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「強迫性障害」という病名とのより良い付き合い方

まずはじめに、
あなたが「強迫性障害」と診断された時、もしくは自分の愛する家族やパートナーが「強迫性障害」と診断された時、どのような気持ちになりましたか?

私はというと、
自分の正体不明な不安や手洗い行為に、名前が付けられたことにより、
「あぁ、私は【強迫性障害】だからそうなってたんだ」
とホッとした気持ちがありました。

しかし同時に、
「私はもう【普通】ではなくなったんだ、私は【障害】なんだ」
というショックな気持ちとただひとり孤独な気持ちがありました。

病名があることによって、救われることってもちろんあると思います。

しかし同時に、病名があることによって
「その病名である自分自身に苦しんでしまう」
ということもある気がします。

私の場合は後者の割合が圧倒的に高く、本当に長い間「自分は強迫性障害である」という事実に苦しみました。
こういった苦しみって、本当に辛いものなんですよね。

しかしそんな経験をした私だからこそ、かつての私と似たような辛い気持ちの中にいるあなたに、改めて今お伝え出来ることもあるのではないかと思うのです。

そのため以下では、

・そもそもなぜ病名があるのか?
・病名を伝えられた時におすすめな心構えとは?

について簡単にお話できたら良いなと思います。

まずひとつ目は、
「なぜ病名があるのか?」についてですが、病名というのは簡単に言うと「分類分け」です。

私たち人間というのは、得体の知れないもの、また分からないものに対して、大きな不安を抱いてしまうものなのです。

だからこそ、
「その症状とは一体何なのか」ということをきちんと「分類分け」して名前を付けてあげることで、お医者さんから見ても、当事者から見ても、誰から見ても客観的にその症状に対して「分かる」ようになれるというわけなのです。

なので、「強迫性障害」と診断されてホッとしたと感じることもあるかと思いますが、それは病名があるからこそですよね。

また、病名についてきちんと理解できるようになれば、その病気を克服しようと思えますし、それは病名があることによる利点と言えるかもしれません。

しかし一方で、
病名はあくまでも「分類分け」に過ぎないということです。

あなた/あなたの愛する人の全てが、人生そのものが、未来が「強迫性障害」というわけではないのです。

あくまで、症状として現れている部分に対して付けられる「強迫性障害」という病名なのです。

だからこそ、必要以上に「強迫性障害」という病名によって苦しむことはないんですよね。

「そうは言われたって、苦しいものは苦しいよ」と感じるのが本音なのかも知れません。

だからこそ、二つ目の「病名を伝えられた時の心構え」としましては、

あくまでも「強迫性障害」という病名は、症状として現れている部分に対してのものであって、
あなた/あなたの愛する人=「強迫性障害」というわけではなく、
あなた/あなたの愛する人=あなた/あなたの愛する人でしかありません。

唯一無二の尊い存在なのですからね。

これらは全て、私個人の考えにはなるのですが、今お伝えさせていただいたことを頭の片隅にでも置いておいていただいて、ちょっとでも心が軽くなるのにお役立ていただければ幸いです。

分かりにくい箇所もあったかと思うのですが、ここまでお読みくださって、ありがとうございました!

それではまた、次のページでもお会いできたら嬉しいです!

(初の割と長めの文章、ちゃんと書けてるかとても不安です笑)

りん








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りん【強迫性障害(精神疾患)/不登校を乗り越えたひと】
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