たらメチャ声出てた
いい意味で凄うまの出演者の方に食らい付いているイメージ、振り落とされないための音域広げる努力をしたんだなという背景が見えてそれだけで泣けてくる
→生意気にもちょっと不安視していたのが歌だったんですけど(テレビで見たとき思いのほか声が出てない印象がありまして…)そんな心配なんのそのでした。
別アカのフォロワーさん曰く公演を重ねるごとに声が出ていっているらしいんですけど、きっと公演を重ねるごとにダメ出し、調整を繰り返しているんだろうなと思い勝手にグッとなってしまいました…歌舞伎のときのいわふかちゃんを思い出すな…
●激短スカートのラインを見てにやにやするフランクかわいい、少年のそれ
→ちゃんと10代のフランク坊やのお顔でした。
10代ならあんなスカートの丈見てまうよな、わかるよフランク、握手しようや
●クリスマスに電話してくるフランク、甘える場所がなくてどうしてもと縋った先がカールなのがいじらしくて泣けてくる、だってまだ10代のお子ちゃまなんだもんな…ママとパパが離婚したあとまた結ばれることを信じてやまないお子ちゃまなんだもんな…
両親からの愛情があれば彼がこうなることはなかったのかなと思うと辛い、そうでなくても生きていける人はいるけどフランクはそうじゃなかったもん。
→1幕で一番グッと胸が苦しくなったシーンでした。
自分にそんな経験がないからわかるよその気持ちとは言ってあげられないけれど、電話を握りしめるフランクの背中、泣いてたもんな…撫でてあげられる人がそばにいないのは悲しいしつらい
●生オケの迫力やばい、始まる直前ギリギリまでのチューニングが生々しくていい
→中学のころに金管をやっていたのでトランペットのピッチを確認する音を聴くだけで胸が高なりましたね。
オケが高い席にあると視覚でも楽しめるから楽しい!みんなぜひオケも見てください!
●吉田栄作さん、キュートおじ、カールの隙のある熱血漢ぷりが超サイコー、一緒に仕事したい
→今時の若子には嫌われるタイプのアツい男だったけどわたしは好きだったな〜、でも残業しすぎはNOですよ、カール
2幕
●血を見てあまりにもえづくフランク、大好物
→ここで思い出す生配信にてドリアンを嗅ぐ涙目のひかる…(恍惚)(最低)
●嘘を重ねるごとに苦くてしょっぱい顔が増えていく気がする
→これ気のせいだとはわかってるんだけど、「よく言われます」って言うたびに喉に何かがつかえたようなお顔してる感じがするんですよね
●ベッドシーン、思っていたより純で美しいシーンだった、キスシーンも自然で尊かった、手足の指の角度に「ひかる」が滲み出てるの良かった
ゆいはんとの体の構造があまりにも違いすぎて混乱した、キスシーンの頭から抱え込む感じがあまりにも「愛」すぎて変な声漏れた
→「岩本担衝撃に備えろ!」的なのたくさん見たからヒヤヒヤしていたけど個人的には全然大丈夫でした。むしろ尊くてずっと見ていたい感覚。
腰にかけてなめらかに細くなるあのシルエットをあんなじっくり見ていいのかわからなくなるほど見つめてしまった…そしてゆいはんの華奢さがひかると並ぶと顕著になるの、メッッッッチャ好(ハオ)
●カールとパパのシーン、結構胸にずしんと来るものがあった、パパよりもカールの方がフランクをブレずに見つめてあげられてるんだなと思った、パパのは肉親への愛も相まって焦点がずれている感覚
→これについてはもうこれ以上言うことが、ありませんね……
●映画よりもフランクとブレンダの愛情が強くてす〜〜ごい良かった、ブレンダパパの「彼を本当に愛しているなら正しい方を選びなさい」みたいなセリフ、誰にでも当てはまるなと思って胸が苦しくなった
→このパパのセリフ、自分が苦しいときにも思い出したいなと思った
●ブレンダのお家に挨拶に行くシーン、後ろのオケの指揮者さんがこっち向いてくれてるしペットのソロめちゃくちゃ良いからオケもぜひ見てもらいたい
→これ個人的にすごく楽しいシーンでした。指揮者の方、すごく素敵な笑顔なの。良いチームだなあ。
ここ、毎回そうなのかはわからないけれど、これからの方はぜひオケも見ていただけたら…
●嘘を付くときの目ん玉が揺れる感じ、すごいなと思った
→詐欺師としての気持ちがブレてたのを表しているかのようでした
●最後のGood bye、めちゃ×100歌ウマひかるで、舞台を自らの手で締め括るという意思が表れていて泣きそうになった、これが座長たるものなのかと…
→ロングトーンが叫び声に変わる一瞬、涙が出そうになりました。覚悟が決まったフランクの顔でした。
●フランクが自身をがんじがらめにし続けた嘘から解放された(逮捕された)ときの憑きものが取れて嬉しいですって笑顔のフランクこそが等身大の表情なのかなと…
彼が欲しかったのはお金でも名声でもなく「愛」だったんだな。お金でも名声でも買えないものが欲しくてたくさん遠回りしたんだね、フランク
→フランクにはカールがいてくれて良かったなと思いました。カールは間違いなく君のことを愛しているよ、安心してね、と声をかけてあげたい…
カテコ
●ダブルカテコでひとり出てきたひかる、最後は緞帳が降りるまで階段にちんまり座って両手でおてて振ってて可愛くて死ぬかと思った
→補足なし。我々が愛してやまないちいこひかるでした。以上。
他にも色々感じたことはありますがとりあえず今のアチアチな記憶で書ける範囲だけ書いてみました。
このnoteをつなげているTwitterアカウントはフォロワー0の壁打ちアカウントなので誰にも見られない可能性もありますが、キャッチミーを観に行かれる、又は行かれた方々に少しでも共有していただけたり、観劇が楽しみだなと思っていただけましたら幸いでございます。
2022.8.21