【価格戦略】5点限定ピアスをいくらで売るか？
こんにちは、国武凜（くにたけりん）と申します！
「LUXER MOON（ルクサームーン）」というピアスブランドのオーナーをしております！
・バンドくにたけライブフォトブックはコチラ
プライシングはアートだ
本題です。
今回は、最近話題の「BAND KUNITAKE × LUXER MOON」コラボピアスの’価格’に関するお話です。
皆様、自身の商品・サービスの価格をどのように決めてらっしゃいますか？
ぶっちゃけ「なんとなく⚪︎⚪︎円かなぁ…」みたいな感じじゃないすか！？
数々の結果を出してきたプロの経営者でも、プライシングだけはなんとなくやっている人が少なくありません。それくらいに、プライシングは未知の領域でもはやアートに近い。
さて、そんな中で「こういうふうに考えてみたら？」というプライシングに関するセクシーなプロセスを今日は全て公開していきます！！
・参考本「暗記する戦略思考」
STEP１「条件を整理しろ」
まずは制約や条件をリストアップします。
・製作コストはトータルで7万円
・販売する個数は５つのみ
・利益はつくる必要はない
STEP2「付加価値はどこにある？」
次は顧客からみた価値を考えます
・BAND KUNITAKEの物語がコンセプトとなっている
・LUXER MOON初のコラボ作品
・ブランドオーナー国武凜
・限定5個
・流通もかなり限られている（メンバーに直接購入の申し出をしないと買えない）
STEP3「プライシング」
さて、ここからは以上のSTEPを踏まえた具体的なプライシングを行なっていきます。
【顧客ベース】
・BAND KUNITAKEファン第一号であるおちゆ（24）が一つのピアスに払える最大金額
＝平均月収 ー 生活費（家賃１ヶ月分＋食費１ヶ月分＋諸々の雑費１ヶ月分） ー その他毎月娯楽に使う金額
＝25万円 ー 17万円（6万円＋9万円＋2万円）ー4万円
＝4万円
この4万円に「これまでの貯金から今回の作品のために崩せる額」を価値ベースで推測。
では2万円だとしましょう。
【原価ベース】
＝製作にかかるトータルコスト ÷ 販売個数
＝7万円 ÷ 5＝14000円
ここから考えるに、今回のコラボ作品は
「14,000〜60,000円」
の間で設定すればいいとわかりますね！
ここからもう一歩踏み込んで【価値ベース】つまりおちゆはいくらまでなら買いたいと思うかの最大値を考えて値付けするととてもいい感じになると思います！！
ちなみに今回の場合、
・買ってくださる方に金銭的負担を背負わせずに済む最大の金額
・利益は出す必要がない
という観点から14,000円で販売します！！
たとえば「プレミアム感を出したい」のなら威光価格を利用して「20,000円」にするとか、
たとえば「よりグレードの高い作品（50,000円）を売るため」なら 40,000円に設定して10万円以上の作品をもう一つ用意するとか、
場面場面で分けて色々考えてみて下さい。
あなたが自身のピアスをおちゆに買ってほしいと考えているのに、61000円とかで売ってたら一生売れません。
きちんとペルソナを作って、その人の家計簿を作ることがとっても大切というお話でした。
※おちゆに暗に「買えよ」と恐喝しているわけではけっっっっしてないよ！！マジで！！
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