まちカフェ!報告~らら・ぱれっと班~
私たち太田ゼミのらら・ぱれっと班は、12月1日、町田市の市民協働フェスティバル「またカフェ!」にて、「思わず食べてみたくなる陸前高田の特産品のご紹介」と題して、同じく太田ゼミめぐ海班と共同でイベントを実施しました。
はじめに
初めて、この記事を読んで頂いた方はらら班とは一体なんなのか?
と思ったはずなのでらら(らら・ぱれっと)の説明を簡潔に説明します。
らら・ぱれっとは陸前高田特産の米崎りんごを使用した商品を扱う会社であり、りんごを加工して作った米崎りんごジュース、米崎りんごサイダー、米崎りんごジャムなどを販売しています。
代表の岡本啓子さんにはこれまで民泊や昨年のオンラインゼミ合宿など大変お世話になっています。今回のゼミ合宿で私たちはらら・ぱれっとさんとラベルデザインの作成させて頂けることになったのでらら班となっています。太田ゼミでは他にもおやきを取り扱っためぐみ班、若者の防災意識を高める目的の防災班の活動があります。
企画が生まれた背景
太田ゼミでは例年、陸前高田へ訪れるゼミ合宿があり高田の方々には大変お世話になっているのですが、コロナウイルスの影響で訪問が難しくなりオンラインでの交流活動になることが夏に決まりました。オンラインという制限がついた活動の中でゼミ合宿にどんな意味を持たせられるのか、活動の軸を模索していく中で「協力関係」というキーワードを活動の指針にすることがゼミ生の話し合いからきまりました。そこで長年、太田ゼミがお世話になっているらら・ぱれっとさんにゼミ活動を通して何か貢献したいと思いました。そこから生まれたのがラベルデザインの作成です。
ラベル作成の意図
「米崎りんごを広めたい」この点を意識した企画としてラベルデザインのコラボをすることにしました。ラベルデザインをすることで新たな客層からの人気を集め、売り上げを伸ばすことができるのではないかと考えました。
らら・ぱれっとの商品は女性がメインターゲットになっています。
そのため、太田ゼミとのコラボ商品では、新たな層からの人気を獲得するために子供をターゲットに設定しました。DTSの永澤さんにアドバイスをいただきながら、子供からの人気が出るような、かわいらしいデザインに仕上げることを目標としました。また、デザインの自由度が高いため、私たち学生と陸前高田のコラボ感が出やすいのではないかと考えました。
企画の詳細と米崎りんごの魅力はこちら!
そして、
米崎りんごを広めたい。この思いを表現できる場としてまちカフェ!の舞台での発表をこの活動の集大成の一つとして取り組んできました。
学んだこと
商品の魅力を人に伝える難しさを実感しました。
私達は夏から米崎りんごについて向き合う期間があった為、情報に多少まとまりがなくても魅力的な商品であることが理解できると思います。
しかし、初めて米崎りんごに触れる人は米崎りんごがどう魅力的なのか?、どんなバックグラウンドがあって作られたのか?など分からないことだらけなので、まとまりのないプレゼンでは「商品を買いたい」という思いにならないと学びました。
リハーサルの中で発覚した情報の不十分感を改善するため、
本番ではプロジェクトの背景、農家の人の思い、米崎りんごの歴史、岡本啓子さんの生の声、担当者一同のまとまり向上を狙ったzoom背景の統一など様々な工夫を凝らし参加して下さった方々へ伝わるプレゼンができたと思います。
この経験から自分達だけでは見えてこなかった多角的な意見を第三者から頂くことの重要性を知りました。
テーマとのつながり
ゼミ全体のテーマとして
ALL-Win「自分と他者がWinであると同時に、その二者を取り巻く環境や人間関係にもWinを与える。」がありました。
まず、第一に今回のプロジェクトで私達ゼミ生は多くの協力を沢山の方々にしていただきました。デザインのイロハが分からずに悩んでいた所に助言をしていただいたDTSの永澤さん、デザインを描き下ろして頂いたイラストレーターのgakoさん、プロジェクトを通してアドバイスをして頂いたらら・ぱれっとの岡本啓子さん、らら班が停滞した時に追い風を吹いて下さったのはいつも協力して頂いた方々でした。私達が沢山の①Winを頂いたのに対して、米崎りんごの魅力を伝え、商品を完成させ、他者に広めていくことで相手に対しての②Winとなるように取り組みました。まちカフェ!での参加後アンケートでは米崎りんごを食べてみたいと答えてくれた方が100%を記録していました。また、参加者のほぼ全員が米崎りんごを広めてみたいと回答して下さりました。よって、参加者にとって興味ある商品を知れる機会になったことはWinと言えると思います。さらに、広めていきたいと思ってくれた方が多いことで米崎りんごが当日の参加者以外の方にも広まっていくきっかけなれたので第三者によってとっても③Winになる可能性を生めたと思います。
最後に
協力して頂いた皆様、本当にありがとうございました。
オンラインという厳しい環境の中で企画成功が厳しいと見込まれる状況になったこともありますが、最後の最後でALL-Winに近づたことを嬉しく思います。今回得た学びを今後のゼミ活動、生活に活かしていきたいと思います。
らら班
4年 泉谷、尾方、髙橋
3年 小林、澤根、高橋