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ネタパレという番組と出会えて
僕達が、こうして、今も活躍させてもらっているのは、たくさんの人達の助けや応援があったからだと思っている。自分達の力だけで成し遂げられた事など何一つ無いと思う。
ネタパレの存在もまた例外ではないだろう。
今でも覚えている。
初めてネタパレのオーディションを受けに行った時のことを。
インディアンスの田渕っちゃんなどが、ニューカマーを発掘したいという番組関係者に推薦してくれたと聞いた。
今でもお世話になっている番組演出の北山さんから「ネタ仕上げといて〜」と連絡が入ったのは、それから、まもない時だった。北山さんとは、僕が昔レギュラーで出させてもらっていた「バチバチエレキテル」からの仲だ。
昔、仕事でお世話になった人と、仕事を通して一つのものを共有できている事を幸せに思う。当時、ADだった人が、出世して、お仕事をくれたりする事は、今でも度々ある。凄く感慨深いというか、エモい。仕事を振りたくても振れないなんて事も勿論あるだろう。お互いギブとテイクできるところまで、必死に努力したからこそ、成り立っている事だと僕は思う。
時期的には、コンビを組んでから1本目のネタ「言葉」のネタが仕上がってきた頃だった。
僕達が、どういうコンビかを、3分でわかりやすく、伝える「名刺代わり」に、なるいいネタだと思う。
芸人が、世に出るにあたって、これは凄く重要なことである。面白さもさることながら、そのネタが「名刺」になっている事が、起用において大きな鍵になる。
言葉のネタで使われていた「バイブスいとあがりけり」というワードにおいては、2年たった今でも、用意された台本に書かれているし、テレビやYouTube、様々なところで、よく使っているワードだ。
いかに、このネタが印象的だったかを物語っている気がする。
肝心のオーディションも会場が揺れるほどウケた。あんなにウケたオーディションは、後にも先にもネタパレが最初で最後かもしれない。
こうして、晴れてネタパレさんに出させて、頂けることになったのだが、僕達の躍進において、なくてはならなかった番組の一つといえるだろう。
流行りの移り変わりが、はやいこのご時世、印象的なネタ1本では、すぐに忘れられ、新しいもの好きの世間に取り残されてしまっていた事だろう。大切なのは、定期的に、何本か出し続けること。EXITとしてのネタの印象を植え付けるために、ネタで定期的に出演させてもらっていた事。これが凄く大きかった。
当時、多忙なスケジュールの中、ネタの消費やネタバレへの心配を、口にする芸人も、いなくはなかったが、先の事まで考えられる程、僕らは優秀ではなかったし、あそこで曲がりなりにもネタを作り、下ろし続けた事が結果が、今だと思っている。
ゴッドタンで、EXITの人間の部分を、世に出してもらい、テレビ関係者に対しての取扱い説明書にあたるものを作ってもらった。ネタパレに、定期的に出させてもらえたことで、ネタの印象を植え付けさせてもらった。どちらかが、欠けていても、今の状況はあり得なかったし、リモートでも挑戦し続ける、かっこいい現場にいれたことを誇りに思う。
くわえて、ネタパレさんに、ださせてもらえて、よかった事として外せないのは、陣内さんとの出会いだろう。陣内さんが第七世代の裏の立役者だと感じているということは、どこかの取材で話させてもらったんですけど。その話はまた次の機会にでも。
これからも素敵な番組に出会えるよう、その歩みを止める事なく、これからも様々な事に挑戦していきたいと思っている今日この頃の僕です。
お後がヒュイゴー
EXIT りんたろー
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