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さつまいもの美味しい食べ方

秋から冬にかけておいしいさつまいも。
料理にはもちろん、そのまま焼くだけでも甘い極上のスイーツです。さつまいもの栄養と長持ちする保存方法。人気の品種の特徴とおすすめ料理をご紹介します。

おうちでおいしい焼き芋が焼ける「焼き芋器」と甘い焼き芋の作り方のポイントもお教えします。

サツマイモの種類と3つのタイプ

サツマイモには味、色の違いなどたくさんの種類があります。わかりやすいのは食感の違いで調理方法や好みのものを選ぶと良いでしょう。鳴門金時、安納芋、紅あずまなど、人気の品種を3つの食感タイプに分けてご紹介します。

【ホクホク系】

  • 鳴門金時

  • 紅あずま

  • 紅さつま

昔ながらのホクホクとした食感、程よい甘さと安定のおいしさを誇る品種。焼き芋のほか、レモン煮、天ぷら、炊き込みの具にもぴったりです。

【しっとり系】

  • 高系14号

  • シルクスイート

滑らかでしっとりとした舌触りと、甘さの中にもさっぱりとした味わいの品種。お菓子や料理、どんな調理法にも向き、癖がなくいただけます。

【ねっとり系】

  • 紅はるか

  • 安納芋

ねっとり感と際立つ甘さが大人気の品種です。焼き芋、干し芋、スイートポテトなど、お菓子づくりにおすすめです。調理する際は60~70℃の温度でじっくりと加熱すれば、更に甘味が増します。

サツマイモの栄養素と食べ方

サツマイモは食物繊維が豊富で、美容と健康にいい食べ物として人気です。エネルギー源となるデンプンが多く、ビタミン、カリウム、鉄、葉酸など様々な栄養素がたくさん含まれています。皮ごと食べると消化酵素の働きで吸収もよくなるそうですよ。

サツマイモご飯にしたり、味噌汁や煮物の具、きんぴら、天ぷらなど、どんなおかずにもなります。甘いサツマイモはスイーツにもぴったり。昔から焼き芋、蒸かし芋は定番のおやつでした。干し芋や芋けんぴにして保存食として常備もできます。芋きんとん、大学芋、スイートポテト、蒸しパンなど、実に様々な食べ方があります。

また、加熱したサツマイモを一度冷やせば、レジスタントスターチという栄養素が増えてダイエットにいいのだとか。冷やし芋や芋アイスにしていただくのもおすすめ。

そう、サツマイモは秋だけではもったいない。他の季節でもおいしくいただける万能食材なのです。

おいしい焼き芋の作り方

おうちでさつまいも料理を作るときは作るメニューによって加熱の仕方を変えてみましょう。ゆでたりレンジで加熱すると、簡単に柔らかくなる半面甘さはあまり変わりません。じっくり時間をかけて焼くと驚くほど高糖度のさつまいもに変身します。

さつまいもを甘くする方法

さつまいもは一般的に畑から掘ってすぐには出荷されません。1ヶ月以上熟成させて甘くなったものが店頭に並んでいます。その時点ですでに十分な糖度がありますが、スイーツや焼き芋にするのなら加熱の仕方でさに甘いさつまいもをめざしましょう。

さつまいもの加熱方法3パターン

サラダなどそのままで十分な料理に使うなら簡単にレンジ加熱でOK。焼き芋など最大限に甘い芋を食べたいなら、中温のオーブンでじっくり加熱することでさらに甘さが引き出されます。

ほくほくした食感がよいなら丸ごとそのまま焼いて、しっとりした食感がよいなら芋を新聞紙とアルミホイルに包んでから焼きましょう。

<さつまいもの調理方法>
甘さはそこそこでも時間をかけずに作りたい→ラップでくるんでレンジで加熱
甘くてほくほくした食感がいい→芋をそのまま170℃のオーブンで焼く(時間は芋のサイズにより30~50分)
甘くてしっとりした食感がいい→芋を濡らした新聞紙で包み、さらにアルミホイルで丸ごと包んでから170℃のオーブンで焼く(時間は芋のサイズにより30~50分)

おすすめさつまいもスイーツ

甘くて重量感のあるさつまいもはどんなスイーツにも合う万能選手。定番おすすめスイーツをご紹介します。

干し芋

蒸したさつまいもをスライスして干した、さながら芋の”ドライフルーツ”である干し芋はシンプルですが家庭で作るのはちょっと難しいもの。お取り寄せするなら生産量日本一の茨城県の干し芋がおすすめです。

スイートポテト

さつまいも本来の味を感じつつ、スイーツとしての満足感も高いスイートポテトは焼き芋とはまた違ったおいしさがあります。


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