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カードゲーム苦手勢がマスターデュエルで遊戯王に手を出した話

私リクルスはカードゲームが苦手である。

テキストを読めば効果がバーっと並んでおり目が滑る。
つらい。 覚えられるきがせーへん。

このカードは〇〇の時に・場合に効果を発動できる。
〇〇の部分が長かったり複雑だったりであたまはじける。

「『召喚できる・破壊できる・除外できる』辺りが多いので
分類分けして理解するようになりました」

デッキを組もうとすれば前述の効果同士がうまく作用するシナジーを意識してカードを入れる必要がある。
わからん。 さっぱりわからん!!

このあくまで入れるというのがミソで、実際にカードが引けるかどうかは時の運である、というのも個人的に苦手なところである。

「まあ、組んだ順番で引けたら間違いなくやべぇゲームと化すのですが…」

そのうえで相手のデッキを判別し、今ある手札でどうやって対抗するべきなのかを考えなくてはいけない。
あたまはじけそう。 なんだこれ。

デッキ構築が雑なので、手札事故頻発→サレンダーもままよくある…

「もちろん相手も手札事故が起きてるらしく、突然のサレンダーを受けることも…」

これはそんな人間が遊戯王マスターデュエルに手を出した日記である。

なんもわからん期

はじまり

きっかけはフレンドからのお誘いでした。

「遊戯王MDの相互フォローキャンペーンで欲しいものがありまして…」

時は2024/02/24。 初めて遊戯王を遊び始めた時である。

ちなみに開始はSteam版から。 後ほどスマホ版も入れて遊び始めた。

いってみよう

とりあえずチュートリアルを進め、お誘い頂いたフレンドさんと相互フォローに。さてここでぶち当たる問題が一つ。

相互になったプレイヤー(つまり私)がブロンズのティア4までランクを上げないとフレンドの欲しいものが手に入らないのである。

つまり、ランクマッチに挑み、何度か勝たないとダメなのである。

ちょうど相互フォローキャンペーンでもらった相剣デッキを使って雑に挑む。

紆余曲折あったものの、ルーキー・ブロンズ5帯ともなるといわゆる環境デッキを使われることは少なく、「なんとかカードを出していれば勝てる」「デュエル開始直後にサレンダーされる」などで意外とブロンズ4まではスイスイ行けた。

_人人人人人人人人人人_
> 唐突なサレンダー <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

「用事が出来たのだろう、おそらく」

なお、相剣デッキの内容(回し方)は1ミリも理解していなかった模様。

とりあえずテーマデッキ?をつくる

出会い

しかし、流石に特典で貰えるデッキだけでは限界がある…ということで自分好みのテーマを探し始める。

個人的な拘りとして「緑系がいい」「植物とかだとうれしい」と探していった結果見つかったのが…こちら。

そう、ナチュルである。
ここからはひたすらにナチュル(地属性)にガンガン沼って行く事になる。

始まる苦難の道

遊戯王マスターデュエルは紙媒体(OCG版と呼ばれる)と比べるとデッキ構築に関してはかなり優しいという評判を聞く。
その理由として大きいのが『生成』というシステム。

要らないカードを分解することが出来、分解することで得られるポイントを消費して好きなカードを作ることができる。 レートは基本的には3枚分解=1枚生成だ。

ただし、この分解・生成に一つ気をつけないといけないところがある。
それは分解して手に入るポイントは「分解したレア度のポイント」に限るということ。

そう、マスターデュエル内において「UR(ウルトラレア・最高レア)」のカードを生成したいのであれば、要らないURを3枚分解しないといけないのである。

もちろん、レア度がURのカードは基本的に効果が強力であり、大概のデッキで必須レベルであることが多い。
つまるところ、デッキ構築のうえでなくてはならない存在なのである。

難しそうに書いているが、紙媒体はそれこそ重要カードを単品で買おうと思うと凄まじい金額になるケースもあり得るため、無料でもやりこみ次第でちゃんと揃えることができるマスターデュエル環境は優しいといえば優しい。

「このレア度ポイント、課金で直接買えたらなあ…」

なので要らないURとは…興味のないテーマのURとなる(あるいはパックを購入して手に入ったうちの余分なURなど)。

ナチュルのつよみ

相手の行動に反応して発動・効果を無効にして破壊など、受動的に対応してくれるカード効果が多く、個人的にはとても便利だった。

当時、「予め魔法カードを伏せておいて…」などの戦略的な動きができなかった自分には「とりあえずモンスターを置いたらゲーム側で反応して処理をするかどうか聞いてくれる」というのがとてつもなくありがたかった。

サンキュー、サンフラワー。モルクリケット。カメリア。

また、「ナチュル」の括りで出ているカードがものすごく多いため
同じ「ナチュル」デッキであっても何を軸にして戦うかどうかが異なる(デッキ内容が変わってくる)ところも面白い!

ナチュルテーマ自身で完結する効果が多いため、別テーマに出張※させるということもしやすい。

Q.出張とは?
A.遊戯王において「有益な効果を持つテーマ(ないしモンスターなど)を別のテーマにて使用できるようにデッキを作ったりする」ことを指す。
少ない枚数(手順)で効果が発揮できると尚良し。

「『効果が便利なのでお借りします』くらいの感覚で1枚だけ出張することもある」

ナチュルのよわみ

能動的な対応はできないというデメリットを抱える。

「相手が〇〇を発動した際~」「相手が召喚した際~」というタイプの効果は多いのだが、裏を返せば既に発動しているモノの除去が出来ないということでもある。

面倒くさい永続罠やフィールド魔法も一度発動されてしまうとあとは「効果を発揮」するだけなので、何かしらの方法で破壊しない限り相手にとって有利な状況に陥ってしまうのだ…そこが辛かったヾ(:3ノシヾ)ノシ

そこをEXモンスターの効果などでケアしてあげないと結構厳し目ではある。
受動的にやる分には幅広く対応できるので、先行向きではあると思う。

また、EX抜きでは基本的な攻撃力は2200が限界(墓地のナチュルの数だけ火力が上がる子はいるが…)のため、妨害でそもそも呼ばせない・呼ばれても効果を無効にして破壊が出来ない場合、少し硬いサンドバッグくらいの状態になってしまう点も注意。

たどり着けてしまった。

とりあえずやりたかったこと、完

2024/3/13、とうとう辿り着いてしまった。

せっかくやり始めて案外楽しいし、負けても降格はないので気軽にやろうか~とナチュルデッキを握って挑み続けた結果、プラチナ到達である。

プラチナまではランク降格は無く、プラチナから連敗によって降格が発生するようになる。
なので、理論上は勝つまでやり続けていればいつかはなれます。

「前述の通信切断・手札事故による即サレンダーとか、色々な要因で勝ちが拾えることもある…」

今は何してるの?

同じ地属性繋がりでナチュルデッキのサポート要員として入れた春化精※をそのまま使い回せる地属性テーマを漁って作っていたりします。

春化精は手札の消費は多いものの(地属性モンスター限定とはいえ)墓地からの蘇生ができるため、うまく手札に残しておけば盤面の再展開などに効果抜群。

「効果で破壊された強力なモンスターを蘇生させてまた置き直せるのはありがたい」

現状では「スクラップ」デッキ…の他に(使い方がかなり変則的になりますが)「六花精」デッキも作ったりしています。

「スクラップ」はテーマ内のカードに「自分フィールドのモンスターを破壊する」効果が付いている子が多く、「スクラップの効果で破壊されると~」の条件を満たして手札を補充したりして戦うテーマ。
破壊=墓地に送られるのでそこに春化精を入れることで「フィールドに欲しい子を一旦墓地に送る→春化精で蘇生」という流れが作りやすいのである。

「頭数を増やしてボコボコするのが楽しい。
ただしテーマ内では『相手の行動に対して妨害する』手段に乏しい点に注意」

「六花精」は植物族しかコストとして使えない、などのデメリットがあったりする代わりに強力なモンスターをそれなりのコストで呼び出したりして相手の盤面を乱して戦うテーマ。
六花精自身は「水属性」なので春化精の蘇生対象外(蘇生できるのは地属性だけ)だが、別で入れたカードに地属性を何枚か入れているためそちらの蘇生などに使っている。

「相手の強力なモンスターをカード効果のコストとして容赦なくリリース出来たりするため、
足並みを乱す力に長けている…」

遊んだ感想とか

たのしい?つまらない?

めっっっっっっちゃ楽しいです。

ランクマでとにかく勝つ!勝ちまくってマスター(一番上のランク)まで上げたい! という気持ちで挑むと流石に心が折れますが、「このテーマかわよ…デッキ作ってみたいな…」の感覚で挑む分にはとてもよい。

無論、「このデッキで勝ちたい」となると難易度は上がります_(┐「ε:)_

環境デッキがなぜ流行ってるかって?強いからだよ……ヾ(:3ノシヾ)ノシ

心に留めておくといいこと

そもそも私がカードゲーム系苦手だった理由が

カードに書いてある効果や意味が読み取れる気がしない

というのが2番目くらいに大きく、
1番に大きかったのは

相手のデッキを判断して戦術を考えるのが無理

という点でした。この2つの点が組み合わさって「難しそう」「やる気起きない」になっていました。

ただ、誘ってくれた友達が言っていたのですが

「相手のデッキの詳細を覚える余裕はないっっ!!!」

とハッキリ言ってくれたおかげで「ああ、分からないんだから無理に詰め込む必要はないんだ」と安心して遊ぶことが出来ました。

実際今でも、スネークアイだのクシャトリラだの、ラビュリンスが出てきた時にどのタイミングで何をすればいいのか一向に分かりません。
長くても3ターン目くらいには負けの気配が濃厚になるので反省点…どころの話ではない_(┐「ε:)_