睡眠とインテリア[色彩活用]
企業のロゴや、商業施設に上手く活用されている「色彩効果」ですが、インテリアに取り入れることでリラックス空間に変わったり、落ち着く空間に感じられるようになります。
逆に、間違えた使い方をしてしまうと、睡眠に悪影響になる可能性も考えられます。
この記事では「青色」「アースカラー」についてご紹介します。
青色の色彩効果
寒色に代表される「青色」は、冷静、鎮静、興奮を抑える、といった色彩効果があるとされています。
気持ちを静めて落ち着いて過ごす寝室に取り入れたいカラーです。
寝具や、寝室のカーテンは青色がおすすめです。
また、涼しさを感じられる色なので、夏の時期にラグやソファカバー、ブランケットで取り入れることで視覚的に涼しく感じられるといわれています。赤色のお部屋と青色のお部屋では体感温度に差が出てくるという実験結果が論文として報告されています。
冷静さを感じられる色なので、集中して過ごすワークスペースにもおすすめです。
アースカーラーの色彩効果
アースカラーとは、緑色やベージュ、ブラウンなどの自然を感じさせるカラーです。アースカラーは落ち着きや癒し、ストレス緩和に効果があるといわれています。
家具などで簡単に取り入れやすいですし、だれもが馴染みやすいのでインテリアに取り入れやすいカラーです。
寝室だけでなく、家族で過ごすリビングにもおすすめです。
木製の家具や観葉植物、植物や風景画のアートなど、大きい家具から小物アイテムまで取り入れ方は様々です。
緑視率
視界における緑(植物)の占める割合のことを「緑視率」といいます。緑視率が高いほど、リラックスしやすいといわれています。植物には空気清浄作用や加湿作用も期待できるので、リラックスして過ごす空間には観葉植物がおすすめです。
緑視率約15%の空間は、作業効率が最も上がりやすいといわれています。在宅ワークの方は、自宅のワークスペースに適度な観葉植物の配置がおすすめです。
さいごに
原色の赤色やオレンジ色は興奮作用があると考えられています。寝室には避けたいカラーです。これらの色をインテリアに取り入れる場合は、家族や来客と会話をして楽しんで過ごすお部屋がおすすめです。明るい印象で温かみを感じられる空間になるので、コミュニケーションが生まれやすくなる可能性があります。
色の持つ効果を用途ごとのインテリアに上手く活用することで、1日の生活リズムが整いやすくなります。それぞれのライフスタイルに合ったインテリアで、ココロもカラダも健康的に暮らしてください。