ジュダ Unlimited 感想
JET新譜発売おめでと〜〜〜!!!!(泣)
突然何の説明もなくヴォツイが止まり、CDは2度延期され、円盤も延期。
もう本当に駄目かと思いましたね、今回ばかりは。
正直かなり限界なのでは…と思うんですけど、それでもJET以降の3バンドのCDをちゃんと出してくれるのがとても嬉しいです。そしてRejetの未来がとても心配です。
バンドメンバーにCVも付きましたし、コンテンツ自体はまだまだこの先も続くような雰囲気ではあるんですけど…どうなるのかな……
たとえ7期でディアヴォが終わろうと私はRejetへの感謝を忘れずに生きていきます。それはそうとて8期以降も続いて欲しいのでRejetくん……頑張って生きてくれ……
杞憂してても仕方ないので早速本題に入っていきます。
今回の感想は篝火のCD(Disc1)です。
結局のところ自分がディアヴォにおいて重視してるのは曲そしてヴォとカノジョとの関係なのでDisc2については一旦置いておきます。
大まかな感想
ドラマパートを聴き終えて思ったことは、「ジュダカノ総集編だ……」でした。
今期、これまでのジュダカノの要素が詰まりすぎてる。
総括『meant to be』であることには違いないんですけど、個人的にはトラック3もかなり好きでした。
曲が完成するまで
まず、カノジョがいちごフェア見つけたことを褒めて的なことを言った時のジュダくんの「調子乗ってんじゃねえぞ」の質感。この"日常の一場面"感がめちゃくちゃ良かったです。
その後夜道でギャーギャー言い合いしてるのも可愛い。ジュダくんってこんなに声出して笑う人だったっけ。感情表現がまた少し豊かになってる気がしました。それもカノジョと過ごした日々の影響なんだろうな。
で、ここでmeant to beの"少し速度落として歩いた"になるんですよね。
自分のペースで歩きたいと言っていたジュダが、頑張ってスピードを合わせようとするカノジョを見て、速度を落として歩く。しかもこの時の「好きにしろ」の声色がめちゃくちゃ優しい。ディアヴォが乙女ゲームだったらここ絶対スチルありました。優しい眼差しでカノジョを見ているジュダくんがいます(幻覚)
後日1人でタクシーを降りて同じ道を歩いた時にこれを思い出すのもすごく良いんですよね。
『景色なんかいつもと変わらない、何万回も歩いた道』だと思っていたものが、カノジョと過ごした時間によって変化していく。
カノジョと歩いた時には曇っていて見えなかった星、それを1人で見てもジュダの感想は「別に、大して綺麗じゃねえけどな」でしかありませんでした。
それが歌詞だと"星が綺麗だった"になっているのは、"何となく浮かんだ あの笑顔"があったからなんじゃないかな、と思っています。
曲が完成した後
ジュダから送られてきたmeant to beを聴いている途中で家を飛び出すカノジョ。
ここ、カノジョが動き始めるタイミングが『いつもそばにいてと言えなくて』を聴いた時なんですよね。これを聴いてすぐにジュダに会いに行くカノジョ、良い。
私はジュダのカノジョに対してはそこまで良い印象がなかったんですけど(4期のお節介や5期での理解力不足など)、今回ばかりは最高の女だ……となりましたね。
駆け込んだジュダ宅にて、おそらく自分達の今後について問い掛けたカノジョに対してジュダが言った言葉。
「それは、アンタがどうしたいかなんじゃねーの?」
ジュダカノは1期からずっと"そう"です。ジュダの中に「カノジョと離れる」という選択肢は微塵もない。ジュダカノが別れる時が訪れるのであれば、それは"カノジョがジュダに愛想を尽かした時"だけ。
ジュダのこのスタンスは、カノジョに対する愛情深さの現れです。ジュダは愛する人が望むのであれば手放すことができる男なんですよね。
それを踏まえた上でジュダが「別れたけどまだ相手を愛し続けている曲」を作りがちなの、めちゃくちゃ愛おしい。これを勘違いするカノジョはやっぱり理解力が欠けすぎてると思います……(5期)
まあジュダがそのお節介で面倒くさくて理解力が欠けてるカノジョのことを心底愛しているってのがジュダカノの最高すぎるところなんですけどね。
で、ここのちょっと自信なさげな「どれくらい伝わったかは分かんねーけど」です。
音楽の才能があり、曲のクオリティに対しては自信満々なジュダにとって唯一不安な要素が"カノジョにちゃんと伝わるかどうか"なの、めちゃくちゃ良くないですか?
歌詞にある「全ては伝わらない」、これも5期から繋がってることで。いや〜〜やっぱ今期は総集編すぎる……
それはそうとてカノジョに「ジュダくんは何も分かってない!」と言われたことを気にしてるジュダくんがめちゃくちゃ愛おしい。
そして和解的なことになるんですけど、ここでポカポカとジュダくんを殴るカノジョを宥めたであろうジュダが言った言葉。
聞き覚えありすぎるんですよね、この台詞。
そう、5期での台詞です。
私は、これまでジュダのファーストプライオリティだった「音楽」をカノジョが超えた瞬間が5期だと認識していました。
ジュダが納得している曲、それはジュダにとって「最高の曲」です。それがカノジョに上手く伝わらなかったから、その理由1つで作り直すという行為は、ジュダの中の最優先事項が音楽ではなくカノジョであるということだと思ったので。
とはいえそれはオタクの願望込みでの解釈でした。別にジュダが「アンタが1番」と言った訳でもないですし。
それが今回ハッキリとジュダの口から明言されました。
「曲より大事なことなんか俺にはないと思ってた」
過去形になっているということは、それはつまり、カノジョが「曲より大事なこと」になったということで。
1期で「俺は好き放題するし変える気はない、それでもアンタが俺に着いてくるって信じてる(意訳)」と言っていたジュダが、カノジョと共にいるうちに少しずつ変わっているの、さすがに良すぎないか……!?やっぱディア♥ヴォーカリストって成長ストーリーなんですよ……
最後に、曲のサビそして今回のドラマパートのサビともいえるであろう「いつもそばにいてと言えなくて」について。
ジュダは言葉では自分の気持ちを素直に言えないということを分かっています。なのでこれまでは音楽を通じてカノジョに愛を伝えていました。そして、今回もそういった曲を作ったわけなんですけど、今回はちゃんと言葉でも素直な気持ちを言えたんですよね。「ここにいろ」と。
そもそもカノジョとジュダは考え方も生き方も根本的に違う人間です。というかディアヴォは割とどこのカプもそう。
根本的に違う人間同士が共に生きるのってすごく難しいことじゃないですか。だからジュダにとってカノジョはお節介で面倒くさい存在だったりもするわけで。
でも、ジュダにとってカノジョは「それでも誰より大事な人」なんですよ。じゃあもうオタクから言うことは何も無いよ。ジュダカノさすがに愛すぎる。
ありがとう。𝑳𝑶𝑽𝑬 𝑭𝑶𝑹𝑬𝑽𝑬𝑹。
まとめ
トラック5の題 "Music is everything"、なんだか初心に戻るような気持ちになりました。
ジュダにとってのファーストプライオリティがカノジョになったとしても、それでもジュダにとって音楽が全てであることには変わらないんですよね。
変わっていくジュダと、変わらないジュダのバランスが絶妙で今期もとても良かったです。これからも彼らの日々を見ていたいな、と改めて思いました。
どうかサバイバルが継続しますように。