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【読書ログ】『恋愛の発酵と腐敗について』 錦見 映理子

こんばんは!
意外と短い期間で帰ってきました、凛です(笑)。


これまでに書いた『メンタル強め美女白川さん』や『旅屋 おかえり』の続きを読んでいるのかと思いきや・・・週末、ぼんやりSNSを眺めていたり、ネットサーフィンをしていたりすると、ふと「読んでみたい!」と心動かされた本があって、ついそちらを読んでしまいました。

そのうちの1冊が、こちら!

「少しだけ…」のつもりで読み始めたら、「どうなるんだろう…」と展開が気になって、あっという間に読みきってしまいました。


不倫の末に、会社を退職し、見知らぬ街で夢だった喫茶店を開いた、万里絵。
あるとき、そんな万里絵の前に、近所のパン屋のパン職人・虎之介が現れます。
この本は、そのちょっと不思議な男と、その男を取り巻く女たちの物語です。


なんだろう・・・感想が上手く書けないかもしれません。
生き方も、恋愛も不器用な女性が、いろいろな出来事をくぐり抜けたり、苦い思いも味わいながら生き続けた末にたどり着いた、「本当に欲しかったもの」とは・・・?

あらすじも読まずに本を手に取った私は、タイトルに「腐敗」とあるので、てっきり堕落して終わっていくのかと思いきや・・・思わぬ結末から、すごく大切なことに気づいた万里絵の姿を見て、(上手く言えないのですが)なんだか少しホッとしたような気持ちになりました。


生きていれば、苦しい時期があったり、嫌な思いをすることだってあります。
不器用な人だったらなおさら、その数は多い気がします。
それでも・・・いつか「その経験・時間があったからこそ」と思える日がやってくるはず。
そして、そのとき、人生の階段を一段上がっていたりするんですよね…!


あとは・・・「誰かに遠慮しない」と「誰かを傷つけない」のバランスを見つけるのって、難しいこともあるのかもしれないですね。
恋愛となると、余計に。
だけど、「誰か(ときに自分?)を傷つける」怖さだけを持っていて、何も動かなければ、何も変わらないし、素敵な恋や人間関係を手に入れることなんてできないんだなぁと、読み終えてしみじみ感じています。



今回はここまでにしようかな。
ブログを書き始めて、また本を読みたい意欲が高まってきています。
引き続き、マイペースに更新していきます♫

明日から月曜日!
来週は水曜がお休みなので、元気いっぱいでまいりましょう。

ではでは、おやすみなさい〜!






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