『雨夜の月』作者くずしろ先生の描く漫画の紹介!
rinです
いつも私のnoteにお越しくださりありがとうございます。
一昨日と昨日、漫画『雨夜の月』について解説してきました。
『雨夜の月』ではハンデキャップをもつ少女と、セクシャルマイノリティを持つ少女との交流が描かれています。ただの百合漫画にとどまらない繊細な描写が魅力の本作ですが、作者であるくずしろ先生は繊細なキャラクターの表情や、ちょっと複雑な女性を描くのが上手な作家さんです。
また、めちゃくちゃ働く人です。
同時連載を私が知る限りでは4作品抱えており、定期的にWeb雑誌にアップされています。
そしてその作品はそれぞれ世界観を共有しており、影響を与えていることもあります。くずしろ先生の作品を100%楽しむのであれば、それぞれの読破は欠かせないでしょう。
そこで今回は、くずしろ先生が現在連載しているそのほかの漫画について紹介していきます!
『雨夜の月』が未読という人はこちらもご覧くださいね。
女流棋士の強さとは?『永世乙女の戦い方』
『永世乙女の戦い方』は女流棋士がテーマの漫画です。
女流棋士とは、女性のみで構成されるプロ棋士のことですが、現時点で男性しかいない「棋士」とはっきり区別されています。
棋士には棋士のルールとタイトルがあり、女流棋士には女流棋士のルールとタイトルがあり、公式戦において交流戦を除いては基本的に交わることはありません。
この漫画は、女流棋士に焦点をあてた物語ですが、作中のラスボスとなる「天野香織」は現実世界では誰も達成したことのない女流七冠を持つ最強の女流棋士です。
その天野香織に挑むのは、「早乙女香」という高校生女流棋士。
香は、かつて天野香織に将棋の手解きを受けたとき、香織の気まぐれからした約束を現実にしようと女流棋士になった、かなり偏愛性のある人物(笑)
香織だけを追いかけて女流棋士になっています。
プロ棋士を目指すための奨励会への入会も叶う実力者でしたが「奨励会には天野さんがいない」という理由で入会をしていません。
しかし、香の棋力の成長は著しく、作中で度々香と香織しか気がつかない手が出てきたりもします。
物語はいよいよ終盤にさしかかり、香織と香の直接対決が迫っています。
今、最も熱い展開を迎えている漫画の一つで未読でも追える巻数なので、全漫画の中でもおすすめの作品の一つです。
漫画家と編集のお仕事『笑顔のたえない職場です。』
くずしろ先生の作品は、自分と周囲との周りに悩む女性が登場する作品、閉じた世界でのお互いのアイデンティティをかけて戦う女性たちの作品など、かなりシリアスな物語が多くなっています。(その中でもシリアスになりすぎないのが先生のセンス)
しかし今回紹介する『笑顔のたえない職場です。』は漫画家と編集の日常を描いたいわゆる「お仕事もの」の漫画です。
主人公で漫画家の「二見奈々」やアシスタントの「間瑞希」、担当編集者の「佐藤楓」を始めとした群像劇となっています。
真剣に仕事に取り組む女性たちを描きながらも、ゆるい日常をベースにストーリーが進んで行くので、穏やかな気持ちで読むことのできる良作です。
また、くずしろ先生の他の作品ともクロスオーバーしており、『永世乙女の戦い方』に登場する「天野香織」や「角館塔子」も登場します。
特に塔子に限ってはほぼレギュラーで出演しており、永世乙女では見られない柔らかな表情を見られてお互いに保管し合う作品となっています。
リアルタイムの連載で、相関する作品は非常に珍しいので「私は今作品を追ってる!」という感覚が味わえますよ。
もちろん、くずしろ先生の作品なので単独で読んでも十分に楽しめる内容になっています。
私も実は、笑顔のたえない職場です。からくずしろ先生の作品に触れました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
くずしろ先生が描く作品の一部を紹介してきました。
働き者のくずしろ先生の作品はあらゆる媒体で見ることができるので、漫画好きの人であればもしかしたら目にしたことがあるという人もいるかもしれませんね。
それぞれの作品がお互いにクロスオーバーしているので、同時に読むとさらに楽しめるようになりますよ。
noteの読者さんは『雨夜の月』が導入しやすいので、まずはこちらの作品に触れてみるのがおすすめですよ!