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社会人一年目が、オリバー・バークマン著「限りある時間の使い方」を読んでみた

こんばんは。
久々にnote更新してみようかなと思い立ち、本の感想を書きとどめます。

読んだのはこれです↓
限りある時間の使い方 人生は「4000週間」あなたはどう使うか? | オリバー・バークマン, 高橋 璃子 |本 | 通販 | Amazon

こういう、時間の使い方に関するビジネス書って本屋に行くと必ず見かけますし、私も今まで何冊か読んだことがあります。
どうすれば時間を効率的に使うことができるか。時短のテクニック、アドバイス等々…。忙しい社会人に向けた、賢い時間の使い方が書かれています。

しかし、今回読んだこのオリバー・バークマン著「限りある時間の使い方」は、それらとは違った方向性の指南書でした。
簡潔にまとめると、高すぎる理想を捨て、自分一人が実際にできることなど限られている という現実を受け入れることで、限りある自分の時間を本当に必要なことのみに使うことができる というものでした。

つまり、自分が思い描いていること全部はできないと自覚し、やらないことを選択することが大事という内容でした。

これには私も思い当たるところがあり、自分と重ねて読み進めるとグサグサ突き刺さりました。
例えば仕事について、本当に今の仕事のままでいいのか?とか、もっと社会的に意味のある仕事に転職した方が、自分の人生が有意義になるんじゃないか?とか、副業をやってみようか?とかとか…。

そういった他の可能性ばかり思い浮かべて、頑張ればその選択肢を選ぶことができると考えること自体が、今この時を生きていないのだと書かれていました。(たしかに…)

上記のように他の可能性を考えてしまう原因として資本主義の構造が挙げられていました。たとえばSNSなどに溢れる広告の存在が、「このままではいけない」と私たちに思わせ、ありとあらゆる欲望を刺激している結果とも言えます。

自分の今までを振り返れば、結果を目的にして、今を犠牲にして頑張ったことで良い結果が出たことってあんまり無いような…。それ自体が楽しくて、いつの間にか没頭していて、そうしたら結果も後から着いてきていたパターンが多いかも。

と考えれば、「こういう風になりたい」とか「〇〇の肩書きがほしい」とかに向けて努力するよりは、楽しいことや夢中になれるものに時間を使っていれば自然と充実した毎日になるのかも。

まとめると、あまり効率化の波に流されすぎず、自分が今できることに集中し、自分にとって本当に大事なものを選択すること!でしょうか。

そんな感じです。


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