『推しの子』今週も休載(涙)スピンオフの感想
rinです
いつも私のnoteにお越しくださりありがとうございます。
昨日のブログで『推しの子』の連載再開について触れました。
しかしなんと、赤坂アカ先生の復帰は21日までに延期となりました。
ちょっと残念ですが、先生にはゆっくりおやすみ頂いて、体調を整えてから復帰してもらいたいですね。先生の健康を心より祈っております。
本日は、再開した内容をレビュー予定でしたが、休載中に連載されていた、作画の横槍メンゴ先生視点のスピンオフについて感想を書きたいと思います。
昨日は鳴嶋メルト回について紹介したので今回はそれ以外のスピンオフを紹介します。
番外編-interlude-①MEMちょのお話
「推しの子」の番外編であるinterludeの第一回目はツノなし時代のMEMちょのお話。
MEMちょのYouTuber活動が始まったばかりの頃のストーリーです。
MEMちょがまだYouTuberとしての地位を確立する前の姿が描かれており、もちろんB小町やアクアたちとは出会っていません。
今はB小町のメンバーとして、そしてYouTuberとして活躍するMEMちょですが、成功の影の過去の努力が丁寧に描かれています。
これまで彼女の背景はなかなか描写されることがありませんでしたが、MEMちょの魅力がこれでもかと詰まったMEMちょ推しにはたまらないストーリーになっています。
特に注目したいのは、合コンでキスを拒否する場面と最後のMEMちょの涙です。
MEMちょはアイドルになる夢を持っていましたがいつしか自分は諦めたつもりになっていました。
しかし、合コンでキスを迫られたときアイドルの夢がMEMちょの頭をよぎります。
最後のコマからは、彼女がアイドルに対して諦めきれない思いを持っており、本当であれば夢を追いたい切実な気持ちが伝わってきました。
もし、この合コンでのキスを避けなければ、今のB小町との出会いもなく、念願のアイドルになれなかったかもしれません。
MEMちょの夢への気持ちの強さが、今の彼女を作っていることを伝えてくれる、最高のストーリーでした。
rinの所感
このぎゅっとMEMちょの魅力が詰まったストーリーは、なんとたった6Pで描かれているんです。
普段は赤坂アカ先生がお話を考えて、横槍メンゴ先生が作画をしてといったタッグで推しの子が描かれていますが、-interlude-は横槍メンゴ先生がお話も書いています。
もともと、横槍メンゴ先生はキャラクターの心理描写が上手な作家で、『クズの本懐』というドッロドロの恋愛漫画も手がけています。
『クズの本懐』はアニメにもなり、今でも非常に人気の高い作品です。
推しの子に負けず劣らず、一癖も二癖もあるキャラクターたちが登場する物語で、それぞれの複雑な葛藤が描かれています。
そんな横槍メンゴ先生が手がけるスピンオフがつまらないはずはなく、久しぶりに先生の漫画家としての作家性の高さを感じられて、一ファンとしては非常に嬉しい企画であったと言えます。
また、私自身推しの子の女性キャラクターの中ではMEMちょが一番の推しです。
物語の本筋でも、相当な苦労人であったことが描かれており、実は彼女はアイドルとして活動する上で年齢もサバを読んでいます。
そうまでして、自分の夢を追い続ける彼女の姿勢はいつも私に勇気をくれます。
MEMちょのバックボーンが描かれたことで、もっと彼女のことを好きな人たちが増えてくれたら嬉しく思います。
赤坂アカ先生の復帰も待ち遠しいですが、この素敵なお話を作って下さった横槍メンゴ先生、企画の皆様には感謝しかありません。
また、明日他の番外編についても紹介するので、ぜひお付き合いください。
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