一緒に過ごす時間が、家族を育てる

昨日の夜遅く、夫の実家から自宅へ帰宅しました。

結婚する直前まで実家暮らしで、
人生で一度も一人暮らしの経験が無い夫。

結婚してからも、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休み、
休みが3日以上続く場合は、シルバーウィークも、
長期休みの初日から最終日まで、フルで里帰りをします。

全然、遠い距離じゃないの。日帰りできる距離だよ。
車で1時間半くらい?電車と徒歩使っても、2時間弱。
長女は、夫の実家から、夏休みの部活に通ったくらい。

後半になると、義理のお母さんが疲れてきちゃって、
「子どもの声って、少しだけなら元気を貰えるけど、
 毎日聞いていると、段々疲れてきちゃうわね・・・」とか、
「いつ帰るの?もう食べる物、無いわよ?」とか、
「具合が悪くなってきたから、今日は寝てるわ」とか、

お願いだからもう帰ってください・・・っていう雰囲気を、
これでもかっていうくらい全面に出しているのに、
全くお構いなしに、ずっといる。どれだけ好きなんだ。

結婚してすぐの頃は、嫁の私が、やきもきしちゃって、
「ねぇ、お母さん、帰って欲しそうにしてるよ?
 そろそろ帰った方が良いんじゃないかな?」
って促したり、義理の両親に謝ったりしていたんだけど、

夫は、どうしてもなるべく長く実家にいたいようなので、
ご飯作りやお皿洗いの大半は、私がするようにして、
少しでも、義理のお母さんの負担を減らす努力をしてる。

でも、今回も、最終日は、丸一日、寝込ませてしまった。

ごめんね、お母さん・・・。


「これだけ長い時間を伴に過ごして来たら、もう家族」

そう、バンタン達も言っていたけれど、
最近、本当にそう思えて来た。

夫の事を大切に育ててくれた人達、
娘達の事を可愛がってくれる人達、
という感覚で「大事にしなきゃ」って思っていたんだけど、

お正月、痛ましいニュースが沢山続いているのを観て、
古い木造の2階建てに二人だけで暮らしている両親に、
もしも万が一の事があったらどうしよう・・・って考えてしまって、
本当に心配で、心配で、ずっと泣きそうになっていた。

夫の実家で飼っている猫の事も、
彼(雄猫)は、家族の誰よりも多く名前を呼ばれていて、
夫の両親の心の拠り所で、アイドルのような存在なのに、
もう10歳になる、恐がりな彼が、
家屋倒壊や、火災などで、万が一、迷子になったら・・・?

あぁ、どうしよう、首輪にGPSつけられるのかな?
災害時だと、GPSも効かなくなっちゃうかな?
そもそも、首輪なんて、嫌がって付けさせてくれないな・・・。


気が付けば、いつの間にか、
夫の両親も、アイドル猫の彼も、
私にとって、家族よりも家族になっていたみたいだ。

血も繋がっていないし、
普段、一緒に暮らしている訳じゃないんだけど、
夫が、一緒に過ごす時間を沢山作って、
「家族」を育ててくれたんだな。

実家にいると、一日中ゴロゴロできて快適・・・、
っていうだけじゃないんだ、多分、きっと・・・、多分ね?


自分の母親にも、もっと優しくしないとな。

一緒に暮らしていた年月は長いハズなんだけど、
母が私の事を嫌っていて、
「リビングにいないで、自分の部屋に行きなさい」
って毎日言われていたから、
夫の両親と顔を合わせた合計時間よりも、
母と顔を合わせていた合計時間は、ずっとずっと短い。

家族なんだけど、
そして、母なりに私の事を大事にしてくれているけど、
気持ちが、まだ、遠い。

これから、少しずつ、一緒に過ごす時間を増やしていって、
母とも、本当の意味で「家族」になっていけたら良いな。

ジンくんにハマって来てくれたので、
きっと、バンタンが私達母子の架け橋になってくれるハズ。

いつもありがとう、私の最推しさん達。