![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88115995/rectangle_large_type_2_3cd9f56775bb978400a48f4eaa98d81e.jpg?width=1200)
息子(4)の手術の話⑤
検査の結果を担当医師から伝えられた。
結論はこうだ。
「急ぐ必要はないけど、遅かれ早かれ手術は必要。そして、その手術までの間に腸が捻れる可能性ももちろんある。『お腹を痛がる→吐く』こうなったらすぐにうちの病院に来てください。受付の方が『今日は小児外科の先生がお休みなので〜』とか言ってもツッパねて、すぐ来てください。必ずうちが診ます。場合によってはそのまま手術になることも忘れないでください」
とのことだ。
病院の方針として「開腹手術をする」と言われたが、こちらが「腹腔鏡の話も聞きたい」と言うと、
「腹腔鏡の先生のお話を聞くことももちろん大丈夫です。うちのボスはツテがあるんで、腹腔鏡手術を何度もやってる先生に紹介状を書けます」
と言ってくれた。
優しくて、正直涙が出そうだった。
「手術をするならこの先生にお願いしたい」
そう思った。
帰り道、妻からどう思ったか聞かれたので、上記の思いを話した。
すると妻は、
「私もそう思った。先生が優しいし、こっちの話をちゃんと聞いてくれる気がした」
と言っていた。
普段、僕らは意見が割れることが多い。
根っからの楽観主義でテキトーな僕と、
最悪の事態を想定して完璧主義な妻だ。
そりゃ意見なんか合わないことの方が多いだろう。
だからこういった大事なときに話が合うととても安心する。男の僕ですらこう思うのだから、共感を大切にする女性の妻はことさらホッとしただろう。
…ただ、課題も多い。
•いつ手術をするのか
•手術のやり方はどうするのか
•手術のために話を別の先生に聞くのか
•手術を待つ間、旅行には行けないのか
挙げていけばキリがなくなる。
3ヶ月後にまた予約を取らせてもらい、
「予約の診療までに答えを出す」
ということで検査結果の説明は終わった。
ここまで読んでくださった方々、
たまたまこの記事にたどり着いた方々。
こんな暗い内容でも読んでくださってありがとうございます。
次の記事で最後にします。
特に腸回転異常症や蛋白漏出性胃腸症で悩んでいる親御さんに読んでいただいて、「こういう子もいるんだな」といった参考になれば幸いだ。
なにせこれらの病気についての情報が少なすぎる。
これからもちょくちょくと腸回転異常症についての記事を更新して、のちに悩んでしまう方々への安心の材料になったら嬉しい。
まずは息子の無事を祈る。
2022/06/23