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ゼミ紹介~玉川大学リベラルアーツ学部太田ゼミ~

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 私たちのゼミは、国際問題と私たちにとって身近な日常生活とのつながりを分析し、課題解決まで考えるゼミです。これまでの授業では、オーバーツーリズム問題や捕鯨問題、フェアトレードなど多岐にわたるテーマをディスカッションしてきました。

 それと同時に、ゼミ合宿として岩手県陸前高田市でのボランティアや交流を通して学びを深めることも行ってきました。
〈日本国内の問題を考え解決していく過程は、国際問題を考えるうえでつながるモノがある〉という太田先生の考えのもと、2011年3月11日の東日本大震災から岩手県陸前高田市でのゼミ合宿を行っています。

 また、玉川大学太田ゼミは2011年度からは文学部から活動が始まり、2019年からはリベラルアーツ学部が活動を引き継ぎました。

                             (4年 伊藤)


「太田ゼミと陸前高田のつながり」

 私たち太田ゼミと陸前高田のつながりは2011年の12月から続いています。

 震災が起こった当時、「世界のことも大事だが、今は国内でできることをしよう、私たちにできることはなにか」というゼミ生の想いからに参加しました。被災地の聞き書きとは、学生が被災した方と向き合い「話し手さんの歩み、かけがえないもの」を「話し手が話した言葉を文章として記録に残す」というものです。


 このような活動を通して交流を深めていくことに復興支援の意味がある、とのことから現在まで陸前高田での活動を続けてきました。東日本大震災から9年半が経過しますが、私たちにもなにかできることはないかと考え、去年11月の学園祭ではゼミ活動の展示・陸前高田の特産物の物産店、12月に町田市主催の「まちカフェ!」というイベントに初めて参加し、今年1月には学内での特産品の販売や学食と協力して陸前高田の食材を使った「陸前高田の味力」メニューを考え販売し、メニューを考え、より多くの人達に陸前高田の魅力を知ってもらう活動(味力プロジェクト)を続けてきました。

↓これは「陸前高田の味力」看板の横断幕です。

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 今年も本来であればゼミ生全員で陸前高田を訪れる予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響で訪れることができませんでした。

 このような状況の中でもなにかできることはないかを考え、私たちはオンラインゼミ合宿を行いました。オンラインで繋がれる時代を利用し、陸前高田の人達にオンライン上でお話を聴かせていただきました。オンラインゼミ合宿を通して陸前高田とのつながりを継続することができてよかったと思っています。そして、来年の3月には町田・相模原地域の大学生が集まり、自分たちの活動をPRする「学生活動報告会ガクマチEXPO」に参加する予定です。今後も引き続き、陸前高田のことをさらに発信する活動を行っていこうと考えています。


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※写真:ゼミ生撮影   

                             (4年 斉藤)