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滝子山登山紀行。其の1


兄「お前なんでそんなに足痛そうなの?(笑)」

RiM「いや、この間の土曜日にさ山登ったら筋肉痛でさ」

兄「山?へえどういう山なの?ってかお前山登るの好きだっけ?」

RiM「山梨県にあるさ結構ガチガチな山。ちゃんとした山なんか登るの子供の頃の学校行事以来だよ」

…スマホで滝子山を調べる兄

兄「え…お前初心者でここ登ったの?一人で?」

RiM「そうだよ?初めてだし一人だよ」

兄「去年も思ったけどお前…本当に馬鹿なの?(すごく引いた顔で)」

正月に実家へ帰省し兄とした会話である。

山に登ったことも去年自転車で長野へ帰ってきたことも家族で知るものは兄だけ。

両親に話すといろいろと心配の言葉が出てきて面倒なので両親へは

「年末に会社でサッカー大会あってさ、それでえらい筋肉痛なんだわ」

そう伝えている。サッカー大会が年末最終日にあるわけもなければ
サッカー大会でここまで筋肉痛になるはずもないのに。

というわけで昨年の12月28日に山梨県は大月市にあります【滝子山】に登ってまいりました。

登山ルートは寂ショウ尾根ルート。

登山中にほかの登山客の方に伺ったところこの山で最も険しいルートであると。

その方も何度かこの山に登っていて一度通ったがもう二度と選択しないルートだと。

そんな!登山慣れしている方も嫌がるルートを本格的な登山初めての人間が登ってまいりました。

その登山紀行を少しずつnoteに記していこうと思います!

さあ。始まりはこの駅。甲府駅から中央本線で東京
面に乗り揺られること30分で到着する
【笹子駅】

ほぼ無人駅なのに改札はIC対応

時刻は朝6:50 季節は冬。 とにかく薄暗い。

まずはこの駅から滝子山の登山口へ向かうためにマップを見ないとと思う矢先

駅出てすぐに周辺地図の看板発見。ありがたい。


大体どこの駅にもこういうマップあるよね〜

とマップを見るのだが現在地をこれどっち方向から見てるのかわからねえ。

まあ、でもこういう地図って大抵見たまんま自分の向いている方向で書いてあるよなあ。なんて思いつつ

駅の待合室にヨレヨレのトレーナーを着た白髪短髪の高齢の方を発見。

これは絶対地元民。絶対山がどっちにあるのかしっている!よし!聞こう!

ということで聞いてみた。

RiM「おはようございます。すみませんが滝子山ってどっちの方角かわかりますか?」

おじさん「◎△$♪×¥●&%#?!でよぉ。オラァ長崎から仕事で来てるもんだからわからねえよ」

RiM「あ!そうなんですね!失礼しました!」

自分から話しかけておいてアレですが

なんかヤベえと思ったので立ち去ることに。

駅をでて少し離れてスマホでマップ検索…

おじさん「◎△$♪×¥●&%#?!◎△$♪×¥●&%#?!」

RiM「(え…?なんて言った?全然わからない)あ!そうなんですね!ありがとうございます!」

おじさん「◎△$♪×¥●&%#?!あっちのほうに温泉◎△$♪×¥●&%#?!」

「へー!そうなんですか!道わかったので行ってみます!」

ルート検索は済んでいないけど怖すぎたのでとりあえず駅を出てすぐ左折。

看板で見た感じルートはきっとこっちだよ…ね…?

しばらく歩いていくが勘というかなんというか、今までいろいろな場所へ歩いた経験値なのか

なんか絶対こっちの道じゃない気がするという胸騒ぎ。

と、向こうから駅へ向かってくるいかにもお仕事に行きそうなお姉さんを発見。地元民に違いない。

怖がらせてしまわないように、細心の注意を払い…

「あの~突然すみません。滝子山へ行きたいのですがこっちの道で会っていますか?」

完璧だ。どうみても登山客装備。怪しくない

お姉さん「真逆ですよ(にっこり)」

「ありがとうございます!!!!」

俺の勘は正しかった。

(最初から横着をせずグーグルマップを使えばよかっただけの話である)

そこから滝子山までの歩行ルートは約1時間。

朝のすがすがしい寒さのなかお散歩くらいの気持ちで歩いていく。


なんだか懐かしさも感じる
まるで夕方
朝日が綺麗
わ!なんかいい感じに電車きた!

山間(やまあい)の道なので長閑(のどか)で景色もよく良い散歩コース。空気もうまい。

立派な神社もあり。そういう建造物が好きな俺にとってはとっても楽しい歩行コース。

なんか修繕中かなあ
でも立派!
すげえ年季の入った看板

そうこうしているうちに道の傾斜がだんだんときつくなり…

出た。登山口。

ん????
熊注意…???

さあ、時刻は朝8:00。ここから滝子山の登山が始まるわけでございます。

続く…

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