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台湾スイーツ「豆花」を求めて①〜山海豆花〜

山手線新大久保駅の改札を出てすぐの、小規模なフードコートの中のお店を訪問。
台湾料理のお店が3店舗、日本酒のお店が1店舗あって、いくつかのお店で注文すると色々楽しめそう。
お店の中はカフェみたいで明るくて良い感じ。

豆花と飲み物のセットを注文。すべてホットで。
豆花はトッピングを3種類選び、飲み物もメニューから選ぶ。
今回のトッピングはタロイモ団子、カリカリ落花生、桃樹液ゼリー。
飲み物は古早味紅茶(台湾紅茶)。

甘みは全体にあっさり。
でも薄いという感じはなく、ほんのり甘くてとても好み。
お店のインスタで、夏にはシロップの味が違う季節の豆花があるように書いてあった。
季節は違うけど、よく見たら今回も季節の豆花があったのかな。

豆花はなめらかで、ツルンとしていて、豆腐のような大豆感は少なく、シロップとよく合う感じ。

タロイモ団子はもっちり、白玉のようだけど芋が感じられる味と食感で、食べ応えあり。

カリカリ落花生は飴がけにしてカリカリさせている感じ。これも甘みはあっさり、香ばしさがあってカリカリしてとても美味しい。

桃樹液ゼリーは、ほんのり甘い、つぶつぶ感のある琥珀色のゼリーという感じ。寒天ともゼラチンとも違うような不思議な食感。クセのない味。
調べてみたら、桃膠(タオジャオ)というもので、桃の木の幹や枝から出た樹液が、小さな球状になって固まったものらしい。
固い樹液を一晩かけて水でふやかして、砂糖水などで煮込むと、つぶつぶゼリーのような食感になるとのこと。台湾や中国で薬膳食材として使われている模様。

古早味紅茶も、ほんのり甘い。
古早味というのは、昔懐かしの、というような意味で、台湾で昔から飲んでいた甘い紅茶らしい。
これも調べてみたら、紅茶の茶葉とケツメイシという漢方食材を一緒に煮出して砂糖を加えて作ると。

桃樹液ゼリーも紅茶も薬膳的なもので、作り方も手が込んでいてびっくり。

お店の方は中国語(台湾語?)でも接客されていて、バイリンガルな雰囲気。
台湾で働いていた時期があるようなので、本場の味に近いのかと想像する。
いつか台湾で豆花を食べてみたい。

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