野良猫観察―子猫の性格編 【よもやま話・1385字】
猫と生活をともにしたことのない私にとって、野良猫さん一家をそばで見守ることができる日々というのは、子猫の足取りがおぼつかなくて心配になって心が落ち着かないような場面もあったりしますが、いろいろな発見もあったりして、ほんとに貴重な機会に恵まれたもんだなーと感ずるものとなっております。
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上記のnoteは、子猫たちが発見されてからの私の右往左往の記録です。
子猫は全部で5匹おります。遠目に観察しているだけなのですが、どうやら子猫たちには各々個性がありそうに見えます。今週は、その子猫さんたちの特徴をまとめてみました。(「性格」と「心の傷」は、子猫の行動観察を基にした筆者の私見によるものです。)
野良猫さん一家の子猫たち
・クロ(仮名)
毛色:黒一色。
性格:警戒心が強い。人間がそばにいることに気付くと、すぐに逃げる。人間の気配がある所には出てこない。あまり見かけない。
心の傷:未確認。
・チャシロ(仮名)
毛色:腹面は白、背面は薄い茶色。
性格:警戒心が強い。人間がそばにいることに気付くと、さっと逃げる。
心の傷:引っ越しの際に、母猫に半日ほど置いてけぼりにされたことがある。
・チャトラ(仮名)
毛色:茶色のトラ柄。他の猫に比べて毛が長い。
性格:人間がそばにいることに気付くと、とことこ逃げる。
心の傷:拙宅近くの小さな小川に落ちたことがある。
・ハナシロ(仮名)
毛色:腹面は白、背面はトラ柄の入った茶色。鼻筋が白い。
性格:きょうだいの中で一番最後に目が開いた子。人間がそばにいることに気付いてもすぐには逃げない。のんびりしている。
心の傷:引っ越しの際に、母猫に約1日ほど置いてけぼりにされたことがある。
・シロクロ(仮名)
毛色:白と黒のはちわれ。
性格:人間がそばにいることに気付いても逃げない。行動範囲が広い。拙宅にある空の鉢をひっくり返して遊んでいる。やんちゃ。
心の傷:引っ越しの際に、母猫に約2日弱ほど置いてけぼりにされたことがある。
十匹十色
同じ母猫から同時に生まれて、同じ環境下にいて、同じものを食べて、ほとんど一緒にいるのに性格が各々異なるというのは、おもしろいなあと思っています。何がその性格を分けるのでしょうかね。不思議です。
5匹のきょうだいで、派閥というとあれですが、仲良しグループがあるようです。チャトラとハナシロとシロクロは、よく一緒にいるのを見かけます。この仲良し3匹グループに、たまにチャシロが加わっていることもあります。ですが、クロはほとんど見かけません。きょうだいの中で何かあったのでしょうか。馬が合うとか合わないとか、猫のきょうだいの中にもあるのでしょうかね。不思議です。
猫じゃらし
猫さんたちを観察していて、ひとつ疑問が生まれました。それは、エノコログサ(狗尾草)、つまりは猫じゃらしなるものに本当に猫はじゃれつくのかという疑問です。そこで、「猫は本当に猫じゃらしにじゃれるのか」という問いを立てまして、今現在、その調査をしています。次回、その調査についてご報告したいと思います。