京都のくらし日記

1000年の都、京都。
平安から江戸まで。
京都の中でもかつて都であった一部のみが京都で、それ以外は京都ではないと思っている方もいるらしい。(笑)

いやあ、都の歴史はすごい。
町をあるけば神宮や、世界遺産、国宝、名だたる遺跡に遭遇する。
2,3日で名所を回ろうとおもっても不可能。多すぎる。
戦争中、奈良、京都には爆撃をしないことが日本と他国の暗黙の了解であったらしい。

商店街に行くと半分以上未だに老舗がのこっている。
仏教の本しか置いていない古本屋さんや、貴重な骨董品ばかりのアンティークセンター。ディープで由緒正しいお店、人がなんと多いこと。

本来の日本の姿がこんなにも残っているのか。と、感服する日々。
着物や浴衣を普段着として着ている人をよくみる。
ギャラリーなど芸術が商店街も至るところにあり、芸術が暮らしの一部になっている。
乾杯ではなく、日本酒で弥栄という文化が残っている。
74品目もの伝統工芸品が市内だけでも認定されており、職人が多いこと。

1000年という歴史は紛れもなく続いている。
一流。

お金がなくなった
視野が狭くなった

HATCH
みんな人間らしいの。
よくこぼすし、いわゆる失敗を沢山する。
その分、誰かがやらかしても、誰も責めない。
やらかした方も「てへ、やっちゃった」
心配したり、笑ったり、愛情にあふれている。

そんな環境で暮らすと、自分もどんどん人間らしくなっていく。
本来の自分にもどっていく。

私の変化
ポップな音楽が流れ始めたら踊りだす。
はちみつレモンソーダがうますぎて中庭で「うめ~!」って叫ぶ。
やりたくないことはしない。
逆にやりたいことはやる。


すぐそばの新大宮商店街で夏祭りがあった。
年に一度の大盛り上がり。
HACHIも出店を出すことになった。
「ポップコーンと水出しコーヒーとはちみつれもんソーダ」

始まるまえにね、
「利益をだすことよりもみんなを笑顔にすることを目標にしよう」
そうみんなで話した。
ああ、この考えにみんなで共鳴しある世界線、なんて幸せなんだろう。素敵な人たちなんだろう。うるうるした。

何かをするときに、「理想追いかけるだけじゃだめだよ、現実見なきゃ」っていわゆる大人たちの声をよく浴びてきた。「そうだよね、採算とれるようにしなきゃ」そう自分を納得させてきた。
けど、気づいたら理想を追いかけることよりも、利益を生むことが優先されている。「したいけど、お金的に難しいよね」

お金が赤字でも、「みんなのこと笑顔にできたけんよかったね」
私はそう言いあいたい。
今にもそんなの甘いよ、と色々な声が聞こえてきそう(笑)
今までそういわれ続けてきたしね。

けど、確かなことは、どっちが私の心がしっくりくるか。そう思えば簡単なことだね。財布が満たされるか、心が満たされるか。

京都で素敵な家族たちに出会えました。あったかいです。
本当に必要としていたことは、お金じゃなくて、そのまんまの自分でおれることやったんやぁ。

「夜ご飯たべた?」
まだなら一緒食べるか、一人100円くらいかな。

助け合う生活は、お金もかからず、心もあったかくなる。そんな日々。

ここでの10日間。
将来暮らす家は朝日と西日の光を考えて設計したいなあ。
お庭でお花屋日本の庭園があったらいいな。
縁側ほしい。


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