環境都市工学科での単位修得のコツ
今回は、木更津工業高等専門学校の環境都市工学科の単位を楽に稼ぐコツをお伝えしたいと思います。
本題に行く前に、こんな記事も書いてますので、良かったら覗いてみてください。
注意
まず、私は令和6年度卒業見込みの人間です。読者の皆様と単位数や科目数が変動しているかもしれません。ご自身で確認はするようにお願いします。
卒業までに必要な単位数
木更津工業高等の卒業条件として、以下の2つがあります。
すべての必修科目を修得していること。
全修得単位数が167単位以上で、そのうち、一般科目の修得単位数が75単位以上で、専門科目の修得単位数が82単位以上の両項目を満たした場合に卒業の認定を行います.
(令和6年度 学生便覧 p34-35を引用)
どれだけ選択科目を取ればいいの?
もちろん、この卒業条件は必修科目だけの修得では単位数が足りずに卒業条件を満たしません。
ここで気になるのが、選択科目で何単位を取ればいいのか?です。必修科目のみで獲得できる単位数を計算してみました。
合計単位数:157単位
一般科目:77単位
専門科目:80単位
です。
一般科目の方は、必修科目だけでも条件を満たすことが分かりました。しかし、専門科目と全修得単位数が足りません。
まとめると、
専門科目は残り最低でも2単位必要
合計は残り最低でも10単位必要
最低はこれだけの単位を選択科目で稼がなければなりません(必修選択科目は最低限の科目数で計算しています)。
自分で計算をする際は、成績表の既修得単位数を活用すると安全です。
では、どうやって稼ぐのがいいのか?次はそこを話したいと思います。
単位の稼ぎ方は2つ
開講されている科目の中には、必修科目、必修選択科目、選択科目の3種類がある。
必修科目:すべての学生が受講しなければならない。
必修選択科目:すべての学生が、選択して受講しなければならない。
選択科目:受講したい学生が受講をする。
このような開講されている科目を受講することで単位を得る他に、特別学修単位というものがあります。
主に、検定やテストを受けて合否や点数に見合った単位数が獲得できるシステムです。今回は、こちらではなく開講されている科目について話したいと思います。
どの科目が易しいの?
ラく単という表現はあまり良い表現ではないので、易しい易しくないで伝授しようと思います。実際に受講して「易しい」と感じた科目を学年別に紹介します。
日本文化論(3年生)
この科目は、夏季休業の終盤での集中講義と現地調査します。日本の文化を学べるものをグループで決め、実際に現地に行ってインタビューをします。
私たちのグループは相撲部屋に行ってちゃんこ鍋を食べてきました。
レポートはもちろんあります。しかし、グループで1つのレポートなので分担してできるのがいい所です。そこまで大変ではなく、インタビューしたことについてまとめるだけです。
講義も毎週あるわけではなく集中的に一気に行うのでお手ごろですし、楽しみながら学修できるところが魅力だと思います。単位数は一般科目の1単位です。
水資源工学(3年生)
この科目は、外部の方が授業をしてくれる科目で、初回だけ対面で行われ、他は遠隔での授業です(パワポを各自読んでFormsによる小テストを提出する)。この科目は、選択科目なのですが、私たちの学年は9割9分の人がとっていました(もしかしたら全員かも)。
テストはありますが、暗記系の科目なので配られた授業資料で勉強をすれば余裕を持って単位は取れると思います。単位数は専門科目の2単位です。
中国語ⅠA・ⅠB(4年生)
ドイツ語か中国語のどちらかを選択できるものになっています。私は、中国語を選択しました。これに関しては断言できます。特段ドイツ語に興味がある訳ではないただ単に単位が欲しい人は中国語を取ることを強く勧めます。
理由は,いくつかあります。
テストがドイツ語に比べて易しい。
漢字なのでなんとなくで意味が分かる場合がある。
中国語は発音は難しいが文法はそこまで難しくない(初級)。
通年、開講している科目なので前期だけとか後期だけとかもできますが、前期後期の両方を受講する方がいいでしょう。そこまで負担にはなりません。
単位数は一般科目の1単位です。ⅠA・ⅠBの両方取れば2単位です。
学外実習(4年生)
いわゆるインターンです。インターンについては就職、進学どちらを考えている人であっても行って損はないと思います。大学にインターンに行くこともできるので、いろいろ調べてみるといいでしょう。
単位数は専門科目の2単位です。
応用数学A,B,C(4年生)
応用数学は必修選択科目ですが、3つのうち2つ取れば良いってものです。当然すべて受講しても大丈夫なものです。
基本的に2つだけ取る人はAとCを取る人が多いです。私の周りの人たちは「易しいのがこの2つ」と言っていました。逆に「応用数学Bは難しい」だとか。。。
私は、すべて受講したのでその上で言えることは、担当教員によってズレはあると思いますが評定が高かった順に並べると、B>A>Cでした。参考までに(真逆で参考にならない)。
単位数はそれぞれ専門科目の2単位です。この2単位が結構大きいです。それは5年生になると分かると思います。進学する人は特に前期は忙しいと思います。選択科目もたくさん取ることも厳しくなると思います。意地悪なことに5年生の選択科目の2単位は前期にしかありません。未来の自分と相談して応用数学をすべて受講するか否かは決めた方がいいと思います。
土木総合学習Ⅲ(5年生)
この科目は、今までの専門科目を総復習できる科目です。毎講義で専攻科1年生の先輩達が前で例題の解説をしてくださり、その類題を授業時間内に解き分からないところを聞くことができます。課題は類題を解いたプリントを提出するだけです。基本的には授業時間内に終わります。
私たちの代からはテストがなくなり課題100%の科目でした。取らない理由が見つからない素晴らしい科目だと思います。(ちなみに筆者は来年度から専攻科なので令和7年度に5年生になる子たちとは一緒に受講できるかもですね。)
単位数は専門科目の1単位です。
自分の興味のある専門科目(5年生)
今、紹介してきた科目をすべて受講すると卒業までに1単位だけ足りません。ピッタリは怖くて+1ぐらいで取る人がほとんどなので、そう考えるとあと2単位必要になります。5年生になるとほとんどの専門科目が選択科目になるので、自分の研究の分野にあった科目を選択するのがいいと思います。私は、数少ない2単位の科目(空間情報工学、環境管理手法)の空間情報工学が専攻科目であったので、そちらを受講しました。
さいごに
共通して言えることは低学年のうちから単位をコツコツ修得しておくと、後々楽できるということです。5年生は人によって忙しさは変わると思いますが、進学や卒研などなど大きなイベントが沢山あるので先を見据えることはやはり大事なように思えます。
今回は、扱いませんでしたが他高専の講義を受講して単位を修得する方法や検定やテストを受けて特別学修単位として修得する方法もあるので、そちらも上手く活用しながら講義を選択するといいと思います。また、英語が得意な方はTOEICで単位数を稼げるのでそちらもいいと思います。