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今後のメタバースの可能性と期待。


はじめに

「メタバース」という言葉を聞くと、まずはゲームの世界を思い浮かべる人も多いと思います。
僕自身も、最初は「ただの仮想世界で遊ぶだけのもの」と思っていました。しかし、実際にメタバースの中に入り込んでいくと、それは単なるゲームではなく、私たちの生活や仕事、エンターテイメントの在り方そのものを変える巨大なプラットフォームだと気付かされました。

近年では、メタバースはさまざまな産業で注目されるようになり、企業や個人がバーチャル空間で活動する場面が増えていると私は考えています。
私が特に興味を持っているのは、メタバースがもたらす新しい交流の形働き方の変革です。
この記事では、僕が体験した5000時間に及ぶメタバース世界での経験をもとにメタバースの可能性についてお話ししていきます。

作業・放置もあるので5000時間とは言えないかもしれませんが。。。

メタバースは、一言で言うと「仮想空間」ですが、その中でできることは、ゲームの範疇をはるかに超えています。
メタバース内では、アバターを通じて他のユーザーとリアルタイムで交流するだけでなく、さまざまな体験が可能です。例えば、仮想オフィスでの会議、バーチャルライブでの音楽イベント、さらには自分の創造したコンテンツを販売するマーケットまで存在します。

僕がよく利用するVRChatでは、バーチャル空間で友達と一緒に遊んだり、クリエイターが自分の作品を展示したりすることができるだけでなく、ライブイベントや講演会も開催されています。
このように、メタバース内での活動は現実世界の延長であり、時にはそれ以上に自由な表現ができるのが魅力です。

専門学校での入学式はClusterで行われました。

特に興味深いのは、メタバースがコミュニケーションの場として進化している点です。
例えば、アバターを通して顔を合わせることで、物理的に離れた場所でも感覚的に近い距離で会話できるようになる。
また、さまざまな文化背景を持つ人々との出会いや、国境を越えたコラボレーションが生まれる点も、メタバースの大きな可能性だと思います。

私が期待するプラットフォーム

メタバースの未来を切り開くプラットフォームとして、VRChatClusterは特に注目しています。
どちらも仮想空間内で人々が集まり、様々な活動ができるプラットフォームですが、それぞれに特徴があり、異なるユーザー層や用途に応じた使い分けがされています。

1. VRChat

私のメインプラットフォームはVRChatです。

VRChatは、特に国際的なユーザーに人気が高いプラットフォームです。ここでは、ユーザーが自分自身でアバターやワールド(仮想空間)を作成し、他のユーザーと自由に交流できます。VRデバイスがなくても参加できる点も魅力の一つで、リアルな体験を楽しむことが可能です。

VRChatの強みは、ユーザーがコミュニティを形成し、さまざまな創造的な活動が行われている点です。
私自身もVRChatを体験して感じたのは、自由度の高さインタラクティブ性です。
ユーザーが作ったワールドの中で、まるで別の世界に迷い込んだかのような感覚を味わえたり、海外のユーザーと自然にコミュニケーションを取ることができたりと、国際的な出会いも数多くありました。
私自身、英語を学習したいと思ったきっかけがVRChatですし、UnityやBlender始めたきっかけもVRChatになります。

2. Cluster


Clusterってロゴかっこいいですよね。

一方で、Clusterは、国内発のプラットフォームとして急速に成長しています。Clusterの特徴は、ゲームだけでなく、ライブイベントやセミナー、バーチャルショッピングなど、ビジネスシーンにも活用できる点です。
イベント主催者が簡単に仮想空間内でイベントを開ける仕組みが整っており、企業やクリエイターが多く参加しています。

特に、VRに限らずスマホやPCからもアクセスできるので、誰でも簡単にメタバースの世界に参加できるのがClusterの大きな魅力です。
また、Clusterのインターフェースは直感的で、技術的な知識がなくても気軽に楽しめるところもおすすめポイントです。
ただVRでプレイするとバグが多い。(スマホユーザーが大半を占めるためVRにそこまで注力していないと考察した。)
プレイ時間は50時間程度なのであまり書けません。ごめんなさい。

今のメタバースができること

現時点でのメタバースは、従来のインターネットやデジタル空間では実現できなかったユニークな体験を可能にしています。
メタバースが提供する自由度やインタラクティブ性は、まさに仮想空間ならではの魅力です。ここでは、今のメタバースだからこそできる、注目すべき活動や体験をいくつかご紹介します。

1. 仮想イベントの新たな可能性

現実の制約を超えた規模や演出が可能なバーチャルイベントは、メタバースの大きな魅力の一つです。これまでにもオンラインでのイベントは行われてきましたが、メタバースでは3D空間内でのリアルな体験ができ、参加者がより没入感のある交流を楽しめます。たとえば、バーチャルライブでは、観客がアバターを通してステージのすぐ近くに集まり、リアルタイムで反応したり、パフォーマンスに直接参加できるのです。

僕が参加したライブイベントでは、リアルな会場では難しい空間演出が実現されており、バーチャル空間だからこそ可能な幻想的な照明ダイナミックな舞台装置が印象的でした。視覚的なインパクトだけでなく、参加者がリアルタイムで感想を共有し、交流できる機会も提供され、従来のエンターテイメントとは一線を画す体験でした。

SANRIO Virtual Festival 2024(シナモンかわいい。)

2. 新しい働き方とコラボレーション

メタバースは、リモートワークバーチャルオフィスの概念をさらに進化させると私は考えています。
物理的なオフィスにとらわれず、仮想空間内でチームメンバーとリアルタイムにコミュニケーションを取ることが可能です。3Dモデルを使ったプレゼンテーションや、バーチャルホワイトボードを使って共同作業を行うことで、よりインタラクティブで創造的な仕事ができます。

Gather(就活で紹介された会社が採用していました。)

僕自身も、メタバース内で行われる議論?(会議)に参加した経験がありますが、仮想空間ではディスカッションのダイナミズムが非常に高まると感じました。例えば、物理的な会議室では不可能な、同時に複数の視点から資料を確認したり、アバターを使って即興的にアイデアを形にしていくプロセスは、メタバースだからこそ可能な効率的かつ柔軟な働き方だと実感しました。

3. グローバルな交流と文化の融合

メタバース内では、国境を越えた出会い文化の交流が非常に簡単に行えます。物理的な距離や言語の壁を超えて、世界中のユーザーが集まり、共通の興味や関心を共有することができます。僕がメタバースで特に魅力的だと感じるのは、このグローバルな視点です。
異なるバックグラウンドを持つ人々と簡単に出会い、交流することで、自分の視野も広がると同時に、より多様な視点から物事を考えるきっかけになります。

VRChatやClusterでの体験を通じて、僕は数多くの国際的なコミュニティとつながり、時には言葉の壁を感じつつも、アバターやジェスチャーを使ってコミュニケーションを楽しんできました。
さらに、リアルタイムの翻訳機能が発展すれば、今後は言語の障壁も取り除かれ、よりスムーズなグローバル交流が実現されることが期待されます。

私が予想する進化

メタバースはまだ始まったばかりで、今後ますます進化していくと私は考えています。
現段階でも私たちの生活や仕事、エンターテイメントに変革をもたらしていますが、未来にはさらに革新的な技術や体験が待っているでしょう。ここでは、僕が感じているメタバースの進化の方向性について考察してみます。

1. 身近な仮想空間の拡大

今後、メタバースはさらに身近な存在となり、誰もが自然に仮想空間と現実を行き来するようになるでしょう。現在はVRヘッドセットやPCが必要ですが、将来的には軽量なARグラスコンタクトレンズ型のデバイスが開発され、よりシームレスに仮想空間にアクセスできるようになると考えています。

例えば、日常生活の中でメタバースにアクセスし、仕事の合間にバーチャル会議に参加したり、友人とリアルタイムで仮想イベントを楽しむことが当たり前になるかもしれません。
メタバースが日常の一部として溶け込み、現実と仮想の区別が薄れる未来が待っているのではないでしょうか。

2. AIとの共存とサポート

メタバースの進化には、AI(人工知能)が欠かせない要素だと考えています。
現時点でもAIはメタバース内でサポートキャラクターやバーチャルアシスタントとして活躍していますが、将来的にはより高度なAIが私たちの生活をサポートする存在となるはずです。

例えば、AIがリアルタイムで翻訳を行い、世界中のユーザーとスムーズにコミュニケーションを取れるようになることで、言語の壁が完全に取り払われる可能性があります。
また、AIがメタバース内でのアバターの動きや表情を自動で調整し、より自然な会話や感情表現ができるようになる未来も想像できます。

僕は、AIとメタバースが融合することで、ユーザー体験はさらに快適で直感的なものに進化すると考えています。AIは、仮想空間内での案内役アシスタントとしてだけでなく、クリエイティブなパートナーとしても、ユーザーの創造力をサポートする存在になるでしょう。

終わりに

メタバースは、私たちの想像力をかき立てるだけでなく、実際に私たちの生活や社会に多大な影響を与え始めています。これまでにない新しい体験や、国境や物理的な制約を超えた出会いが可能になり、仕事やエンターテイメント、交流の方法が大きく変わろうとしています。僕自身もメタバースに触れることで、その無限の可能性を感じ、ますますその未来に期待を寄せています。

この記事を通して、メタバースがただの一時的なブームではなく、今後も長く続く変革の波であることを伝えられたでしょうか。
仮想空間は、これからの私たちの新しい生活の舞台となり、技術の進化と共に日常に浸透していくことでしょう。
そして、その進化の過程で私たち一人ひとりがどのようにメタバースを活用し、どのような役割を担うかが問われてくると思います。

最後に、メタバースの可能性はまだ始まったばかりです。技術の進化と共に、僕たちの手で新しい未来を切り開くことができるこの時代にいることに、ワクワクしています。
メタバースはただの仮想世界ではなく、私たち自身の創造力と想像力が織り成す未来のリアルな世界です。これからのメタバースの進化に、みなさんもぜひ期待してみてください。

ぼく、りっぱなえんじにあになるよ!

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最後までありがとうございました。



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