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読書記録📙Bの戦場2−さいたま新都心ブライダル課の機略–📙

Bの戦場シリーズ第2巻です。

ウエディングプランナーの北条香澄が職場の年下上司で美形の久世課長に求婚されるというまるで乙女ゲームのような物語…


じゃないんです!


この久世課長。彼は香澄がコンプレックスを抱いていた顔を『絶世のブス』と褒め称え(←?)、崇めているのです。
つまりブスであればある程いいという究極のB専だったのです。

子供の頃から切望していた幸せな結婚が手に届く所まで来ているのに、彼から『ブス』と言われるたびに土壇場で地面に叩きつけられる。

読んでいてそんな感情が湧きました。

セクハラ…いや今ならモラハラで訴えてもおかしくない状況の中、日々業務をこなす香澄でした(お疲れ様です😭)


そんなある日、中途採用で入社した財前さんがブライダル課に配属されます。

久世課長(この時は上司モード)から財前さんのウエディングプランナー業務の教育係に任命される香澄。年上で元CAという社会経験も豊富な経歴、おまけに美人な彼女に圧倒され、しまいには仕事のやり方で対立してしまいます。

彼女より私の方が社会経験も浅いのにどうして教育係なんだろうと、久世課長の思惑がわからない香澄は教育係としての自信をなくしてしまいます。

そんな中、財前さんが担当した若いカップルのウエディングプランで思わぬミスが発覚してしまいます。

これには香澄の『誰かの幸せな瞬間を演出する』という信条を持つウエディングプランナーとしての怒りが爆発!


年上年下、経験常識そんなの関係ない!


教育係としてウエディングプランナーとはなにかと指導する香澄。そしてこの問題をどうクリアするのか!?

そして、久世課長がなぜ香澄を教育係に任命した理由が後々わかります。


その他、香澄の地元の男友達である芸人が登場し、久世課長が彼をライバル視するお話も面白いです。
求婚されているはずなのになんか違うと思わず突っ込んでしまう久世課長の口説き文句。

読んでいくうちに段々癖になってきますwww


今作も読み応えのある作品でした📙



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