また一人、そしてまた一人【日本語教師】
日本語学校の後期初日が終わり一安心していたところ
その翌日、学部長から
「また新しい生徒が入ります」
と連絡がありました。この日本語学校は、入学受付の締め切りは一応あるものの、学校が営業している間は基本的にいつでも入学を受け入れています。特に今年度は全体の生徒数が少ない為、どのクラスも随時絶賛募集中です。
「遊び」の要素が多い幼稚園、小学低学年クラスは、どの時期に新入生が来ても先生たちへの負担はあまりないのですが、「勉強」の要素が多い中高生クラス(私のクラスともう1クラス)は既存の生徒と新しい生徒とのギャップを埋めるのが大変です。
今回新しく入る生徒は、高校で日本語クラスを取って3年目というちょっと珍しいケース。
普通、1年でも経験があれば、私のクラスには入らないのですが、3年目なのに入門クラスを選ぶなんて訳アリの生徒なのでは???
生徒本人と直接メールでやりとりをしてみると、とても真面目そうな印象を受けました。私が「あれは習った?」「これは習った?」という質問に対し、正直に
「その用語は教わった記憶はあるけど、学校では説明されるだけで会話練習はほとんどしない。今学期は日本語クラスないし、これでは意味がない。会話ができるようになりたい。」
この生徒や私の息子がいる学区では、中学校、高校とも4学期制を採用していて、9週間ごとに学期が変わります。日本語クラスは4学期のうちの2学期あるのですが、ここが問題で、2学期連続ではなく1学期と3学期というような感じなのです。なので、9週間連続習って、次の9週間は休み。そしてまた9週間連続習うので、休みの間習ったことを忘れてしまう生徒がほとんどなんです。
なるほど・・・。そうだよね。まさに私が学生時代の日本の英語教育と同じ。ひたすら英語→日本語に訳すだけだったから、リスニング、会話なんて全然できなかった。
そんな訳で、私のクラスで基礎からきっちり学ぶことになりました。これで生徒4人。プライベートレッスンではできなかったZoomのブレイクアウトルームを使って生徒同士のグループ練習ができるかも😆
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そして、昨夜
「もう1人、新しい生徒が入りそうです」
の連絡がありました・・・( ̄▽ ̄)"