「串カツあらた」が天才すぎた!
こんにちは、国武凜(くにたけりん)と申します!
「大阪Candy」というスナックのママをしたり、「LUXER MOON(ルクサームーン)」というピアスブランドのオーナーをしたりしております!
▼ラジオ配信もやってるよ!▼
串カツ屋さん「あらた」
自分は日々、観察力や洞察力を磨くために、入ったお店や目の前にいる相手の仕草や街中の風景や使われている素材などに、すっごい目を光らせています。きもいでしょ?
そんな僕ですが、先日渋谷パルコの地下一階にある
「串カツ あらた」
に行ってきました。
その後予定があったので1時間ぐらい、1人で飲んでいたのですが、そこでの学びが多すぎたので共有させていただきます。
指物やバンドTシャツの意味
指物(さしもの)とは、戦国時代の武士が、戦場において自身の所在を明らかにするためなどに使った旗のことです。
この指物や、他にはバンドTシャツ、あとは文化祭でのクラスTシャツなどなど、チームみんなで揃って使うやつって、色々あるじゃないですか?
あれはなんの意味があるのでしょうか?
主に二つありまして、
・他のチームとの識別
・所属感の創出
これらかなと思います。
わかりやすい意味の一つ目が
「他のチームとの識別」
なのですが、戦国時代の指物はちょっと異様です。
というのも、基本A対Bなので、目の前に敵がいることが多いです。なので、どいつが敵で、どいつが味方かって、正直みんなわかってるんですね。
なのにあんなに指物を使う理由は、二つ目の
「所属感の創出」
なんです。
僕は今、「チームくにたけ」という僕を代表としたチームがありまして、このチームで実店舗経営をしようと動いています。
このチームのメンバーの士気をあげる一つの方法が、
「私はチームくにたけのメンバーである」
と実感できる「指物」であり、「バンドT」であり、「クラスTシャツ」なんです。
他のチームとの識別機能は、そのまま「自分のチームへの所属感」を生みます。そうすることでメンバー一人一人の士気が上がり、これが指物の1番の機能だったりします。
で、本題に戻って「串カツあらた」の指物ですが、二つありました。
1.全員おそろの作業服
2.太鼓
一番はわかりやすいですね。チームくにたけのメンバーであるえりちゃんが働いている「チムニーコーヒー」も、みんな同じ作業服を着て、チムニーコーヒーの店員でありそのチームの1人であることを認識させます。
▼えりちゃんのnote▼
▼チムニーコーヒーのHP▼
さて、面白かったのが「太鼓」です!
みなさんも一回一回行ってみて下さい、あらたのカウンター近くには小さい太鼓が置いてありまして、そこの近くにいた店員さんが、お客さん入店時にどんどこどんどこ鳴らして、なんかみんなが歌ってるんです!!!
この太鼓と歌の機能は
1.エンターテインメント(お客さん向け)
2.所属感の創出(店員さん向け)
この2つを持っていて、こっちも楽しくなってくる!
「面白い」とか「楽しい」は、従業員さんの満足度をあげ、それはそのままお客さんの満足度を上げる要因になる。
またいきたいなと思いました。
デザインにかなりお金がかかっていた!
さて、次に面白かったのが「デザイン」周りのお話です。
串カツあらたのシンボルはこのような感じです。
一目見たとき「かっこいいなぁ」と思ったのですが、その0.1秒後に
「なんでだるまなんだ?」
と疑問を抱きました。
だるまといえば思い出すのは大阪に本店を構える「串カツだるま」です。
そこで気になって、それぞれのお店の設立年度を調べてみました。すると
・串カツだるま…昭和20年
・串カツあらた…平成20年
これは予測でしかないのですが、だるまをシンボルのコンセプトにしたのは、同じ業界の強者にあやかるためではないでしょうか?
串カツだるまという、名のしれた店舗があり、お客さんの頭の中では「串カツ」と「だるま」に一本の線がある。
それを利用し、だるまをシンボルにして全面的に押し出すことで、串カツ業界に浸透しやすいように工夫し、おこぼれをもらう作戦なのではないでしょうか?
裁判沙汰になりそうな感じもするこの戦略ですが、めっちゃおもろい!!!と思いました。
またデザインのみならず、内装や立地にもかなりお金がかかっている印象でした(飲みながらなにを考えてんねん)
で、周りをウロウロしてみたり、テーブルの素材を確認してみたり、ネットで色々調べてみると、どうやら「女性向け」らしいんです。ここもカラクリがあると思っていて、
・男性向けは女性に刺さらないけど、女性向けは男性に刺さるから
・お店選びの主導権は女性にあるから
この辺りではないでしょうか?
これはめっちゃ勉強になります。
つまり、カフェや居酒屋を作るとき、内装やデザインなど、目につくところは女性がディレクターになった方が良さそうです。
まとめ
他にも面白い点がいくつもありました。メモしているのを晒すと、
・基本串カツメインなのに、昼はカレーがご当地メニューになってる
・串カツの出し方が独特「はいできあがりました」
・名は体を表す
などなど…
でもこういうのは、実際に目にしないと学べないことだと思うので、ぜひ行ってみて下さい!(回者じゃないよ!?)
[関連記事]
◯イベントの具体的な売り方と数字の比較
◯21歳、西野亮廣講演会の主催に挑戦します。