前頭葉:前頭前野(PFC)とは
みなさんお久しぶりです:)
久しぶりの投稿となってしまいました・・💧
本日は前頭前野(PFC)についてまとめていきます!
勉強して思うことは本当、大脳ってすごいんだなって思いますし、やっぱり面白いなあと思います😹
このまとめを見て、ちょっとでも面白い!って思っていただける方がお一人でも増えるといいなあと思います!
本日もよろしくお願いいたします🐝
前頭前野(PFC)は3つに分けられる?
PFCは以下の3つに分けて考えることができます!
1:内側前頭前野
2:眼窩前頭前野
3:外側前頭前野
主な機能として、ヒトとしての遂行機能に関与すると言われています!
前頭前野の中でも、さらに3つに分けられ役割も異なってきます。
それぞれ順に説明していきます!
①内側前頭前野について
内側前頭前野は、大脳辺縁系というような『お腹がすいた』などの欲求に対し、行動をプランニングしていくところになります。
簡単にいうと、『欲求や思考をもとに、意思決定するための行動を計画する』ということです。
つまり、『お腹がすいた:内的欲求』から『ご飯を食べよう:意思決定』と言うことになります。
ほかにも、道徳的行動にも関与すると言われています。
これは、例で言うと『電車の中で奇声を上げない』や『図書館では走り回らない』など当たり前と思われる行動って、知らず知らずの間に抑制していますよね。
これは、内側前頭前野のおかげにより抑制されている行動になります。
②眼窩前頭前野について
ここは、先ほどの①内側前頭前野から入ってきた情報に対して明確に意思決定をするところになります。
先ほども意思決定という言葉が出てきましたが、先ほどの内側前頭前野の時と違うところは、『明確に』意思決定を行うという点です。
明確に意思決定をするとはどういうことでしょうか?
ここでは、①内側前頭前野から入ってきた情報が自分に対して、その情報は価値のあるのかを見定め、決めていきます。
①内側前頭前野から湧いてきた行動の計画に『より動機づけをして』意思決定を行います。
例:目の前にあるウイスキーは、『自分の好きな銘柄なのか』や『今飲むべきなのか』など価値を判断していくところになります。
③外側前頭前野について
最後の③外側前頭前野について解説していきます!
ここの③外側前頭前野はワーキングメモリ(短期記憶)として、①内側前頭前野から②眼窩前頭前野に入ってきた情報(欲求や意思決定)を保持しておくところになります。
ここで保持されることによって、運動が実行されていきます!
少しわかりにくいので、絵を使って解説していきますね。
①内側前頭前野と②眼窩前頭前野によって、自分にとって必要だと意思決定された情報等は③外側前頭前野によりワーキングメモリとして一度脳内に記憶保持されます。
上の画像で言うと、
①内側前頭前野:お腹がすいた
②眼窩前頭前野:ご飯を食べよう
③外側前頭前野:『お腹がすいた』『ご飯を食べよう』という情報を脳内で保持しておく
というふうに考えることができます。
そして最終的に、一次運動野(M1)にこれらの情報が送られていき、運動が実行(ご飯を食べる)されていくという流れになります。
しかし、①内側前頭前野と②眼窩前頭前野で選別されてきた意志決定の情報が、③外側前頭前野で記憶保持されていないと、以下のような状態になってしまいます。
簡単に言うと、✉️情報がない状態のため、これらの情報をもとに働くM1まで情報伝達ができず、運動が起きない、起こせない状態にあると言うことです。
①〜③まで、どこが欠けてもダメということですね。
いかがだったでしょうか?
以上、前頭前野についてまとめてみました。
次に、前頭葉のまとめとして本日の前頭前野から一時運動野に情報がいき運動実行が起きるまでの流れを解説していきます。
本日もここまでご覧いただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう!
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