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自分らしく生きるためのサードプレイスとは

私は現在、正社員として企業で働きながら3つの複業をしています。しかし、その理由は単に収入を増やすためではありません。今回は、私が複業を始めたきっかけやその背景について書いてみようと思います。


6年前の私

私はもともと5年満了の契約社員として今の会社に入社をしました。それまでに働いていた会社も契約社員や、派遣社員として働いていた会社もあったためか、雇用形態に特別な拘りがなく、どちらかと言えば正社員=全国転勤が発生するため、契約社員のほうが勤務地の変更がないため都合が良いと考えていました。
そして会社に対しても過度な期待はしていなかったので、“5年の間にスキルを増やして30代半ばで再度転職しよう”そう思っていました。
仕事は人材サービス会社のコーディネーターとして、主に求職者の方との面談や求人紹介が中心ですが、時には企業担当者への求人ヒアリング、面接同行、新規顧客開拓などをしていました。
国家資格キャリアコンサルタントの資格を活かして働ける!と入社したものの、少しずつ“この仕事のやり方は求職者のためになっているのだろうか?私がやりたいことはこれだったのか?”という疑問が湧いてきました。
業界特性として残業も多く、当時はリモートもなかったため、平日は家と会社の往復だけ、という日々を過ごし、満たされているようで何かが足りないと感じるようになりました。

複業スタートのきっかけ

コロナあたりからXを始め、キャリアコンサルタントやコーチング、人事に関わる方を中心に交流するようになったことで、これまで自分がいかに狭い範囲の中で仕事をしているのかを考えさせられるようになりました。
求人ありきではなくもっと深く人生に伴走できる仕事がしたい、そう思い始めていた頃、私が憧れていた元キャリアアドバイザーの方が求人を募集しているということをXで知りすぐにDMを送りました。内容はオンラインキャリアスクールの新しいサービス立ち上げに伴い、キャリアプランナーとして個別カウンセリングや説明会でのファシリテーターをするというものでした。
今思えばここで始めてSlackやNotionも触れるようになりました。

複業をする理由

本業でも雇用形態と職種を変え東京へ異動した私が敢えて複業をする理由、それはサードプレイスを持つことが自分らしく生きるために必要だと感じるからです。
複業は基本的に土日を中心にしていますが、サードプレイスとして自分の居場所が複数あることで心のバランスが保てたり心が豊かになる感覚があります。
そして現在、複業で関わらせていただいている会社や組織には共通点があります。それは、会社のビジョンに共感できること、そして情熱やビジョンを持って働いている人がいることです。その中で挑戦しようとする気持ちをチアアップしてくれて一緒に前に進もうとしてくれる人たちが周りにいてくださるおかげで、少しずつ私自身のビジョンの解像度も上がってきている感覚があります。

キャリアに迷う時は

現状を変えたいという気持ちから転職を考えることもあると思いますが、大事なことは2つあると思っています。
1つ目は、まず興味があることや知りたいことについて自己開示をすることです。
Xでもfacebookでもインスタでも良いと思いますが、関心があることを発信することで自分自身も意識が変わり、自然と情報を集めに行くようになります。そうすると誰かが声をかけてくれたり、情報を提供してくれるようになります。
2つ目は誰かに話を聞いてみるということです。
自分で調べて解決しないことは人から学ばせてもらう、または人に話すことで頭の中で考えていることが少しずつ整理されたり言語化ができるようになることもあります。

人生100年時代と言われる中で働く軸足は1本でなくても良いと思います。
自分のスキルをどのタイミングでどのように上げていくかは人それぞれですが、行動次第で社内異動や転職、起業につながるかもしれないと考えるとまずは小さくていいので行動してみることの大切さに気づくと思います。

私は現在、キャリアコンサルタントや、人事ライターとして新しいことにチャレンジしながら、私と同じように悩む人の力になれたらという思いで社内やグループ会社の社員と定期的な雑談1on1を実施しています。
雑談から始まる対話を通して気持ちの整理や行動の支援をしながら私自身の内省にもつながる時間になっています。

さいごに

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