陸前高田の郷土料理講習
オンラインで郷土料理講座をやってみました。
今回はらら・ぱれっとの岡本啓子さんの協力を得て「なべ焼き」という陸前高田の郷土料理を作りました。
なべ焼きと聞いたらみなさんは何を思い浮かべますか?私は鍋焼きうどんを思い浮かべました。
一体なべ焼きはどういった料理かというと主食ではなく「スイーツ」なんです
なべ焼きというのは岩手県の郷土料理です。仕事の合間に食べられるお菓子として昔から愛されています。
簡単に言いますとホットケーキのようなものです。
昔はこれを鍋で作っていたことから「なべ焼き」と名付けられました。
では材料の方を紹介していきたいと思います。
材料
・ホットケーキミックス150g
・卵1個
・牛乳100ml
・サラダ油大さじ2 orヨーグルト50ml
・りんご1個
・シナモン
・粉砂糖
以上が材料になります。
意外に簡単!!
普通のなべ焼きでは黒糖と小麦粉を使うが、今回は岡本さんの専門である米崎リンゴ(ジョナゴールド)を使用したなべ焼きを作っていきたいと思います。
作り方
[1]まず、リンゴを洗い、皮を剥かずに芯をよけながら、縦に4等分にして切る。次にリンゴを横に3等分して切っていき、大きめの一口大にする。
*リンゴの芯をよけながら、切ることで、芯をとる必要がなくなる。
[2]卵と牛乳を入れ、かき混ぜ、その後ホットケーキミックス粉を入れてかき混ぜる。
*だまができないように、滑らかになるまで混ぜる。
[3]サラダ油かヨーグルトどちらかを入れて、かき混ぜる。
*サラダ油かヨーグルトを入れることで、生地がしっとりして美味しくる。
[4]リンゴを入れ、リンゴ全体に液がつくように混ぜる。
*ここで、液がまだ固いようだったら、水か牛乳を足す。
[5]フライパンを用意し、火をつけて、フライパンにサラダ油をひき、全体に伸ばす。
*火は中火より、気持ち弱めくらいの強さにする。火が強すぎると、焦げてしまい、弱すぎると火が生地の中までに通らないので注意が必要。
[6]生地をフライパンに入れ、蓋(アルミホイルでも可)をし、約15分焼く。
*リンゴは全体に散らばるように置く。そうすることで、火が均等に通りやすい。
[7]生地の表面が少し乾き、ぷつぷつと穴が空いたら、ひっくり返す。
*ひっくり返す時は、フライ返しで生地を一周するように差し、ひっくり返す。または、一度お皿に移し、皿をひっくり返して、フライパンに入れる方法も便利です。
これをひっくり返すと
[8]蓋をし、もう一度焼き、箸を生地に刺して、液がつかなかったら、完成。
では実食してみましょう
ホットケーキミックスを使っているので甘いのかなと思いましたが酸味が強いリンゴが爽やかさを引き立てて飽きない味になっています。
今回はリンゴを使い、なべ焼きを作りましたが、基本どのフルーツを入れても美味しいと思います。また、ホットケーキミックス粉が甘いので、酸味のあるフルーツがおすすめです。シナモンをかけたり、蜂蜜をかけたり、クリームチーズにつけたり、バターを乗せたりするアレンジなどもおすすめです。
皆さんも米崎りんごを取り寄せてなべ焼き作ってみてはどうですか?
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4年 杉山