とあるMMORPGで遊んでいた頃の思い出 その6
ふとしたきっかけで始め、ふとしたきっかけで我に返って引退したMMORPGの思い出、その6。
前回の記事はこちら。
メンタルを崩しているのがわかったのをきっかけに、引退することにした私
2005年3月のある日、何か体調が悪いなーと思ったので、病院に行って検査してもらったのだけど、原因不明だったらしく、結局メンタルクリニックにいくことになったのだが、、、
私はその頃、いろいろ思い詰めてしまい、いろいろ考えた末MMORPGを引退しようと思った。
仲良くしてもらったギルドのみんなには、お別れが言いたかったので引退式をして、私は一旦このMMORPGを去ったのだった。
ゲームを離れてから、本当にやりたかった趣味が見つかった
5月になるころには体調もだいぶ回復していたのだが、その頃とある個人サイトのお絵かき掲示板に書き込んだのをきっかけに、長い間やりたいと思っていた趣味に打ち込むことになった。
それはとあるゲームの二次創作だったのだが、拙いながらも私は「MMORPGよりこっちの世界のほうが私に合ってるかもしれない」と思うようになった。
MMORPGをやってた頃もそのMMORPGのファンアートは描いていたので(今までの記事でいくつか載せたが)二次創作の世界に馴染むのに時間はかからなかった。
基本無料になったので、久しぶりにログインした時の心境
そんなある日、私がやっていたMMORPGが基本無料になった。
(この頃から基本無料のオンラインゲームが増え始めていた)
久しぶりにログインして、仲の良かったギルメンのみんなとしばらく話をした。
あまりにもみんな、本当にいつも通りだった。
そしてその瞬間、私はこんな思いになってしまった。
「私がいなくても、このゲームの時間はいつも通りに流れている」
そのことに気づいた瞬間、このゲームへの執着が全くなくなってしまった。
その日は普通にみんなと話し、みんなにお別れを言って落ちたと思う。
だが、私がそのMMORPGにログインすることは二度となかった。
☆ ☆ ☆
ずっと後になって、このゲームについての記事を書こうとしたとき、ずいぶん前にサ終していることを知った。
私がゲームをやっていた頃から「過疎ゲー」ということはしばしば言われていたので、そんなものか、と思っただけだった。
今こうして記事を書いているけれど、当時の心境など思い出して「懐かしいな」と思うことはあっても、MMORPGを本格的にやることはもう無いと思う。
とてもじゃないけれど、あの頃のように情熱を持ったやり込みはできない。
年齢的にも、体力的にも。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。