英語学習をもっと手軽にするAIによる英文添削アプリを作りました
こんにちは。furufuru (@rilmayer_jp) です。
「らいとめいと」というAIによる英文添削学習ノートアプリを作りました。
実際の挙動はリンク先で試していただければと思いますが、簡単に機能や利用方法を紹介します。
利用方法
添削したい英文を入力して、添削ボタンを押すだけです。
しばらく待つと添削結果が返ってきます。
添削結果は、添削した全体の英文、全体へのコメント、そして詳細です。上記の例では、文法ミスに気をつけてねという全体のコメントに続き、prefectureのスペルミスや、2日間の旅行は"a two-day trip"と表記することなど添削時のポイントを教えてくれています。
さらに、アカウント登録してもらうと、マイページから指摘された内容を一括で見返すことができます。
「文脈上、dinnarの前に"the"が必要なこと、2回目の主語が省略可能なので消した方が良いこと」などの学習事項が一つのカードにまとまっています。個々のカードについては「確認済みにする」を押すとこの一覧から消せて確実に添削の学習を進めていくことができます。
見返して確認することで効果的に学習を進めることができます。
なぜ、このアプリを作ったか
アプリの説明が長くなってしまいましたが、この記事では、なぜこのアプリを作ろうと思ったかについて書きたかったのでした。
英語のライティングを磨きたい
現在、私は社内で英語を使っており、ドキュメントなんかも英語で書くことが多いのですが、ある程度意味が通る英文を書けるようになるまで結構苦労しました。
その中で、英作文の実力が明確に上がったと感じたトレーニングが、自分で書いた英文をプロに添削してもらいその結果を復習するというものでした。
ただ、そのトレーニングですが、課題と感じることがいくつもありました。
英文添削による学習はコストが高い
英文添削による学習は非常に効果的なのですが、コストが高いと感じました。ただでさえ、英語に不慣れな人間が英文を書くなんて大変なのに、そこで心理的ハードルがあったら厳しすぎる!
いくつかの英文添削サービスを使っていたのですが、そのどれも以下のような課題を感じました。
添削結果の受取が半日後、長いと1日ほどかかり遅い
1単語あたりの課金体系でお金がかかるので、たくさん英文を書くほどお金がかかる(月額で、ある上限単語数までOKというサービスはあり)
添削で指摘された内容をまとめるのがめんどうで、学習事項と添削内容の紐づけが難しい
そんなこんなで、つらみを感じていたところ、ChatGPTと遭遇しまして「これだ・・・!」という感じで作ったのが、この「らいとめいと」です。
一瞬で、しかも低価格で英文の添削してくれる技術なんて素晴らしすぎます。
誰でも低価格・スピーディーな英文添削から最高の英語学習を
ということで、以下のような世界を目指してサービスを作っています。
英作文力を上げたい誰もがお手軽に学習できる環境を作ること
1人での学びに限界を感じている人が、従来的なコストをかけなくても次のレベルを目指せること
ただ単に、英文のクオリティを上げたいとかはChat GPTに「以下の英文の品質が上がるように修正してください。」とかお願いすれば良いと思います。ですので、このサービスは「英語による作文力を上げたい学習者」がメインのターゲットです。
今後のロードマップとか
実は色々やりたいことあります。
(来週から本業始まるので、開発スピードはたぶん落ちると思いますが、、、)
プレミアムプランの開発
現状GPT4のpreview使っていて、お金とってサービス提供するのはちょっとおっかないです。GPT4が安定版になったら、リクエスト制限や文字数制限など緩和した有料版作ろうと思います。アプリ上でメモを残せたり、オンライの英語辞書紐付けたりできると良いかも。
N日間チャレンジ機能
結局、語学は続けないとあんまり意味がなかったりするので、継続を支援するような機能を作りたいです。ほんとは最初から入れたかったのですが、あんまり時間がなかったので機能を落としてしまいました。
使い方のページでおすすめの使い方を紹介しています。
添削内容自体の正しさの検証
開発過程で、過去の自分の添削結果とAIによる添削結果を見比べてある程度は保証されるようには作りましたが、英語の専門性高い人と一緒にこの辺も磨き込めるとより安心して使えるアプリになりそうです。
サイトのデザイン良い感じにする
なんとかしたい。。
添削者の人格や専門知識をカスタマイズ
結構楽しそうなのでやりたいです。
優しいとか、厳しいとかの人格的な部分から、化学の博士号レベルの専門知識あるとか、広告業界での経験があるとかそういうのも指定できると添削を依頼する人がやりやすくなると思ってます。
反応あれば、それをベースに色々改善したい
今回のリリースで反応があれば、それをベースに改善もやってみたいですね。
技術スタックとかプロンプトエンジニアリングとかは、やる気が出たらまた別の記事で書こうと思います。