宝塚記念 ◎ヴェラアズール
先週のユニコーンS、◎グレートサンドシーはヒヤシンスSの時と同じような位置取り、直線向いてからも再放送のようなイン突き、仕掛け遅れで5着という結果に・・・
レース後のコメントを読むに、若い故に操縦性が悪いみたいで、気性面が成長するまではこういう思い通りに続かないレースが続くかもしれませんね。
まあ、それをなんとかしてくれるのが川田だと思って本命打ったんですが・・・
さて、今週はいよいよ春G1の最終戦である宝塚記念。
例年は渋る馬場での開催になることが多い宝塚記念ですが、今年は土日の天気が持ちそうなので良馬場になりそうですね。
(tenki.jp)ずっと曇りで降る可能性は限りなく低い。日差しは無さそうですがレース手前でも30℃近い気温になりそう。
→蒸し暑そう。発汗注意。ダノンザキッドが川田だったら即切りなんですけど・・・
今年は京都改修工事が終了した影響で宝塚記念は開催4週目にあたり、流石に今日は内の芝が傷んできているように見えたが、先週は高速決着連発だったことを考えるとある程度の時計は求められると思われ、梅雨時の泥んこ馬場を狙って出てきたと思われる穴サイドの馬はバッサリ切れそう。
雨で真ん中ぐらいの枠だったらカラテとかめっちゃ買いたかったんですけどね、仕方ないですね。
また、予想を考える上でのポイントとして、前売りオッズを見てもわかるように今年のメンバーは「イクイノックス一強」。
何事も無ければイクイノックスが勝つのは当たり前ですが、全馬が「何事」を起こすために立ち回るのがグランプリという舞台であり、過去の1倍台の馬も幾度と敗れてきているので、
結果的にイクイノックスが楽勝する結果になったとしてもまあ仕方ないなと思いつつ、誰が波乱を起こすのか、を考えて夢を託したいところです。
◎8 ヴェラアズール(松山)
この馬を推したい理由は色々あるのだが、一つは宝塚記念はキングマンボ系の馬が非常に強いレースであるということ。
2015年以降、8年間で父/母父がキングマンボ直系の馬は4勝(ラブリーデイ・マリアライト・ミッキーロケット・タイトルホルダー)しておりいずれも1番人気ではない。2着も含めると8連対(上記+デニムアンドルビー・ドゥラメンテ・キセキ×2)。
ダービーをはじめとする日本の主要G1はディープ産駒やハーツ産駒が結果を残し続ける中、宝塚記念に関してはパワーに優れるキンカメ産駒が優位を築いてきたわけです。
今回の出走馬の中でキングマンボ直系はカラテ・ボッケリーニ・ヴェラアズール・ドゥラエレーデの4頭、
母系にキングマンボがいるのがライラック・ジオグリフ・ブレークアップの3頭。
また、二つ目の理由として、イクイノックスを外からマークできる枠であるということ。
今回、イクイノックスが5番という内目の枠を引いたので、ファン目線で一番シンプルに思いつくイクイノックスの負かし方としては「馬場の悪いインに閉じ込める」というのが挙げられる。
単純に考えるとそれを一番実行しやすいのは隣枠のスルーセブンシーズだが、他馬もみんなイクイノックスをマークするものだからスルーセブンシーズ自身も馬群から抜けられなくなるリスクを伴う。
インに閉じ込められれば良いのだから自身がピッタリ真横や真後ろにつく必要はなく、マークしつつ自身は外に出せるという意味ではヴェラアズールの8番は非常にいい枠だと思う。
逆に、イクイノックスの内に入ってしまったライラックやカラテ、ボッケリーニは正直買いづらいと思います。
なんか凄く難しいことを書いているように見えるが、ジャパンカップで馬群を捌く様を見てわかるようにヴェラアズールは操縦性がいい馬。
有馬の惨敗を見て小回りが向かないという予想をよく見るが、単に跳びが大きいだけなら中山がダメでも阪神内回りでは通用するケースはままある。今回の出走馬ならダノンザキッドがその代表例。(そもそも、有馬の敗因は状態の悪さと道中のちぐはぐさにあるので、本当に小回りがダメなのかもよくわからない)
また、2400mを主戦場としていた馬なので追走力がどうか、というところについては、前走のドバイWCでパンサラッサのハイペースに付き合わされたことがいい経験になるのでは、と見ている。
つらつらと都合のいいことばかり書いたが、筆者はジャパンカップの時も地力が一番上だと思ってヴェラアズールを本命にしたし、その馬が参考外の2戦で惨敗した結果、適性のありそうなレースで人気しないということであるならば素直に買いたいということである。
ただ、、、向いている向いていないでいうと鞍上もあまり小回りコースに向くタイプでは無いというのが・・・
言っても中山よりは阪神の方が上手く乗っているイメージはありますが、松山さんがどこまでムーアのように意図を持って騎乗できるかが鍵になりそうです。
〇17 ドゥラエレーデ(幸)
ダービーの時は謎の馬と称して密かに怖がっていたものの、なんとなく適性は府中2400よりも阪神2200の方がありそうな馬。
ドゥラエレーデ、ジオグリフ、ブレークアップは正直そんなに強さは変わらない気もしているのだが、それならば53kgしか背負っていないというのはすごく魅力的に映ります。
マーク合戦になって恵まれるのは馬群の「外」だけでなく「前」もだと思うので、ユニコーンライオンの作るペース次第にもよりますが先行勢では一番買いたいです。
ただ、ダービーの落馬のせいで結局「謎の馬」というステータスは変わっていません。「うっかりホープフルを勝ってしまっただけで本質的にはダート馬」という可能性もあるので流石に軸にするのは怖いかな
▲5 イクイノックス(ルメール)
強さは疑っていませんが、2400~2500での圧倒的なパフォーマンスに比べると2000m近辺では付け入る隙がないこともないかと。事実、ジオグリフには一回負けているわけですしね・・・。
ルメールはゲート出たなりの競馬をするタイプなので、今回は逃げられないにしても抜群のスタートを決めて番手競馬とかになったら誰も被せられずに普通に勝ってしまうかもしれませんが、中団~後方の競馬になれば上述のようにキツイマークを受けてしまうので、
ある程度不利というか、厳しい展開になることを織り込んで3番手評価としました。
紐候補、△ジェラルディーナは4番手評価なので確実に買い、ディープボンド、スルーセブンシーズ、ブレークアップ、ジオグリフあたりは悩ましいところ。
ジャスティンパレスはたぶん切ります。ディープ産駒来ないレースというのもありますし、有馬の負け方を見るに距離延長で買う馬って感じですよね