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【part19】それぞれの形、居心地の良い方で。

紆余曲折あった訳だけど、私は生涯ツレと寄り添うつもりでいる。
ストン、と一本の軸が通った感覚を得た後は、ツレが私に腹を立てていようがそっぽ向かれようが、「なんだ、いつまでも待てるな」という気分で、いささかの微笑ましさすら湧いてくる。

結婚はしていない。一緒に住んでもいない。
千葉の田舎と都内の、行ってしまえば中距離恋愛。

1年前にpart1の記事を読んだ人はおそらく「変わってないじゃん」と言うだろう。実際、外から見た関係性は何一つ変わっていない。

でも今の私は、よっぽど自由で、よっぽど幸せなのだ。
ツレとの関係において、吹けば飛ぶような自分の自信のなさや我儘が、どんなにか自分の首を絞めていたことだろう。

最近ツレが、自分が今どう思っているのかを言語化して教えてくれるようになった。もともと教えてくれなかった訳ではなくて、多分その深度が段違いに深くなった。

それは小さなイライラの原因だったり、悲しく思った理由だったり、楽しいと思った出来事だったり。

グッと我慢するとか変に喜ばせようとするそれではなくて、自分が心地よくいるための、自然な共有。
私はそれが、この上なく嬉しい。

後ろ指刺されようが、怪訝な顔をされようが、自由な私には何一つ届かない。自分に通った一本の軸は、私をどこまでも連れて行ってくれるし、どこに行っても引き寄せてくれる。


来週またツレに会ったら、しっかり顔を見て言うのだ。

これからも、どうぞよろしく。


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