睡眠とインテリア[窓/カーテン活用]
睡眠環境の物理的な内容です。
睡眠に最適な室温とは
個人差はありますが、室温28度の環境だと睡眠量が最大になるという報告があります。
ただしこの28度は 寝具なし、衣服なしの状態での目安です。
体感温度の個人差、寝具、衣服によって最適な睡眠時室温は変わってきますので、28度は1つの目安程度に考えてください。
窓と室温の深い関係性
建物の造りによって、外の気温の影響を受けやすい部屋(家)、影響を受けにくい部屋(家)があります。
建物の造りがコンクリートや木造の違いによる影響もありますが、それと同じく窓も大きく影響します。
・窓が外の気温を室内へ伝える
外の暑さや寒さは、ほとんどが窓ガラスから室内へ伝わります。
窓ガラスは一般的な壁面より熱を伝えやすく(熱伝導性が高い)、
夏の室内熱は約50-70%が窓を通じて外から伝わってきます。
冬の室内熱は約50%が窓から外へ逃げていきます。
・窓の大きな部屋は夏熱くて冬寒い傾向
大きな窓があって解放感の感じられるおうちは、夏熱くなりやすく、冬寒さを感じやすい傾向にあります。
大きな窓や窓の付近は、睡眠時の適正温度の目安である約28度のキープが難しくなる場合があります。
新築やリフォームをされるタイミングなら、可能であれば二重サッシや断熱素材の窓ガラスによる対策がおすすめです。
インテリアで何ができるのか
賃貸住み、引越し予定なし、リフォーム予定なし、建て替え予定なしの方、「カーテン」による工夫がおすすめです。
断熱ガラスや二重サッシのような高い効果は難しいですが、多少の対策は可能です。
・断熱、遮熱カーテン
室内と外の熱移動を抑えてくれる「断熱カーテン」や、熱を遮る「遮熱カーテン」の使用がおすすめです。
このような素材のカーテンを取り入れることで、外気温による室温の影響が抑えられやすくなります。
室温が低すぎたり高すぎたりすると眠りが浅くなり、疲労蓄積、日中のダルさ、記憶力の低下などが引き起こされます。
断熱や遮熱カーテンの活用により最適な28度付近に近い室温に安定しやすくなるので、睡眠の質の改善が期待できますし、エアコンの使用頻度が低くなるので省エネにもつながります。
・ひだひだカーテン、ハニカムスクリーン
カーテンによって空気の層を作ることで、外の気温の影響を抑えることができます。
まずおすすめなのは、ひだの大きさです。
大きいひだのカーテンを取り付けることで空気の層(≒保温層)が大きくなり、気温差の影響を受けにくくなります。
窓からくる外の気温の影響を受けたくない方、大きな窓のお部屋の方は、カーテンは通常の1.5倍より、2倍ひだがおすすめです。2倍ひだは高級感もアップします。
もう1つおすすめなのが、ハニカムスクリーン、ハニカムシェードです。
中に空気の層ができるハニカム(6角形)の造りなので、断熱・遮熱効果が期待できます。
スッキリとした見た目で、どのメーカーもたくさんの色が揃っているので、どのようなインテリアスタイルにも合わせやすいです。
さいごに
大きな窓のあるお部屋は解放感があり憧れますが、通常の窓ガラスは熱伝導性が高く、夏熱く、冬寒い傾向にあります。
お部屋が暑すぎたり寒すぎたりすると、睡眠へ悪影響です。睡眠の質が悪いと、疲労蓄積、食欲増進、作業効率の低下、認知症リスク増加などなど様々な影響が出てきてしまいます。
カーテン装飾の工夫によって、オシャレさをキープしつつ室温の変化へアプローチが可能なので、ぜひカーテン対策をしてみてください。
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