ゲーミング施設を利用したスマブラオフの主催要領と感想 (Rinスマ @アセントゲーミング浜松)
挨拶
ネス使いのRinです。
普段は名古屋〜静岡を中心にオフ活動しています。
はじめに
2022/4/29にRinスマと称して20人トーナメントをアセントゲーミング浜松様で開催しました。
本記事内でのアセントゲーミング浜松様に関する情報は全て2022/4/29時点での情報です。
利用する場合、最新の情報については施設側に問い合わせるようお願いします。
利用上の注意点も最後の方に記載しています。
記事の目的と内容
ゲーミング施設ができたことで誰でもオフイベントを主催しやすくなりました。
本記事の目的としては、
・自分が今後やるための備忘録
でもありつつ、
・オフをしたい人に自ら主催する選択肢を与える
ためでもあります。
ということで、自分が主催を思い立ってからイベントをするまでに行ったことや主催して感じたことを書いていきます。
アセントゲーミング様の他にもゲーミング施設は増えつつあります。細かい部分は違えど他のゲーミング施設を利用したオフにも適用できる話かと思います。
※先に述べておきますが「これを見て誰か主催しろ」ということではなくて、「主催したいと思う人がいたら参考になればいいな」というものです。元々備忘録のつもりで書いていたので押し付けがましい気持ちは特にないです。
※一部だけ読みたい方は目次から各章に飛べるのでそちらからどうぞ。
結論
会場は最高です。
設備が整っていて、配信機材やホワイトボードも貸し出してもらえました。
雰囲気もかっこいい!
準備することは多少あるものの、設備のおかげで「誰でもオフイベントが主催できる」と自信をもって言えます。
規模や内容によっては他の方の協力も必要です(受付、トナメ進行、実況など)
開催の経緯
中規模オフ大会(しずトナ)へ参加することにし、大会前にオフをやりたいことから勢いと思いつきで開催しました。
それでもなんとかなるくらい設備が整ってます。
「この日ってオフないですかね〜?」と嘆いてるだけじゃ勿体ないなというのは常々思っていて、いい機会でした。
主催をすることへの感想
今回主催をしてみて思ったことを、メリットデメリットに分けて示します。
メリット
オフをやりたいときにできる
当たり前ですが、他のオフが見つからないときもできるのは良いです。オフ主催として名前を認知してもらえる
これ結構嬉しいです。大会でもフリーする方にRinスマの話振っていただけました。
オフでの人脈も広がります。自分のイベントに参加してくれるだけで嬉しい
当日人が来た時も嬉しいし、自分のイベントについてツイートしてくれてたりするとやはり嬉しいですね。主催のありがたみが分かる
普段主催してくれる方々には感謝しかないです!
主催側をやってみるとオフに対する主体性が上がります。
デメリット
当日、運営があるため他の人よりは対戦ができない
オフがやりたいから主催しましたが、運営がある以上これは仕方ないです。(トナメのないフリー対戦会ならそこまで影響ないと思います)準備が多少必要
会場予約、募集、トーナメント作成など、規模によりますが多少の事務は存在します。(テンプレート化していけば2回目以降は大分楽になる)
しかし、だからこそ主催者が増えることには意義があると思っています。
主催者が増えることの意義
繰り返しになりますが、だから誰か主催しろという意味ではないです。あくまでもきっかけになれば。
意義だとか言ってますが根本の思いは使命感ではなく「オフがやりたいし楽しいから」主催しているのであって、下記の話はその後からついてくるものです。
前述「主催のデメリット」に付随して
主催は場合によって対戦が少なくなる、準備が必要と述べました。
同じ地域に他の主催者がいるとしても、主催者が増えることで、普段主催の人も運営を忘れてオフができたり準備の手間を分散できたりします。
ノウハウと文化の継承
今主催をしていただいている方々もいつまでも続けられるとは限りません。
運営を経験している人が増えるほどに界隈の維持力は向上していきます。
今回自分も小規模を1度やっただけで偉そうなことは言えませんが、まずやってみることは大事だと思います。
昨今のオフ需要
2022年3〜4月頃から、国内のオフの開催頻度や規模はかなり増大しています。
しばらく抑えられていた分オフ需要が爆発しているといえます。
主催者が増えてオフ開催頻度が増えればこの上ないことです。(まだまだ情勢に十分気を払う必要はありますが…)
特に、オフ参加頻度の少ない人や参加したことない人の需要が増えている印象です。オフの種類が多いことはそういう人にとっても選択肢が広がるのではないでしょうか。
頻度もそうですが“種類”が多いことも大事だと思ってます。それぞれの特色があるので。
でも一つのネームバリューを伸ばすのも大事で、同じ名前で主催を引き継いだり交代で回すパターンもアリですね。
開催にあたって実施したこと
Rinスマで実施した主催も選手として参加する16人〜20人規模のトーナメントを題材に書いています。
が、運営専任での主催やフリー対戦会を開催したい方にも参考になればと思います。
(※※)はオフを開催するにあたって必須項目
(※)はトーナメントを行うにあたって必須項目
他はオプション項目
準備
開催規模と時間の見積もり (※)
会場の予約 (※※)
募集ページの作成、告知 (※※)
料金設定 (※※)
トーナメント作成 (※)
結果報告用シートの用意 (※)
名札用紙、首かけケースの用意
名札作成
配信レイアウトの用意 (オススメ簡単レイアウトあります!)
配信チャンネルの用意
本番
椅子配置等レイアウト準備 (※※)
配信準備
注意事項や進行の説明 (※※)
フリー台開放のアナウンス (※)
フリー台チェンジのアナウンス (※※)
配信URLの共有
トーナメント結果の入力
終了アナウンス、片付け (※※)
リザルト作成、共有
実施内容の詳細(オフ必須項目)
いくつか詳細を説明します。
[準備]会場の予約
会場は基本、1人に対して座席1台で利用しますが、10台すべて貸切という形で予約を取ることで10台分の代金で11人以上収容可能です。
開催告知前に予約を行う必要がありますが、当日・前日などのキャンセルはキャンセル料が発生します。
※この内容については特に、情報が変化する可能性が高いですので必ず利用の際は施設側に確認してください。
[準備]募集ページの作成、告知
募集ページはGamehintというサイトを使いました。
直感で使いやすく、簡単に作れます。
最初はツイートで募集していましたが個人のアカウントに対して連絡して申請するのは初見の方からはやりづらいかもと思ってGamehintに移行しました。
案内文には時間や料金、注意事項など書くべきことがたくさんあります。
他のオフの案内文を参考にすると良いと思います。
告知は3週間くらい前から2,3日に一度行いました。
予定がまだ決まらないという人も多かったですが、最初で不安なので早めにかつこまめに告知しました。
結果、予定より4人多く20人集まっていただくことができました。
[準備]料金設定
今回は5時間22000円での会場利用でした。
いろんな人に参加してほしい&機材を集めたかったので学生を500円引き、機材を500円引き(両方適用可)にしました。
Rinスマ #1での値段
一般枠非学生 : 1800円
一般枠学生、機材枠非学生 : 1300円
機材枠学生 : 800円
[本番]椅子配置等レイアウト準備
各台1脚備え付けのゲーミングチェア+会場備品の椅子を1脚ずつ配置。
1台3脚はスペース的にも厳しく、3人台が発生したら立って待ってもらう必要があるかも。
ホワイトボードを借りることができ、対戦台の図を書いて番号振り。
フリー開放した台は赤丸をつけていく運用をしました。
[本番]注意事項、進行の説明
会場内注意事項(飲食禁止など)
トーナメントの進め方(参加者自身で進行してもらうため)
対戦方法(2先か3先どちらなのか、対戦ルール)
対戦ルールはレポスマ様の画像を使わせていただきました。(Twitterで「レポスマ ルール」で検索)対戦を始めるときに結果報告用シートの対戦の横に丸を打ってもらう
対戦終了後、勝者が結果を記入
台が空いていたらできるだけchallongeに書いてある数字の小さい順に進めてもらう
実施内容の詳細(トナメ必須項目)
[準備]開催規模と時間の見積り
人数とSwitchの台数から、同時並行できる部分を1フェーズとして何フェーズ分かかるかを計算し、1フェーズ20分として見積もり。
今回の20人トーナメントではGFリセット含めて10フェーズ分だったので見積もりでは200分。
実際はWFとLSFくらいから並行をやめて、WFとLF以降を3先にしてもGFリセット含めて200分かかりませんでした。
実際はスムーズに進めば2先は平均10分ちょっとで終わります。余裕を持って見積もるために20分にしてます。
[準備]トーナメント作成
challongeというサイトで作成しました。
ログインして参加者の名前を入れてシード順に並べ替えるだけです。
シードは決めてもいいですし手間なら適当かランダムで良いと思います。(ランダム機能もあります)
シードを決めるにあたってDIOさん(@dioamnos3961)がまとめてくださっている東海地域オフ大会結果のスプレッドシートを参考にしました。
会ったことない方の実績を見るのに重宝しました。
[準備]結果報告用シートの用意
challongeはアカウントを持っている人でないと編集できないので、報告用の紙が必要です。
Excelで簡単にトーナメント表を作成してテーブルに置いて各自書いてもらう方式としました。
手書きでも十分ですし、当日会場のホワイトボードに書くでも大丈夫だと思います。
実施内容の詳細(オプション項目)
ここからは自分がせっかくだからやってみたかった系です。無くてもオフは問題なくできます。
[準備]名札用紙、首かけケースの用意
購入した商品のリンク↓
名札用紙
首かけケース
これは30枚入りですが1000円くらいで20枚入りのものもあります。(「名札ケース 首下げ」で検索)
[準備]名札作成
前述した名札用紙に合わせたWordフォーマットがあるので、それを適用してWordで作成しました。
参考にしたサイト↓
作った名札↓
絵なんて描けないのでフリー素材とWordの機能で作りました。
デザインセンス無い割にいい感じに作れたんじゃないかと…!
[準備]配信レイアウトの用意
ファイルをダウンロードして少し設定をするだけでこんなにおしゃれなレイアウトが作れます。
スプレッドシートもしくはテキストファイル(json)を編集するだけで自動で適用されます。
スプレッドシートでやる場合には少しだけ事前準備が必要
作成者様のツイート、ファイルダウンロードはこちらから↓
こちらからダウンロードしたファイルをUSBに入れて持ち込みました。
[準備]配信チャンネルの用意
YouTubeチャンネルで配信を行うためには申請をして24時間経過しなければなりません。24時間以上前での準備が必要です。
やり方↓
[本番]配信準備
配信台のSwitchからキャプボのIN端子につないで、OUT端子から配信台のモニターにつなぎます。そしてキャプボのUSB端子を配信PCのつなぎます。
マイクもPCにつなぎます。
そして配信PCでYouTubeにログインして、以下のサイトの手順でOBSの配信設定を行います。(一部設定済みのこともあるかも)
配信レイアウトの適用方法は「配信レイアウトの用意」章のリンクから。
[本番]リザルト作成、共有
こちらのデザインのリザルトは以下のサイトから作れます。
プレイヤー名を入力してキャラとカラーを選択し、下部の「Top Left Text」にイベント名と日付、「Bottom Text」に参加人数を入れました。
これはかっこいいんですが8人でしか作れないので、他の人数で作る場合は下記サイト。
よく見るやつです。
反省点
配信台実況を他の人に任せきりになってしまった
序盤にフリー台チェンジのアナウンスが滞った
3先を始めたり配信のために試合進行を待ってもらったりするタイミングをあらかじめ見積もっておおよそで共有しておくべきだった
トナメで勝ち残っている人のフリーの時間が少なくなってしまったので、トナメはもっと最速で回してもよかった
GFを鑑賞するため中央の台に配信を投影したが当然ラグが大きかった
その台を試合台にするか分配器を使うかして試合自体を映す方がよかった初めて顔を合わせる方ともっと話すべきだった(話したかったがフリーが2人台なのもあって思ったより接する回数が少なかった)
十分気をつけたつもりだが忘れ物やらかした(HDMIケーブル) 以後気をつける
アセントゲーミング浜松様利用の注意点
ホテルに併設された施設であり、騒音等迷惑にならない配慮が必要。
ゲーミングスペース内は飲食禁止。
施設備品は無闇に動かさず、動かす場合があっても元の状態・位置に確実に戻す。
Switch本体やゲーム画面等、任天堂製品と分かるものが写る画像はSNSにアップしないよう配慮する(アップする場合は持ち込み物であることを明記する)
ホテルの提携駐車場は宿泊者向けであるため、近隣コインパーキングの利用には費用を伴う。
施設としてはゲームハード持ち込みで貸切利用することだけが主目的ではなく、「空いていれば予約しなくても誰でも身一つで利用できる」、「高品質のPCとデスク環境でPCゲームを体感できる」良さがあります。
ニーズに合わせて色々な人が利用できるために、利用者間で協力し合ってバランス良く利用する必要があると思っています。
(これは私見です。施設側の意向を確認したものではないです)
全体を通しての感想と今後
オフがしたい→やってみよう!から主催してみて、とにかく動いてよかったです。
初めて会う方にもたくさん参加していただいて、やってみるもんだなと思いました。
今後も、同様の20人程の規模ですが都合が合う限り不定期で続けて行こうと思っています。
知り合いでもオフが初めての方でも誰でも色々な方に参加していただきたいです。よろしくお願いします!
謝辞
なんやかんや書きましたが下記の方達のお力添えあってこそ順当に開催できました。ありがとうございました。
オフ開催に当たって参考のため話を伺った方達(さくらいさん、ひらがなのほうのるみさん、ダイナさん)
配信レイアウトを教えてくれて配信準備を手伝ってくれたまっさんさん
受付を手伝ってレイアウトや進行のアドバイスをくれたくびさん
配信の実況をやってくれた方々(特にたけちいさん、gkkさん)
突発の主催でも参加してくれた皆さん
告知を拡散してくれた皆さん
おわりに
拙文ですがここまでお読みいただきありがとうございます。
記事の内容について質問や意見等ございましたら、RinのTwitter(@rin_ssb)へお寄せください。