日記(2024.11.21)
政治家の話が面白くないって最悪だなぁと思っている。
ダークナイト、君の名は、鬼滅の刃ー無限列車編ー...
僕はお気に入りの映画を数年越しに見る癖がある。今日は時間があったので「デスノート Light up the NEW world」を8年越しに見直してみた。
アニメや漫画、映画をココ最近見る機会が増えたのですが、音楽シーン同様にYouTube ShortやTiktok、インスタのリール動画など短時間のコンテンツに慣れた現代人ナイズドされてる作品しか生き残らない時代になったように思える。
最初のインパクトにコストをかけてる感じがする、飽きられないようコンスタントに消費者の心をつかむ描写を入れる、早送りでも見れるように起きた現象をいちいち言語化してる(こけたときに「僕はこけた!」と言うみたいな)、元々馴染みのある作品のリメイクが多い(ダークナイトやデスノートなんてまさに)などなど...
こういった特徴のあるコンテンツに対して1部「文化が衰退している」なんて批判する人もおられますが、個人的には大好き。
これら現代コンテンツと「面白い話し方」はとても似ている。コミュニケーションを生業にしているからすっごいわかるのだが、抑揚や顧客の感情に寄り添った構成やターゲット選定の精度の高さなどは僕の中では「優しさ」であり、生き抜く術だと捉えている。
多くの人にとって「面白い」と思ってもらう為にはどうしたらいいかを試行錯誤して形にするのは紛れもなく優しさです。自分の話しかしない人間に「あの人は優しいわね」とは言わないですよね、そんな感じ。
ホストとして生き抜くには誰よりもコミュ力を磨かなきゃいけない。作品だって同じで、誰もが発信者となった今、ポジションを獲得したら好き勝手しても生き残れる時代でもないのです。
現代コンテンツはSNSが産んだ時代の流れでしかなく、それを文化の衰退というのは少し的外れが過ぎるのではないかと考える。
さて、この文脈に沿って話が面白くない(多くの)政治家について思考する。
日本国民総株主時代を目指し、格差是正をコンセプトに掲げる「ガブアンド」というサービスをリリースした前澤友作氏は、政治家になるつもりが毛頭もないそうです。
理由は、政治家は日本を、そして世界を変えられないから。
マクロな争いは国家間の格差から起きており、その格差がなくならない限り国内での貧困の格差もまた無くなることはない。この問題の諸悪の根源である「貨幣」を取り扱うルールをハックすることで、格差を無くすことが可能になるかもしれない。
そう考えたミヒャエル・エンデ氏もまた、前澤氏同様に政治家は世界を変えられないと訴える。理由は簡単、政治家は貨幣を必要としないからだ。
お金が多くあればあるほど政治家になれる確率は上がる一方で、お金があればあるほど政治シーンにおいてポジションを獲得する訳でもないしまた、株主や経営者のように資本主義を主戦場に戦う人達以上に金融リテラシーが上がる訳でもない。
なので基本的にこのシーンでは「下克上」が起こりにくい。そんな政治が世界を変えられるわけもない、と僕も考える。
大切なのはどこの家系に生まれどの大学を卒業し、誰と仲良くて誰と仲が悪いのか、持ってる思想や観念は何なのか、こういったところ。
そういった理由から、彼らは話すことに長けるべく勉強と実践を繰り返そうとはなりづらい。話が上手いことが生き残る術になりづらいという訳です。
また話が面白くない政治家は、僕からすると優しくない。彼らの話は国民が耳を傾けるべき重要事項なのだが、国民が耳を傾けないのは政治家が話を聞いてもらおうという努力が足りないからではないか?国会演説や議会は聞くに絶えない。
面白いことが全てでは無いが、面白いことは優先順位が高くあるべきだと考えます。だから僕は今日も面白くなりたいからあれやこれやとインプットする。
30〜40年計画で人生を過ごすと、ミクロな目線で不安になる時が多々あるんだけど、優しくなりたいし、強くなりたい。だから今日も頑張ります。
素敵な一日を。