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【読書ログ】『旅屋おかえり』 原田 マハ Part2

月末でバタバタと過ごしていました・・・1週間以上ぶりの登場ですね。

さて、タイトル通り、やはり・・・1本書かずにはいられませんでした。
原田 マハさんの『旅屋おかえり』の読書ログ。

前回読む順番をちょっぴり間違えてしまい、特別編ですでにご紹介したので、何かの機会にさらっとお話すれば良いかなと思っていましたが・・・読んでみて、どうしてもその感想を残しておきたくなりました。


主人公の丘えりかはタレントから、ひょんなことから依頼主に代わって旅をする「旅の代理人」に。
主人公のえりかが心から旅を楽しみつつ、依頼主が”本当に望んでいること”を一生懸命考えて動く姿、そんなえりかを温かくサポートする、鉄壁社長をはじめとした、素敵な仲間たちが紡ぐ、とってもハートフルなお話です。

今回の本編では、いかにして「旅屋」が始まり、えりかがどんな風に依頼を乗り越えていくのか。
そして、「旅屋」を始めたことで舞い込んできたチャンスと、鉄壁社長の知られざる過去とは・・・?

笑いあり、涙ありで、人の温かさに触れつつも、続きがどうにも気になって仕方がない・・・そんな展開。


今回強く感じたのは、主人公の「丘えりか」という人間の魅力。
どことなく不器用で、まっすぐで、一生懸命なんだけど、ちょっとおっちょこちょい(?)というか、なんというか・・・(笑)。
でも、すっごくいろんな方に愛されているんです!!


読み進めながら、なんでこんなに私も、みんなも、えりかに心惹かれるんだろう・・・ってずっと考えていました。

ひとつは、とにかく一生懸命なこと。
それも、自分のためにというよりは、いつだって周りのために全力で考えて、動くんです。
ときにちょっぴり無茶だったりもしますが、そのまっすぐな姿に、周りも心動かされちゃうんじゃないかと思いました。

そして、もうひとつは、周りの人への感謝を絶やさず、愛を持って生きていること。
依頼主からの依頼を引き受け、「(旅の)成果物」をお届けするまでに、さまざまなドラマがあって。
そのドラマのなかで、えりかを常に支えてくれて、旅の終わりには”おかえり”のひとことで迎えてくれる人たちのありがたさ、温かさに、えりか自身が改めて気づくシーンが随所であります。

いつだってみんなのことをまっすぐに想っているし、(陳腐な言葉かもしれませんが)みんなのことが大好きなえりか。
そんなえりかだからこそ、みんなもきっとえりかのことが大好きで、応援したくなるんだろうなぁと、なんだかそんなことをしみじみと感じながら、読み終えた1冊でした。


生きていく上で、「〇〇ができる」、そんな風に目に見えるスキルや技術があることも大事かもしれません。
一方で、たとえ大きなことはできなくても、一瞬一瞬「目の前の人のために何ができるか」を一生懸命考えて、まっすぐに生きる姿勢や心構えを持っていることも、すごく大切なことなんじゃないかなぁ。
えりかが懸命に生きる姿を目にすることで、そんな風に改めて感じています。

えりかを見習って、今日も明日も、まっすぐ、一生懸命に。
そんな風に生きる私であれたらと思っています。


今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます!
『旅屋おかえり』、本当に素敵な1冊なので、ぜひ読んでいただきたいなぁ♡


▼「読書ログ Part1」も覗いてもらえたら、嬉しいです♫


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