「ついつい買い食いしちゃう」を生み出すお店の戦術と3つの対策
無駄買いNO.1の買い食い
こんにちは、Rinです。
5月が近いですが、皆さんは体調は崩していませんか?
最近はかなり暖かくなってきたので、気温の変動に注意して生活していきたいですね。みなさんも気をつけてください。
さてそんな4月ですがこの月になると、なにかと出費がかさみますよね。学生であれば参考書や新居の家賃、社会人であればスーツの新調や新しい人付き合いなんかで予想以上にお金がかかって焦ってしまう経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。
なるだけ出費を抑えるために無駄買いをしないようにしたい...とみなさんは考えていると思うのですが、僕たちが最も無駄買いをしやすいものって何だと思いますか?
それは買い食いです。
自分の家計簿や家計簿アプリをみてみると頻繁に買い食い(テイクアウトも含む)をしていることが確認できると思います。
「仕事で疲れたからコンビニで何か買おうかなぁ」や「ちょっとショッピングモール見て回るだけのつもりだったけど、少しお腹が空いたから買って帰っちゃおうかなぁ」、「そんなに高くないから今日くらい良いよね!」などなど...みなさんが買い食いをするときはおおむねこういった状況だと思います。
僕も稀にですが、お金の無駄遣いをしたときはだいたいそんな感じです(笑)初めは買うかどうかで悩むんですけど結局買っちゃうことが大半なんですよね。
買い食いを何度もしてしまうのは自分に意志力や我慢強さがないからだと悲観して自分を責める人もいるかもしれません。
ですが、安心してください。あなたのせいではありません。もちろん買ってしまうのは意志力や我慢強さも原因の1つですが、環境、つまりお店側がついつい買い食いをしてしまうように仕組んでいるからでもあるんです。
今回はそんなお店、特に飲食店がお客に買ってもらうための戦術と、無駄買いをなくす3つの対策について紹介します。
なぜ買い食いをしてしまうのか
結論から申しますと、僕たちに商品を買ってもらうための飲食店の戦略は、出入り口の近くにお店を構えることです。
それだけの理由で買い食いをする筈がない、とみなさん考えたと思います。ですが、順序立てて説明するのでもう少し付き合ってください。
まず人が物を買うときには確実に葛藤が起きます。「本当にこれを買ってもいいのか」、 「買っても自分は損をしないのか」などなど。すごく悩んだ経験が誰にでもあることでしょう。
この葛藤というのは欲望と理性の戦いです。食欲や物欲といった欲望が強いほど買ってしまい、先を見据えて冷静に合理的になることができれば、無駄買いを我慢できる状態です。
この欲望vs理性の勝敗率はどれくらいだと思いますか?3:7くらいでしょうか?
実はそんなに高くありません。勝敗率は五分五分、5:5です。つまり2回に1回は買ってしまうわけなんですよね。僕たちは自分が思っている以上に誘惑に弱い生き物なんですよ。
特に食欲は強いと予想できます。1万年以上前の時代に人類は野生動物と同じようにあまり食事を取ることができませんでした。自分たちで植物、動物を育てることができない時代でしたからね。
そうなると見つけて食べ物はすぐに食べたほうがいいわけです。いつなくなるか、奪われるか分からないのならすぐに食べてしまった方がいいでしょう。
特に砂糖や脂などのカロリーが高いものにはよりお腹を満たしやすいですから、より強く反応します。そして現代の人間の脳はその時代から大して変わっていません。200万年前からいる種族が1万年ぽっちで変わると考える方がおかしいでしょう。
つまり、現代の食にあまり悩まされなくなった僕たちもカロリーの大きいものには強く反応してしまうんです。スイーツやジャンクフードなんかが滅茶苦茶食べたくなる理由が分かりますね。3大欲求にも七つの大罪にも入ってるだけあります。
であるとすれば、飲食店側がお客さんに買ってもらえる確立50%をさらに上げるにはどうするればいいでしょうか。
答えは簡単、お客の食欲を上げて理性を下げさせればいいわけです。
飲食店ではよく食欲を刺激するために匂いを使って今たりしますよね。
では理性を下げる方法は?
それが出入り口の近くにお店を構えることです。
仕事帰りの駅前やショッピングモールなどの出入口が該当しますが、今回はショピングモールで理性を下げる方法の説明していきます。
みなさんがショッピングモールに行った時には何をしますか?いろんな商品やサービス、イベントなどを見ると思います。これは今の自分に必要か、買ったら今よりいい生活を送ることができるのか考えますよね。
こういった自分にいるのかいらないのか考えるのって結構疲れますよね。このような選択肢のために頭を働かせて疲労することを選択疲れといいます。つまりショッピングモールでは色んな商品やサービスが自分にふさわしいか考えてしまうので選択疲れを起こしやすいわけですね。
選択疲れは選択に悩めば悩むほど疲労が大きくなりますので、ショッピングモールを見て周れば周るほど疲れが溜まり、比例するように判断力が落ちていきます。
この状態で帰るとなったらどうなると思いますか?
皆さんが帰るためには当然ですがショッピングモールの出入り口を通らなくちゃいけませんよね。
ですが出入り口には美味しそうな匂いのする食べ物がたくさん売っています。さて、判断力が落ちた自分がおいしい匂いのする食品を見つけたら次に何をするか簡単に予想できますよね?
つまり、ショッピングモールの出入り口付近に飲食店やフードコートが配置されているのは、僕たちの判断力が選択疲れで鈍りに鈍った状態で美味しそうな匂いで食欲を刺激し、商品を買ってもらうためなんですよ。
恐ろしい戦術ですよね!これを大型商業施設の設計に取り入れた人はとんでもなく優秀だと思います。
ちなみにお店がある最上層の階にレストラン街や、フードコートがあったりするのも、その上階に駐車場があって出入り口に最も近い階層だからです。
大型商業施設に限らず、人が集まる駅前というのも、誰にとっても仕事帰りで言えば出入り口になりますからね。
ただ人が多く集まるからお店が多いだけではなかったんです。みんなが1番疲れている状態なのは駅ですもんね。当然疲労が多く判断力が落ち、買ってしまうわけです。鉄道会社、恐るべし......
では、ここからは本題の買い食いをなくす3つの対策方法について話していきます。
買い食いをなくす3つの対策
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