【読書ログ】『一万円選書: 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語』 岩田 徹
こんばんは。
結局「書く、書く」宣言をして、咀嚼しきれずにいた本のログを書ききらないまま、次の本を読み終えてしまった、凛です。
今一度読み直してから、どこかで再チャレンジ・・・でも良いかもしれませんね…(笑)!
さて、早速ですが、今回ご紹介する本はこちら。
北海道の砂川市にある、町の本屋さん「いわた書店」。
そこでは、店主の岩田さんが1万円分の本を選書してくださるサービスがあるようです。
現在は、1年のうち数日間の募集で3000人以上の応募があるほど、大人気のサービス。
「あるようです」と書いた通り・・・恥ずかしながら私はこのサービス、今回の本を読むまで、知らずに過ごしていました。
では、一体どうしてこの本を手に取ったのか。
きっかけは、これまた1本のnote記事でした。
三好さんのnoteから、三好さんの受けた感動の嵐が私にもどっと押し寄せてきて、本のあらすじもよく読まずに買っちゃっていました。
(普段は、あらすじを読んで、吟味して買う派です。)
ということで、サービスの内容などもよく分からずに、最初のページを開いた私。
すると、いきなり飛び込んできたのがこの問いたち。
えっ・・・ここで完全に手が止まってしまっていました。
質問文を繰り返し、繰り返し読む・・・でも、正直パッと出てこない。
「よし、後から考えてみよう!」と一旦読み進めることに。
そして、その直後に岩田さんがいつも選書される際の「選書カルテ」の内容だと知ります。
この本を読み進めるなかで、岩田さんがこの「選書カルテ」にいかに向き合い、いかに一人ひとりに寄り添いながら本を選んでいくのかが、しっかりと伝わってきます。
それに、そんな岩田さんのお姿を通して、今後の生き方に思いを馳せながら読み進めていくと、あっという間に読み終わってしまいました。
岩田さんが優しく語りかけるように、綴られている文章も、読みやすさのひとつ。
お人柄がじんわりと伝わる、素敵な文章です。
なんといっても、本好きにはたまらないぐらい、素敵な本がたくさん紹介されていて、それも楽しく読み進められた理由のひとつかもしれません。
私が好きな一節は、こちら。
たしかに・・・!
私の読書ログでもよく書いていますが、本の中の登場人物たちは、それぞれが悩みながら、目の前の日常を一生懸命に生きていて。
その姿に、勇気や明日を頑張る活力をよくもらっていますし、そこに生き方のヒントを見出したりもしています。
だからこそ、私は本が好きなんだよなぁと気づかせてもらった一節でした。
そして、岩田さんが今の「いわた書店」のあり方や、「一万円選書」というサービスにたどり着くまでの軌跡についても、この本を通して触れることができますが、そこからも学ぶこと・感じることがたくさんありました。
つい焦って、目に見える結果を欲しがってしまったり、目に見える結果を手に入れるために、短期的な目線で動いてしまったりしてきたことが、数知れずある、私。
そんな私にとって、岩田さんの生き方・働き方はすごく眩しく感じました。
目の前の一人ひとりに、とことん寄り添って、とことん向き合って、「選書」を通して、その方が自分なりの答えを見つけるお手伝いをされている・・・そんな風に、真摯に向き合い続けてきたからこその今なんだなぁと、しみじみ感じていました。
などなど、随所に気づき・学びが散りばめられており、久しぶりにKindleの「ブックマーク」機能が大活躍!
いくつか気になった本があったので、読んでみて、またこちらでどんどんご紹介していきたいと思っています♫
最近、noteを通して素敵な本と出会うきっかけをいただきっぱなしで、本当にありがたい限り。
同時に、私の記事を通して、誰かが素敵な本と出会えるきっかけを、少しでも作れていたらいいなぁと、改めて思う今日この頃です。
それでは、また次の読書ログまで・・・^^
本日もお読みいただきまして、ありがとうございました!
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