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イシューからはじめよ

本書は、私がお昼も食べず、朝早くから夜遅くまで仕事していた日々が続いていた、いわゆる業務多忙の時に、先輩やチームメンバーに業務効率の相談をした際にオススメされ、お借りした一冊です。というか、本返さなきゃ(笑)

本書の総括としては、圧倒的に生産性の高い人になるために、バリューのある仕事をしっかりと見極め、それを着実に解決する方法の考え方が体系化されております。
本書を読み、改めて「言語化することの大切さ」を実感するとともに、普段の「なんとなく業務」を見直すきっかけにもなりそうな一冊だなと思います。
ビジネスマンにはオススメの1冊です。

本書の代表的な考え方

本書には以外と記載されております。

・「問題を解く」より「問題を見極める」
・「解の質を上げる」より「イシューの質を上げる」
・「知れば知るほど知恵が湧く」より「知りすぎるとバカになる」
・「1つひとつを早くやる」より「やることを削る」
・「数字のケタ数にこだわる」より「答えが出せるかにこだわる」

これまでの私の仕事の仕方としては、
「なぜその問題解決をするのか?(しなければいけないのか)」「どうやってするのか?」「いつまでにするのか?」の全体像やアウトライン(本書ではストーリーラインと表現されています)が見えているかどうかが重要だと思ってましたが、プラスして、「その問題に対して、どんな仮説を持っているのか?」を強く意識して仕事していきます。
なんとなくの仮説を持って仕事してましたが、おそらく仮説無しで仕事していたこともあり、「あれ?これ意味無かった」みたいな仕事もあるはずなので、今後、強く仮説を意識して仕事していきます。

バリューのある仕事とは何か。

結論、本書には、「イシュー度が高く、解の質が高いもの」と明記されています。

▼イシュー度とは・・・
自負の置かれた曲面でこの問題に答えを出す必要性の高さ。
▼解の質とは・・・
そのイシューに対して、どこまで明確に答えを出せているかの度合い。

確かに、私のリクルーティングコンサルタントとしての経験則としても、全ての1〜10までの課題の中で、
「本質的な課題は何か?」と「その課題改善の実現可能性」や、「改善することによるインパクトの大きさがどれ程ありそうか?」など、しっかりと考えて仕事した結果、大きな仕事ができたということがあります。

本書では、事業戦略などの例を用いられていることが多いですが、事業企画、事業開発などの方以外でも、考え方は活かせると思ってます。

よいイシューの3条件

本書では以下と書かれています。

①本質的な選択肢である。
②深い仮説がある。
③答えを出せる。

詳細は、本書を読んでいただきたいですが、上記の3条件を満たすものをよいイシューとしており、そのよいイシューに対して、高いレベルの解の質を生み出していきましょう!ということです。

解決の仕方としては、「仮説ドリブン」「アウトプットドリブン」「メッセージドリブン」などの章にて、体系化したある程度汎用性の高い思考法が記載されております。

繰り返し読みたい一冊です。

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