SDGs-差別-

最近、人種差別によって命を落としてしまった人々のニュースを聞くことが多くなってきていると思いませんか?このような差別は絶対に無くさなければならなりません。そこで“ひとりひとりの協力が必要だ”というSDGsの取り組みと掛け合わせて考えていこうと思います。

そもそも、SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、2030年までに世界で達成を目指す、持続可能な開発目標のことを指します。現在、地球では貧困・差別・環境破壊など解決すべき問題を多く抱えています。

こうした問題を解決するために「誰ひとり残さない」という共通理念のもと、2015年に国連で決められた国際社会共通の目標です。その中でも、人や国の不平等をなくすという目標について詳しく調べました。

差別といえば、やはり“人種差別”という言葉が一番最初に思い浮かぶと思いますが、人種差別以外にも、年齢、性別、言語、政治的意見、資産などといった様々な種類の差別によって苦しむ人がいます。

差別によって事件が起こることもあります。2020年5月、アメリカのミネソタ州ミネアポリスで無抵抗な黒人男性が白人警官に殺害されました。このような黒人差別による事件が起こっても、白人が重い罪になることはあまりありません。これをきっかけに Black Lives Matterをかかげ、大規模な抗議デモが起こり、お店や建物を破壊するなどの略奪もありました。

黒人差別だけではなく、過去には色々な国で差別がありました。例えば、100年ほど前のユダヤ人迫害。17世紀から18世紀にかけて起こっていた黒人の奴隷制度。外国だけでなく、人種による差別は日本にもあり、アイヌ民族や琉球民族が対象になってしまっています。

差別や偏見の考え方は親から子へ、次の世代へと受け継がれてしまうこともあり、このように各国で差別意識が見られます。こういった悪循環を無くさなければなりませんが、アメリカやヨーロッパなどの先進国でも、長い歴史の中で多くの差別が問題となりました。

このように、不平等や差別が、世界中で根強く残っているので、それぞれの違いを認め合い、相手を理解することの努力をするなど、自分たちにでもできることから始めてみる必要があると思います。最近でも、日本にいると気が付かないことですが、欧米では新型コロナウイルスの恨みから、アジア人が差別の対象となり、ひどい言葉や態度を浴びせられることもあるようなので、私たち日本人も他人事ではありません。そして、SDGsの認知度が極度に低いと言われる日本で、家族や友達にSDGsについて教えてあげることも「誰ひとり残さない」というSDGsの共通理念の理にかなっていると思います。

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