豊中名曲シリーズ-忘れられた怒り
たまたま滑り込みで参加してみたコンサート、とても楽しませて頂きました♪
特に素敵だったな~と思った点を3つ。
1.ピアノ演奏家"務川慧悟(Keigo Mukawa)"さんの音色と技術に圧倒された
2.バレエ音楽「ロミオとジュリエット」のサビの木管が素敵すぎた
3.テーマ「怒り」と結び付けることで曲の情景が見えたこと
1.ピアノ演奏家"務川慧悟(Keigo Mukawa)"さんって?
公式HPを拝見するとフランスと日本でご活躍されている若手の方でした!
コンサートでは情緒的なラフマニノフも滅茶苦茶良かったです(Standing ovationでした!)。
さらにアンコールの(恐らく)バッハの曲も、会場の空気をす~っと冷やしてくれる凛とした、だけど、同時にピアノが好きなんだな~という気持ちが伝わってくる温かい音色で、とても好きでした。
2.バレエ音楽「ロミオとジュリエット」のサビの木管
ここの箇所!とお伝え出来ないのがモドカシイですが、木管のサビの箇所、久しぶりにウットリしました。ライブの醍醐味ですね。
数日は頭の中をグルグル、このフレーズが回っていることでしょう。
3.テーマ「怒り」との結び付け
初めて参加した豊中名曲シリーズって?と拝見すると、喜怒哀楽の四つの感情をテーマに四つの物語を書かれたシリーズであり、今回はその「怒」だそうです。
この物語を書き下ろされているのが、「藤井颯太郎(Sotaro Fujii)」さんという若手の演劇作家!パンフレット冒頭2ページでは「怒」物語として、現実にありそうなショッキングなストーリーが描かれています。物語と曲との結び付けは、観客に委ねるような不思議な構成となっています。個人的にはロミオとジュリエットのそれぞれの登場人物の「怒り」が、塊から悲しみの粒に溶けて、赦しの霧となっていくような情景が見えた気がします。