たぶん、夢を見ていた~公募落ちました~
こんにちは、もしくはこんばんは。秋野凛花です。
小説みたいな題名ですが、今回お話するのは、私の公募記録です。
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こちらのコンテストに参加し、拙作、「脳内図書館《ビッグデータ》を持つ少女は、安眠を手に入れたい。」が中間選考を突破しました。
しかしそれ以上の結果は出ず。最終選考にすら入ることは出来ず、中間選考止まりでした。
最終選考結果を見た時は、「ああ……」と少し思いました。だけど思ったよりダメージは少なかったです。
それが何故なのだろうと、自分なりに心情を分析してみました。もちろん受賞作を読んでみてその分析も大事だとは思いますが、まずは何より、自分の気持ちが第一だと思いますから。
この記事はその備忘録です。
今までの私
創作アカウントを始めてから約1年が経ちました。
その中で挑んだ公募は、(ざっと数えて)8個(まだ結果が出ていないものも含みます)。
そしてその全てに、落選する日々。
そもそもかすりもしない(まあ中間選考結果が出ないコンテストがほとんどだったので、良い線を行っていた可能性も無きにしも非ず?)。周りはコンテストで入選しました、書籍化します、という話が飛び交っていて、自分には才能がないのでは、と悩む日々。
私と同じくらいからWEB小説を始めているはずなのに、どんどん先を行かれているような気がする……。
定期的にこんな気持ちに苛まれました。
賢いヒロイン中編コンテスト
のお知らせを初めて見た時は、「賢いヒロインか……面白そうだけど、私は書かないな~」と思っていました。
だって私自身が、賢いとはとても縁遠い頭脳。作中でもとりあえず殴って解決しておけばいいのでは???? なんていう脳筋さです。
えっ、ミステリー? ……ははははは(棒)。
って感じです()
そんなことをTwitter(X笑)で言っていた次の日に書き始めました。(は????)
というのも、文那ちゃん(賢いヒロイン)が頭の中に降って来たのです。「頭脳を使って好きな人に自分を惚れさせる、頭脳の無駄遣い(笑)の話とか、面白そうじゃない!?」と思い。
思いついたら早かった。一気に書いて、1週間も使わず書き終わったと思います(覚えてないけど)。あの時はフルエンジンでしたね。
とにかく楽しかったのは覚えています。……ブラックコーヒーを片手に読んでほしいほどの糖度100000000000%の純愛を書きましたからねぇ……(にっこり)。
中間選考を突破した時
お昼に相棒から怒涛のLINEが来たんですよね。カクヨムを見ろと。
それで秋野、文那ちゃんが中間選考を突破したことを知る。
……その後はずっとポケーッとしていて、午後の活動に身が入りませんでした笑 現実味がなくて……。
相棒が自分以上に喜んでくれて、フォロワーさんもすごく祝福してくれて、なんかもう、「嬉しい」が極まっていました。
初めて見る景色でした。
それと同時に思ったんです。「あれ、ちゃんと賢いになっていたのか……」……と。
カクヨムから提示された条件に、私は少なからず答えることが出来たのだと、それが嬉しかったです。
そして私の小説は、コンテストを通過するほどの実力があるのかと。
公募に送っても、落選する日々が続いていました。自分の小説が面白いということは誰よりも私が知っているけど、それでも私の小説は世間では通用しないのでは。そんな風に思っていました。
でもそれは違うと、証明してもらったような気分になりました。
初めて土俵に立てたというか、私がずっと掲げている目標、小説家になるという夢への一筋の光を、初めて見れたような気がします。
最終選考に落ちた時
これまた相棒から知らされました。出されてるみたいだけど、見た? と。
慌てて開くと、そこに私の名前はありませんでした。ああ……と思い、すぐさまTwitterで騒ぎ散らかしました(おい)。
ジタバタヾ(:3ノシヾ)ノシジタバタとし、とりあえず皆でお疲れ様、と声を掛け合い、フォロワーにはぎゅってしてもらい()、秋野、割とすぐに気を取り直しました。
実は中間選考を突破したとき、不安に思っていました。「もしこれで最終選考を通らなかったら、『中途半端に夢を見させるな』と、『いっそ中間選考を通らなければ良かった』と思うのではないか」、と。
でも案外けろっとしていて、そのことに自分で驚くという笑
もちろん悔しい気持ちは大きかったです。せっかく手にした切符を落としてしまったような。そんな気分でした。
でもすぐに向かったのは、パソコンの前で。
小説の悔しさは、小説で晴らすしかないと。その思いでキーボードを叩きました。
心情を自己分析
中間選考を通ってからは、たぶんずっと、夢を見ていたのだと思います。
地に足が付かない気分というのは、このようなことなのだと。ずっとふわふわした気分で、心ここにあらずというか。
でも最終選考結果を見て、意識が現実に戻されたというか。まあずっと現実にはいたんですけど。
改めて現実的に考えて、私はコンテストに通用するほどの実力を一応持っていて、でも最終を通るほどの実力はまだないのだと、実感しました。
確かに土俵には立てたけど、そこにずっと立ち続けられるほどの実力はない。
コンテストに通過する人は皆、プロ作家たちばかり。少しくらい席を譲ってくれ~、と思わなくもないですが、彼らも本気でやっていて、その結果がああして出ただけなのです。
Twitterでバズっていたのを拝見しましたが、「書籍化作家が皆していたことがある。それは毎日書き続けること。ただそれだけだ(要約)」だそうです。名前が有名な人は、そうしているのだと思います。
小説の勉強をよくしている人を見かけるし、私の倍以上の公募に応募している人もよく見る。
皆本気でやってる。それで、私はどれだけそれに追いつけるのかな、と思いました。
もちろんずっと本気ですが、その本気では足りない地点に自分はいるのだと。そう分かったから、たぶん幾分か冷静でいられたのかな、と思います。
もっと本気になろうと思いました。
少しも掠らない悲しみも、通過したことによって覚えた喜びも、どちらも身に染みる程知っています。忘れたりしません(というか、忘れないためのこの備忘録)。
また1から頑張っていきたいと思います。ニュー・秋野凛花を、どうぞお楽しみください!!!!(????)
というわけで、今日はここまで。ほぼ自語りでしたが、お付き合い下さりありがとうございました。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。では!!🙌✨