ラジオNIKKEI賞 ◎グラニット

先週の宝塚記念ですが、◎ヴェラアズールは8着。
勝負どころで外に出せないところを追走する形になり、3〜4コーナーではポジションを最後方に下げてしまいあっさり終戦。
ヴェラアズールにやってほしかったレースを逆にイクイノックスにされてしまいましたね。

今回は力負けでは無かったと思うのですが、いかんせん6歳なので今後は衰えとの戦いも… 秋はJC狙いなのか香港狙いなのかわかりませんが、状態を保つことができるのでしょうか。

さて、G1シーズンが終わり今週からは夏競馬。
際立って強い馬はしばらくレースに出てこないので、馬柱よりもコース適性やレース適性を重視して予想をしていきたいですね。

(tenki.jp)日曜は晴れ予報。気温も高くなりそうで、馬場は十分乾くものと思われる。

◎2 グラニット(嶋田)

ラジオNIKKEI賞は福島の開幕週に行われるということで、アイビスサマーダッシュが大外有利であるのと同様に顕著にレース傾向が出ている。

◆過去5年、ラジオNIKKEI賞で逃げた馬の成績
2022年 ショウナンマグマ 8番人気 2着
2021年 ノースブリッジ 7番人気 3着
2020年 バビット 8番人気 1着
2019年 ダディーズマインド 7番人気 4着(不良馬場)
2018年 キボウノダイチ 9番人気 3着

福島開催は芝が掘れやすいのか何なのかわかりませんが、開催が進むにつれて内前残りから外差しにどんどん傾向が移っていきます。
ラジオNIKKEI賞は開幕週なのでもうとにかく前が残る。不良馬場という足が止まる要因があった2019年こそ馬券外になっているが、それ以外の年は1度も馬券を外していない。
(ちなみにもう1年遡っても8番人気のウインガナドルが2着に来ている)
いかにこのレースにおいてハナを奪うことが重要か、如実に現れていると思う。

また、これだけ逃げが残るレースである以上、キレる脚のない馬は当然前を狙うわけで、
実際に逃げることができたバビット・ノースブリッジ・ショウナンマグマはその後オープンでも結果を出したように、奇を衒った形ではなく根本的に「逃げの実力」がある馬を評価すべきです。

グラニットは結果的にメンバーレベルが高かったスプリングSをハイペースで逃げて4着に残し、G1皐月賞でもハナを叩き、絡んできたタッチウッドを沈めている。
今回も間違いなく逃げるだろうし、グラニットに「逃げさせない」動きができる馬もメンバーにはいない。
逃げ馬は「残る」というだけであり「勝てる」というわけでは無いのだが、嶋田騎手にとってまたとないチャンスであることには間違いない。
相棒・アサマノイタズラの復帰が控えている中、ここで最高の結果を手土産とすることを期待したい。

○14 レーベンスティール(戸崎)
前が止まらない以上、逃げ馬の次に買うべきは強い先行馬であり、
府中でも中山でも先行して上がり最速を出している点を評価して対抗に。

ただ、これまで使うチャンスはいくらでもあったのに、重賞はおろか3歳オープンも使わず頑なに条件戦しか使っていないのが少し気になる。
陣営はこの馬をどう評価しているのだろうか?
少なくとも、単勝約2倍に足る信用があるとは思えませんでした…

▲8 セオ(松若)
単に道悪専なのかもしれないが、2走前にレーベンスティールを倒している馬。
白百合Sに登録した時点でラジオNIKKEI賞を目指していることを宣言しており、白百合からゲートが上手い松若騎手を配していることから、
前走を叩きだと考えると勝負気配のある1頭。
ここで内容のあるレースができれば、セントライト記念でも狙ってみたい。

他に気になる馬がいるとすると、西村くんが乗ってからポジションを取れるようになった△エルトンバローズぐらいでしょうか。
これといった材料に乏しい馬ばかりなので、3連複で買うなら総流しでもいいかもレベル。

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