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RALPH LAURENパンツ比較

最近は、「あいみょん」にハマっています。


こんばんは。栗山です。




本日は、お好きな方も多いRALPH LAURENのパンツについて、すこし深堀してみました。



パンツに限らず、90年代頃のRALPH LAURENのアイテムには「モデル名」が付いているものがあります。

ブランドネームのすぐ下に付いている事が多いので、見たことのある方も多くいらっしゃるはず。



ただ、その細かいシルエットの違いや、ディテールの違いは意外と見落としがちじゃないかと思います。



パンツに関しては、なんとなく「太い」とか、「タックが入っている」とかのぼんやりとした認識で、感覚的に見ていることも多いですよね。

(そんな僕も、いざ自分の買い物になると”大体”で見ていることが多いです、、、)




なので、
今回は、実際に寸法を比べて、ディテールの違いについて
改めて、詳しく比較をしてみました。



皆様の新たな発見や、古着屋さんでの物選びの参考になっていただけたら幸いです。





では、さっそく行ってみます↓↓↓







まず、お伝えしておく事として



・見たことないモデルや、採寸前に売れてしまったモデルに関しては、
今回の比較から外していますので、そのあたりはお許しください。

・レングスや生地は、物によって違いがあるので今回の比較の検証外。

・タグの位置の違いや、それに伴う年代判別も検証外。

・具体的な寸法の記載は、ややこしくなるので省きます。




あくまで、それぞれのモデルの「違い」をメインテーマとして比較していますのでよろしくお願いします。





僕なりにまとめてみた結果がこちらです。







縦軸が、ディテールの項目。
横軸が、モデルごとの比較になっています。


各ディテールの解説と言うか、感想と言いますか、、
ディテールごとの”一般論”としては、

「シルエット」 
好み

「タック」   
・ノータックはスッキリとして癖が無い
・ツータックはややエレガント
(アウトタックに比べて、インタックの方が収まりが良い)

「スソ」
・シングルはスッキリしていて癖が無い
・ダブルはエレガントな印象

「フロントポケット」
・斜め型は手が入れやすく使いやすいが、ややカジュアル
・縦型は手は入れにくいが、目立ちにくくドレス寄り

「バックポケット」
好み

「ベルトループ」
・5本はカジュアルで、ベルトをしたときは普通のホールド感(ジーンズなども5本)
・7本はドレス寄り、ベルトをしたときに、しっかりとホールドされる

「天狗」
天狗ボタンがあると、ウエストのホールド感が高く、ドレス寄り


「ウォッチポケット」
好み



と言う感じです。





比較に戻りますと、、




こうして見ると違いが良く分かりますね。


パッと見では同じように見えるパンツも、細かく見ていくと、微妙に違うところがたくさんあります。


「古着」というジャンルの特性上、
寸法は、すべて同じサイズで比較できたわけではないのですが、
認識としては、上記の表通りで間違いないかと思います。



一番気になる「シルエット」を太い順に並べると、下記のようになるかと。


ANDREW

HAMMOND / PHILIP 

PROSPECT

SUFFIELD

PRESTON



まとめると、

ツータックで太めならば、「ANDREW」と「HAMMOND」の2択。
「HAMMOND」は、よりテーパードが強く、カジュアルな印象。


ノータックで太めならば、「PHILIP」と 「PROSPECT」が良いかと。
「PROSPECT」の方が、ややスッキリ目(それでもしっかり太い)なので、そのあたりは、ディテール含めた好みで選んでいただければと思います。


いわゆる、”普通のトラウザーズ” ならば、「SUFFIELD」と「PRESTON」がおすすめ。
「SUFFIELD」の方がワタリがあるので、スポーツマン体系の方や、
スッキリしすぎているのが苦手な方に良いかと思います。
この2つのモデルは、ネイビーブレザーに合わせた、王道のアイビースタイルにもピッタリです。



ドレス→カジュアルの順番でもまとめてみようと思ったのですが、
ディテールはドレスでも、シルエットがカジュアルだったり、
一概には言えない部分が多くあるので、今回は止めておきました。




ちなみに、よく見かける順に並べると。


ANDREW /  PROSPECT

HAMMOND

PHILIP

SUFFIELD / PRESTON


上記のようになります。
これは本当に感覚値なので、参考程度にしかならないですが、、

ただ、よく見かける=「当時それだけ販売されていた」という事は間違いないと思っています。


RALPH LAURENの所謂”ポロチノ” は90年代頃のものが多いですが、
当時はビッグシルエットブームだったようなので、そう考えるとこのような順番になるのも頷けますね。


さすがRALPH LAURENだけあって、それぞれのモデルのシルエットはどれも良く、本当におすすめできるのですが、
日々お客様と接していて、”しっくりくる” モデルと言うのは、よく見かける順とリンクする場面が多々あります。


当時人気だったモデルは、
今見てもやっぱり良くて、似合う人も多い、
という事を僕自身、身をもって実感しています。


「名作」にはそれなりの理由があるんですね。






さて、色々と書いてみましたが、


実際、選ぶときに大切なのは、「シルエット」、「生地感」、「色」の3つだと思いますので、比較表に惑わされず、この3つを大切にしながら選んでいただければと思っています。


そして、何より大切なのが、”実際に穿いてみる事”


古着なので、コンディションやレングス、縮み具合によっても印象が変わります。

その人の体形やキャラクターによって、似合うものは違いますし、
髪型を変えただけでも、似合うものが変わってきたりします。


なので、今回の比較は、なんとなく頭に入れていただいて、
その上で、試着して確かめるのをおすすめします。



今回は、実際に採寸できたモデルのみの比較でしたが、
採寸できなかった「ETHAN」というよく見かけるモデルや、まだ見ぬモデルもあるはずなので、随時更新していければと思っています。



気が向いたらにはなりますが、
RALPH LAURENのシャツ比較も密かに計画中なので、そちらもお楽しみに。






今回は以上。最後までありがとうございました。






栗山




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