【自問自答】演歌バッグが、きっとわたしを育てていく
みなさまこんにちは。いかがお過ごしですか。
また更新が1ヶ月以上空いてしまいました。季節は確実に移ろい、すっかり梅雨空ですね。紫陽花が美しく。歩けばどこかのお庭からガーデニアの濃厚な香り。私の一番好きな花の季節です。
しっとりした空気の中でよく香るガーデニア。梅雨は好きではないけれど、梅雨だけの楽しみ。行きも帰りもわざわざガーデニアのあるお庭の前を通り、不審者さながらですが、香りを楽しませていただく。後ろ髪をひかれ、その場を立ち去る。梅雨時期の楽しみです。
転職してから1ヶ月半経過しました。まだまだ慣れないけれど、なんとなくの居場所ができてきたような気がします。板挟みになりやすいポジションで、不慣れゆえの衝突や誤解もあって、痛みを感じたりもしますが、なんとかやっています。1ヶ月、1日とて同じ景色のない日を過ごしました。体の変化、心の変化、環境の変化がありました。
でも、コンセプトを大事にしました。
環境の変化、体の変化により、色々思うところもありました。
でも、コンセプトを大事にしました。ガーデニアのような女というコンセプトを書き加えて。
演歌バッグをお迎えしました。
上品。ロゴが目立たない。上質。それらを満たすもの、すなわちコンセプト。私は目立ちたくなく、香りたつ色気があれば十分という生きざまが好きですし、そうありたい。
そんなコンセプトにふさわしい私の演歌バッグです。仕事に使えないA4が入らないサイズを選びました。
仕事は大事ですし、仕事というのは最優先で私にとって最大のエンタメだったけれど、これからは人生においてオプションの立ち位置にしたいと思っています。なので、仕事には持っていけないサイズのバッグにしました。
現在の仕事が週の多くを占め日常であるとしたら、演歌バッグを使う日は非日常だと思います。でも今後、家業として着物を着る機会が増え、人の前に立つ機会も増えることを思うとオフィスでの私とは別の自分を確立する必要があります。
どちらを主軸にするかといえば、わたしは非日常を主軸にしたいと思っています。
仕事をしている自分に対して今まで執着がありましたが、しっかりと距離をとることで非日常を主軸に。こう思うきっかけは結婚による影響が大きいですが、でも昔からそれを望んでいたようにも思います。
演歌バッグなら、これと決めていました。でも揺らいで決断できなかった。バッグを手に入れたことで着物での立ち居振る舞い、人前に自信を持って立つことを少し覚悟ができたように思います。
ガーデニアのような女。
くぐもる空気の中で可憐に咲く彼女。芯を感じるその花になれるように、
私を、演歌バッグとともに育てていこう。