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オタクは語りたい【オールシティ編】

オールシティ(@allcitycycles)とは、2009年にアメリカはミネソタ州ミネアポリスで誕生したサイクルブランドである。
ブランドは2024年を以てニューモデルの発表はしないとアナウンスし、その歴史に幕を閉じた。

自分は大学時代オールシティを取扱うサイクルショップでアルバイトをしていたこともあり、2023年,2024年新登場する予定であったモデルをいくつか知っていたが、それらも流れたようだ。

あれだけ人気があるように思えたサイクルブランドでさえコロナ禍を乗り越えられなかったようだ。
アメリカ本国ではずっとセールをしていたようなので、コロナ初年度に台湾工場に大量発注した在庫に溺れてしまったのだろうと予想する。

ブランド創始者であるジェフ・フレイン(@bikejerks)はオールシティの長の座を退いた後、WILDE(@wilde.bikes)を創設し、人気を博している。

自分の持っているAll-City Natureboyは、そんなオールシティがオールシティであった頃のバイクなのである。

それはどういうことか。

シングルスピードに低価格、そしてヴィンテージMTBを意識したカラーリング。

オールシティがブランドとして最初に作ったバイクは32cタイヤが入る固定ギアバイク、Bigblockである。
ブランドが終了する最後までラインナップに存在していた名機だ。
初期のオールシティはラインナップの半分くらいがシングルスピードだったイメージがある。

2つめはシングルスピードがゆえの事とも言えるが、とにかく低価格なのだ。(最後の方は高かったけど)
フレームセットが6万円台で売っており、完成車も10万円くらい。
円高だったこともあるとは思うが、それにしても破格である。

3つ目のカラーリングに関しては言うまでもない。
ジェフがヴィンテージMTBが大好きだから、それを落とし込んでいるだけだ。
リッチーカラーとして有名なトリコロールカラーに身を包んだNatureboy Zonaは本当にかっこいいのだ。
ジェフが退任した辺りから、ヴィンテージMTBを意識はしているものの、どこか偽物感を感じるカラーリングになっていたと思う。

そんなこんなでオタクが唸るカッコいいNatureboyをご覧ください。

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